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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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厳しいプレミアリーグ…アラン・パーデュー監督、頭突き事件で7試合のベンチ入り禁止!

昨季、かみつき事件でルイス・スアレスが受けた処分は10試合の出場停止。3月1日のプレミアリーグ、ハル・シティ戦でMFデイヴィッド・メイラーに頭突きをかましたとして、ニューカッスルのアラン・パーデュー監督が受けた処分は、最近ではこのスアレスに次ぐ重さとなる7試合のベンチ入り禁止でした。FA(イングランド・サッカー協会)は、ベンチ入り禁止とセットで「最初の3試合は会場入りも禁止」「6万ポンド(約1132万円)の罰金」も課しています。既にクラブから10万ポンド(約1700万円)の罰金を受けているパーデュー監督ですが、たった1秒の過ちは、踏んだり蹴ったり、想像以上の厳しい判定だったのではないかと思われます。

比較対象が、2回めの「スアレスのかみつき」に対してオランダのエール・ディビジよりもプレミアリーグのほうが出場停止が2試合多かったという事実しかないので正確にはわかりませんが、暴力やアンフェアなプレイに対してはプレミアリーグは他国より厳しい対応をするのではないでしょうか。私は、「DFの決定機阻止におけるレッドカード、PK、出場停止の三重苦に関しては罰の軽減ならびに判定の弾力性を」「FWのダイビングと、意図的な危険なプレイやプロフェッショナルファールに関しては罰を厳しく」と考えているので、この裁定には納得です。

しかし、ニューカッスルにとっては痛いですね。プレミアリーグの残り試合が10となったこの時期に、大半のゲームを指揮官不在で戦うことになってしまいました。彼らはヨーロッパリーグの出場権が得られる6位まで勝ち点5差につけていたのですが、この処分はチームの雰囲気にも影響が出そうで、逆転への道は険しくなったと思います。チームのイメージなど、ピッチ外への影響範囲が大きいとクラブが判断すれば、来季、パーデュー監督はこのチームにいないかもしれません。この件は「プロは一時の激情にまかせて行動をしてはいけない」という、当たり前ではありながら極めて重要な教訓を残した、ということでしょう。何しろ、子どもの観ている前で、暴力をふるってはいけません。

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“厳しいプレミアリーグ…アラン・パーデュー監督、頭突き事件で7試合のベンチ入り禁止!” への2件のフィードバック

  1. スパーズは来期頑張るからっ!! より:

    試合がたくさんあるのに更新お疲れ様です
    パーデューさんはそういうことやるイメージなかったんで驚きました
    チームの成績も微妙だし、長期契約はあるにせよ、首が危ない?
    ともかくプロには常にクールであって欲しいものです
    かっとなるのもわかりますけどね

    意図的に卑怯なことやるよりはマシですけど

  2. makoto より:

    スパーズは来期頑張るからっ!!さん>
    いやー、彼は瞬間湯沸かし器みたいですよ。監督は常に冷静でいてほしいですよね。

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