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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

現地メディアが一斉報道!「ペップ・グアルディオラが今季限りで退団。後任はエンツォ・マレスカ」

サー・アレックス・ファーガソンは、デヴィッド・ギルCEOが辞任を発表した3ヵ月後、示し合わせていたかのように勇退。ユルゲン・クロップが「エネルギーが尽きた」として、リヴァプールに別れを告げたのは、マイケル・エドワーズSDの退任の18ヵ月後でした。ペップ・グアルディオラにとって、チキ・ベギリスタインの引退は決断の理由のひとつだったのでしょうか。

「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者とサム・リー記者に続いて、「テレグラフ」のジェームズ・ダッカー記者とジェイソン・バート記者も「ペップが今季限りで退団」と報じています。「BBC」のチェックしてみると、サミ・モクベル記者が「準備が進んでいる」といっており、「ガーディアン」「ザ・タイムズ」は後継者を話題にしています。

トランスファーマーケット関連のゴシップでよく見かける「複数のソース」ですが、今回は信頼できるようです。現地メディアが一斉報道ということは、決まりなのでしょう。カラバオカップを制した後、「昨シーズンよりははるかによくなったけど、本来あるべきチームではない。時間が必要だ」と語っており、2027年までの契約を全うすると思っていたのですが…。

腹を割って話せるフットボールディレクター失い、孤独感を強めたのか。4連覇を遂げた最強チームを再現するのは難しいと悟ったのか。プレミアリーグの財務規則違反とされる115件以上の容疑が晴れる日が見えず、これ以上待てないと考えたのか。「10年で20のタイトル」は節目にふさわしいと思ったのか。退任の理由に踏み込んだレポートは、未だありません。

プレミアリーグ制覇は6回、FAカップ3回、カラバオカップは5回、コミュニティシールドは3回。2022-23シーズンのチャンピオンズリーグを制してトレブルを達成し、翌シーズンのUEFAスーパーカップとクラブワールドカップも獲得しています。マンチェスター・シティの黄金時代を築き上げた名将が、いつ辞めても心残りはない状態なのは確かです。

先週、退任が発表されたフィットネスコーチのロレンソ・ブエナベントゥーラとGKコーチのシャビエル・マンシシドールは、マンチェスターのプロジェクトに最初から参加しており、ペップが信頼する側近といわれていました。彼らがいなくなるから彼も去るのか、彼が去るから彼らが決断したのか。いずれにしても、この発表が記者たちの注目度を高めたのは間違いありません。

後任の最有力候補は、1月1日にチェルシーとの契約を解除したエンツォ・マレスカと報じられています。2020-21シーズンにマンチェスター・シティのU-23チームの監督を務め、2022-23シーズンにはペップの下でアシスタントコーチとして働いた46歳のイタリア人監督は、ウェストロンドンでカンファレンスリーグとクラブワールドカップを制しています。

クラブの組織と内情を知るOBは、あまりにも大きな存在の後釜として適任に見えます。「12ヵ月の延長オプション付きの2年契約で暫定合意」という話もあるものの、退任報道とほぼ同時の情報なので、様子見としたほうがよさそうです。ペップは2年ほど前に「チキと同時に辞任」と報じられながら、その後新たな契約を締結しています。「再犯」の可能性もゼロではないでしょう。

ドローでもアウトとなるボーンマス戦の直前の報道は、選手たちを混乱させるのか、一体感を高めるのか。シーズンの終わりとともに別れを告げるベルナルド・シウヴァとジョン・ストーンズや、百戦錬磨のロドリ、ドンナルンマ、コヴァチッチはむしろ集中力が高まりそうですが、入団して間もない若手が多い最終ラインは心配です。

プレミアリーグは常に3位以上で、CL出場は当たり前。FAカップは8年連続でベスト4です。ポゼッション、ビルドアップ、パスワーク、チェンジ・オブ・ペース…イングランドのフットボールは、ペップ以前と以降に分かれるといっても過言ではありません。現実感はないのですが、主要メディアの一斉報道という事実は受け止めなければなりません。どうなるか、見てみましょう。


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