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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

サラリー倍増ってホント?買収が話題のニューカッスルが、ポチェッティーノ監督を招聘!?

2019-20シーズンの再開が確定しておらず、緊縮財政を迫られているプレミアリーグのクラブですが、最北の名門だけは景気のいい話が続々と報じられています。「Mauricio Pochettino Newcastle’s prospective new owners’ No 1 choice to take charge(マウリシオ・ポチェッティーノは、ニューカッスルの将来の新オーナーにとって最優先の指揮官)」という見出しを打ったのは「スカイスポーツ」。総資産額2500億ポンド(約33兆円)超のサウジアラビア公的投資基金(PIF)による買収が話題になっているクラブは、スパーズの前指揮官に年棒1900万ポンド(約25億円)を用意していると伝えられています。マイク・アシュリー氏の手元に3億ポンド(約400億円)が転がり込む身売り話がプレミアリーグに認められれば、スティーヴ・ブルース監督の任期は2019-20シーズンの終わりまでとなるようです。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督がいかに素晴らしいマネージャーであるかを、事細かに説明する必要はないでしょう。2014-15シーズンにサウサンプトンからやってき若き指揮官は、トッテナムで過ごした5年半で293試合159勝62分72敗という数字を残しました。勝率54.3%は、マンチェスター・ユナイテッドのファン・ハールやチェルシーを2度率いたフース・ヒディンク、3つのクラブで結果を出したラファエル・ベニテスを上回っています。ハリー・ケイン、デル・アリ、エリック・ダイアー、キーラン・トリッピアー、ハリー・ウィンクスらを代表クラスに育て上げた手腕とコンセプチュアルなチームづくりは、変革を求められるクラブにうってつけです。

11月にスパーズを離れたポチェッティーノさんは、プレミアリーグで復帰したいと考えているようで、ひと頃はマンチェスター・ユナイテッドと契約するのではないかともいわれていました。スールシャール監督の微妙な用兵にツッコミを入れ続けていた私としては、彼こそが復権のキーマンだと声を大にして主張したいのですが、直近の11試合を8勝3分と立て直したノルウェー出身の指揮官は続投となりそうな雲行きです。

マン・ユナイテッドがCL出場権獲得となれば、来季の体制は変わらないでしょう。ニューカッスルですか…。ロングスタッフ兄弟やサン=マクシマン、ジョエリントンなどの若いタレントが、セント・ジェームズ・パークで躍動するのを見せつけられれば、なぜあのとき動かなかったのかと愚痴をこぼしてしまいそうです。

「スカイスポーツ」は、ニューカッスルとポチェッティーノさんの交渉が不調に終わった際は、ラファエル・ベニテス監督が復帰すると予想しています。中国の大連一方から年俸1200万ポンド(約15億9000万円)を受け取っているスペイン人監督が、サラリーUPと大型補強を約束されれば、話はすぐにまとまるでしょう。スパーズ時代は850万ポンド(約11億3000万円)だったポチェッティーノ監督が1900万のオファーを呑むと、ダニエル・レヴィ会長がジョゼ・モウリーニョ監督に支払っている1500万を凌駕します。

サウジアラビアのファンドの買い取りは認められるのか。オーナーが変わったら、48歳のアルゼンチン人指導者は野心的なプロジェクトに乗っかるのか。シーズンが終わるとすぐに、せつないニュースが流れてきそうですが、ここはひとつ、広い心で新たな門出を祝福しようと気持ちの整理を始める次第であります。いやー、しかし…!


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