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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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デブライネがコロナ陽性…得点力が落ちたマンチェスター・シティは変わるのか!?

ケヴィン・デブライネがコロナウイルスの検査で陽性となり、10日間の隔離期間に入ることになりました。ワールドカップ予選のウェールズ戦でゴールを決めたプレーメイカーは、既にワクチンを接種しており、ペップ・グアルディオラ監督にとって想定外のアクシデントだったはずです。

「うまくいけば、軽い症状で収まるだろう」と語った指揮官は、「欠場については心配していない。彼自身のほうが重要だ。われわれは彼を助けなければならない。隔離期間をうまく過ごせることを願っている」とコメント。プレミアリーグ12節のエヴァートン戦と、チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦は、中盤の主軸を欠いて戦わなければなりません。

プレミアリーグ32勝4分2敗という圧倒的な強さを誇った2017-18シーズンは、彼の不在は一大事でしたが、現在はジャック・グリーリッシュ、ベルナルド・シウヴァ、フォル・フォーデンが穴を埋められます。今季はクラブよりも、デブライネのほうが心配です。プレミアリーグ8試合出場で2ゴールを決めているものの、未だアシストはゼロ。2019-20シーズンに136本のキーパスを通し、ランキング1位だったのに対して、今季は16本で26位に留まっています。

2021-22シーズンは、デブライネだけでなくマンチェスター・シティ自体に、これまでになかった異変が生じています。ペップ就任以来の過去5シーズンで、11節までにゴールレスだったゲームがトータルで4つしかなかったチームが、既に3回もゼロのままでタイムアップを迎えています。アグエロの量産が止まった昨季以降、得点力は明確に落ちており、堅牢になった守備陣によって3ポイントを拾う試合が増えました。

昨季プレミアリーグの13節から、12試合11ゴールと確変に入ったギュンドアンは7試合2ゴール。10ゴールを決めたスターリングはグリーリッシュにポジションを奪われ、最下位ノリッジとのゲームで決めた1発のみと苦しんでいます。かつてアグエロの後継者と目されていたガブリエウ・ジェズスは、右サイドにまわって2ゴール5アシスト。ハリー・ケインを迎えるはずだった昨季王者は、オープンプレーでは16ゴールで、不振といわれるマン・ユナイテッドを下回っています

インターナショナルブレイク明けの対戦相手は、ラファエル・ベニテス率いるエヴァートン。その次はモイーズのウェストハムで、14節はジェラードが指揮を執ることになったアストン・ヴィラです。セインツとクリスタル・パレスに封じられたチームは、不気味な3連戦を無傷で乗り切ることができるでしょうか。得点力があるアタッカーをサイドとベンチに置き、前線はプレーメイカータイプが渋滞…変態度が増したペップ采配に興味が尽きません。


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