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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マネ、フェルナンジーニョ、ナビ・ケイタが語る「クロップ&ペップのここが好き!」

ボスに対して「激怒したよ」といっているのはサディオ・マネ。ナビ・ケイタは「平等、公平」と称賛しています。フェルナンジーニョは「監督としても人間としても好きだ」とストレートに表現。プレミアリーグの2強のキーマンが、それぞれインタビューに応じて、指揮官について思うところを率直に語っています。昨年のバロンドール選出の際に、ヴィルジル・ファン・ダイクを推しまくったクロップ監督に気を悪くしていたと報じられたレッズの10番から、指揮官をリスペクトするポイントを紹介しましょう。

「彼は活気に満ちており、責任感を持たせてくれる。それは選手にとって、重要なことだと思う。フィールドの外で、選手に対処する術もわかっている。ときどき選手たちに厳しくすることもあるけど、そこにはポジティブな理由があり、フィールドでは多大なヘルプをしてくれている」

昨季プレミアリーグでは36試合22ゴールで得点王をゲット。今季も26試合14ゴール9アシストという出色のスタッツを残しているウインガーは、以前のインタビューでも、「チームを束ねる言葉を持っている」「影響力がある」と激賞していました。レアル・マドリードに移籍するのではないかと騒がれている今も、ベースにある信頼感は変わらないようです。セネガル代表FWの言葉を配信した「フランスフットボール」は、プレミアリーグにフィットしきれず苦しんでいるナビ・ケイタの熱いトークも併せて掲載しています。

「そうだね。彼は、すべてのプレーヤーを同じように大事にしており、常に守ってくれる。違いは感じられない」
「いつも、さまざまな物事について説明してくれる。もし、ゲームでベストを尽くしていなければ、厳しくせざるをえない。でも、これは彼にとって必要な選択であり、トレーニングではハードに戦うために支えてくれている。いちばん気に入っているのは、全員と平等にコミュニケーションを取っているところだね。トレーニングを頻繁にストップし、アドバイスや説明をくれるんだ」

コンセプチュアル、統率力、コミュニケーション力といったあたりを評価されているクロップに対して、フェルナンジーニョがペップを好きな理由は「フットボールを知っていること」だそうです。「ペップ・グアルディオラがやってきて、以前に数試合プレイしたポジションに移ることについて話し合った」。ラポルテの穴を埋めるべく、CBにコンバートされたベテランアンカーは、ためらいも懸念もなかったと振り返っています。「われわれはボールを奪取する方法を知っており、最もポゼッションが高いチームでもあったので、何も問題はなかった」。新たなチャレンジをすんなり受け入れられたのは、ペップのやりたいことを理解していたからでしょう。

「これまでのキャリアで、何人かの監督とやってきたけど、彼がベストだ。テクニカルエリアでは最高だね。試合前に対戦相手の特徴などの詳しい情報をすべて与え、明快な指示を出してくれる。これこそが、彼がスペシャルな理由だと思う。常にゲームで最高のパフォーマンスが出せるように努めており、いつも一緒に仕事をしながら学べるのは大きな喜びだ。彼は毎日新しいことを思いつき、そのおかげでわれわれは人としても選手としても成長できる(マンチェスター・イブニングニュースの4月21日付記事「Man City midfielder Fernandinho explains what makes Pep Guardiola special」より)」

クロップとペップ。選手たちの絶大な信頼を背負って戦う2人の名将は、この先どこまでプレミアリーグを盛り上げてくれるのでしょうか。コロナウイルスに関する暗いニュースが世界を覆い、フットボールと会えない日々が過ぎていくなかで、彼らとのお別れの日が少しずつ近づいているような気分に支配されたりします。1日でも早く、スタジアムに熱気が戻ってきますように。マネやフェルナンジーニョの言葉に触れると、オーバーなジェスチャーで選手たちを鼓舞する彼らの姿が脳裏に浮かび、プレミアリーグへの渇望を実感するのであります。


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