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「側近に退団の意向を漏らした」…スペイン発のアレな記事にアルテタ監督が半笑いで抗議!

Arteta avisa: adiós al Arsenal a final de temporada」。やってくれましたね、スポルト。ユルゲン・クロップが今季限りで退団すると表明し、ビジャレアルに惨敗したシャビが続いた後、ミケル・アルテタも夏にアーセナルを離れようとしているとぶち上げました。トマス・アンドレウ記者は、「彼が検討し始めたのはクロップの公式発表の数日前」と味付けしています。

「アルテタは2025年まで契約を結んでいるが、年月の経過と、最近数シーズンで経験した緊張感が大きな打撃を与えているようだ。ロンドンのクラブのオーナーと良好な関係を築いているアルテタなら、シーズン終了後に合意の上で退団することも可能だろう。既に側近たちに伝えているようだが、終盤戦の展開を見守るため、現時点では最大限の慎重さが求められている」

この記事は、最後に馬脚を露わしています。「2024-25シーズンのシャビの後任候補について、過去数時間に実施されたすべての調査のなかでは、ミケル・アルテタはバルサファンに好評だった」。であれば最初から、「バルサに適任」「スペインに来てくれ」と書けばいいでしょう。プレッシャーと疲労に苛まれたアルテタは将来について考え直し…といった作文は不要です。

明らかに飛ばしている記事に対して、すぐさまご本人登場。「テレグラフ」のサム・ディーン記者が、「まったくのフェイク」「事実無根」「信じられない。ソースは何もない」と半笑いで抗議した指揮官のコメントを紹介しています。「理想的な場所で、素晴らしい人たちと一緒にいる。とてもいい気分だ」という言葉は、そのまま受け取っていいでしょう。

「こういう業界にいるのだとわかってるけど…。そんなニュースは聞くに値しない。私はいつもまっすぐに、自分がどれだけ幸せか、どれだけ感謝しているか、そして今いる場所をどれだけ楽しんでいるかを伝えてきた。動揺するのもわかるだろう」

ファブリツィオ・ロマーノさんと「BBC」もすかさずフォロー。「このクラブで美しい旅を満喫している。やるべきことはまだたくさんある」と語った指揮官が、自らの契約について「理事会とは強い絆で結ばれている。物事は自然に進んでいく。時が来れば話し合い、ベストな形を見出す」と明言したと伝えています。

経営ボードやエドゥSDと時間をかけてリレーションを築き上げ、自らが望む選手を引き入れて戦っている指揮官にとって、これ以上の環境は見当たらないはずです。シャビの後継者候補の名前を出すのはいいのですが、プレミアリーグとチャンピオンズリーグを戦っている最中の監督について、「側近に漏らした」などという妄想を拡散しても誰も幸せにしないでしょう。

すみません。少々、感情的になってしまいました。「アルテタはバルサに興味を持っている」ぐらいなら笑ってスルーしたのですが、「数日前に周囲に既に話している」と行動まで作文されると、見たんか!とファイティングポーズをとってしまいます。指揮官が即座に否定してくれて、何よりです。本日はノッティンガム・フォレスト戦ですね。無心に楽しみましょう。


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