偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・シティCL出場権確定！ウィガンは痛恨のホーム逆転負け

FAカップ準決勝で延期になっていたプレミアリーグ33節の残り2試合が開催され、マンチェスター・シティは前半35分、テベスのクロスをジェコが決めて1－0の勝利。勝ち点を75に伸ばし、今季の3位以上フィニッシュと来季CL出場権が確定しました。11日のFAカップ決勝に向けて、ダヴィド・シルヴァ、アグエロ、ギャレス・バリーを温存。テベスが絶好調でナスリも機能するようになっており、磐石の態勢で週末、ウェンブリーに乗り込めそうです。

一方、ウィガンはホームにスウォンジーを迎え、プレミアリーグ残留を狙ううえで大事な一戦に臨みました。このゲームに勝てば、得失点差でニューカッスル、ノーウィッチをかわし、16位にジャンプアップしますが、負けると次戦がアウェイのアーセナル戦だけに、後がなくなってしまいます。前半の追加タイムに先制するという願ってもない形でハーフタイムを迎え、後半、追いつかれた後も一時は2－1と勝ち越したウィガンでしたが、DFのミスで2失点を喫し、痛恨の敗戦。残り2試合を1勝1敗以上で終えないと、3番目の降格チームとしてリストに名前を加えられてしまいます。週末にはFAカップをマンチェスター・シティと戦うことになりますが、ただでさえ実力差があるのに、チーム状態までマン・シティが上とあっては、勝ち目がなさそうです。

さて、ウィガンの敗戦で得をしそうなチームがあります。次節、ホームでウィガンと戦うアーセナル。このゲームをアーセナルが勝ち、ニューカッスルがQPRに引き分け以上となった場合、ニューカッスルの残留が決まり、最終戦のアーセナル戦でテンションが緩む可能性が出てきました。ウィガンがスウォンジーに勝っていれば、最終節まで降格チームが決まらないことが確定していたので、アーセナルは2試合連続で残留争いをしているチームに必死の抵抗をされる、というやっかいな状況になっていたわけです。「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないですが、あるゲームの結果が全く関係なさそうなチームを利することになるのが、この時期のおもしろさですね。

さて、日本時間で明日3時45分、いや、本日の深夜といったほうがいいでしょうか、チェルシーとトッテナムが激突します。順当にいけば好調チェルシーがホームゲームを制す、ということになりそうですが、トッテナムの逆襲はあるのか。いよいよ、佳境です。

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