イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「リヴァプールは完成していない」…指揮官とOBが語る強化の軌跡と改善ポイント!

われわれのメンタリティは変わらない。それが大前提だけど、これから成功するかどうかは他のクラブ次第でもある。彼らには物事を改善し、よりよくするためのチャンスがあるからね」。プレミアリーグ制覇を目前にしたリヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、「スカイスポーツ」の「ザ・フットボール・ショー」に出演。ジェイミー・キャラガーとデヴィッド・ジョーンズの両氏に対して、リバプールについて思うところを率直に語っています。「何が起こるかはわからないけど、変わるつもりはない。だからといってチームが完成したわけではなく、多くの改善の余地があるので、それに取り組んでいこうと思う」。

2015年10月にプレミアリーグにやってきた名将は、リヴァプールの強化が長期的なプロジェクトになることを覚悟していたそうです。「チームを強くするために、相当の時間がかかるのは明らかだった。誰もが望むように、一朝一夕に仕上げられないのははっきりしていた」「これまでのキャリアで解任されたことはなかったが、ここはレベルが違う。早く結果を出さなければ解任されてしまう」。最初の夏に、マネ、マティプ、ワイナルドゥムを加え、2年めにはサラー、チェンバレン、ロバートソンを獲得。ELでセヴィージャ、リーグカップでマン・シティと2度のファイナルで敗れたチームが完成に近づいたのは、2018年の冬にファン・ダイクを最終ラインに迎えてからでした。

レアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ決勝で、GKの大事さを痛感したチームは、直後にアリソン・ベッカーという仕上げのパーツを引き入れます。プレミアリーグで1敗しかしなかった2018-19シーズンは、マドリードでトッテナムを圧倒してビッグイヤーをゲット。2019年の夏のトランスファーマーケットを、10代の選手2人とアドリアンだけに留めたのは、詰み筋を発見した棋士のように冷静なジャッジでした。プレミアリーグ27勝1分1敗は出来すぎかもしれませんが、マン・シティより上にいるという事実については、狙い通りと表現しても大げさではないのでしょう。冬に南野拓実を呼び寄せた指揮官は、チームはまだまだ向上する可能性があるといっています。

We have fresh blood internally coming through. We can improve with this team, which is great.(われわれには、活力に満ちた新たな人材が揃っている。チームと一緒によくなれる。素晴らしいことだね)

クロップの言葉を受けて、2人のレジェンドが強化ポイントについて語っています。「ザ・フットボール・ショー」にて意見交換したのは、ジェイミー・キャラガーとグレアム・スーネス。前者の主張は「フロントスリーのバックアッパーとフルバック」。後者は「ターゲットとなる前線のプレーヤー」です。「リヴァプールはラッキーだった。クロップの最高の選手と、最重要な選手は大きなケガをしたことがない。フロントスリー、フルバックとヴィルジル・ファン・ダイク」というキャラガーさんの指摘には納得。ファビーニョとロバートソンのポジションを気にしている大御所のほうは、ティモ・ヴェルナー獲得が実現すればポジティブと語っており、オリギを力不足と断じた元キャプテンと見解が一致しています。

ファンや評論家の間で意見が分かれそうなのは、キャラガーさんが問題提起した「ダヴィド・シルヴァやデブライネは必要か」というテーマです。私の見立ては、イエス。変化をもたらすパスとミドルが少なく、攻撃の活性化を超絶SBアーノルドに依存している中盤の得点力を向上させるべく、アストン・ヴィラのジャック・グリーリッシュを左のインサイドに入れられれば、完成度は高まるのではないでしょうか。今季プレミアリーグの決着もさることながら、夏に繰り出すクロップ&マイケル・エドワーズの次の一手も楽しみです。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す