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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「テレグラフ」の記者たちが予想!「マンチェスター・シティはトレブルを達成できるのか?」

プレミアリーグで首位に立つアーセナルとの差は、6ポイント。ウェストハムとの延期試合に勝てば、同じ試合数で3ポイント差に詰め寄ります。得失点差は5点リード。アーセナルとのシックスポインターを制してギャップをゼロにすれば、他を全勝でトロフィーに辿り着けます。

マンチェスター・シティに自力優勝の可能性が生じたため、ようやくこのワードを出せる状況になりました。そう、「トレブル」です。チャンピオンズリーグは、準々決勝のセカンドレグでバイエルンに2点差で負けてもOK。レアル・マドリードを撃破し、おそらくイタリア勢となるファイナルで勝てば、悲願のビッグイヤーに手が届きます。

FAカップのシェフィールド・ユナイテッド戦は問題ないでしょう。ウェンブリーでの決戦はマンチェスター・ユナイテッドか、ブライトンか。ラシュフォード、ルーク・ショー、リサンドロ・マルティネスが負傷離脱中のクラブより、プレミアリーグで7位に食い込んでいるデ・ゼルビのチームのほうが、やりにくいのではないでしょうか。

直近の公式戦7試合で24ゴールという好調を受けて、「マン・シティはトレブルを達成できるのか?」と題した記事を配信したのは「テレグラフ」です。オリヴァー・ブラウン、ジェームズ・ダッカー、サム・ディーン、トム・ギブス、ダニエル・ゼキリ。5人の記者とライターは、ペップのチームの着地についてどんな予想をしているのでしょうか。

結論から申し上げましょう。トレブルは全員が「NO」。オリヴァー・ブラウン記者は、「シティは、予想だにしないところで足元をすくわれることがある」と指摘しています。アーセナルとのアウェイゲームを1-3で完勝した直後、ノッティンガム・フォレストにまさかの1-1。昨季のチャンピオンズリーグでも、準決勝のレアル・マドリード戦で90分までトータル5-3とリードしていたのに、立て続けに失点を喫して延長戦で敗れてしまいました。

ファイナルアンサーは、プレミアリーグはアーセナル、CLはマドリードかナポリで、勝つのはFAカップのみ。ジェームズ・ダッカー記者は「プレミアリーグかCLのどちらかを落とす」としています。サム・ディーン記者は「ロベルト・デ・ゼルビ率いるブライトンが、大きな役割を果たす」と予想。リーグとFAカップ決勝の両方で、行く手を遮っても驚かないといっています。

トム・ギブス記者は2冠にベット。「ペップはどこかでまた、考えすぎてしまうのではないか」という疑いを拭い去れないそうです。「プレミアリーグにおいて、これまですべてのテストに合格してきたアーセナルを抜き去るという条件はあまりにも厳しい」としており、CLとFAカップを制する可能性大と予想しています。

「トレブルは不可能」とまでいっているダニエル・ゼキリ記者の根拠は怪しく、「ブックメーカーのオッズを目安にすれば確率は15~18%」というのが拠りどころです。興味深いのは、チャンピオンズリーグでレアル・マドリードに敗れるといい切っている記者がいないこと。獲得するタイトルを明言していない記者もいますが、総じて「今のアーセナルは難敵」というトーンです。

全員に「NO」といわれると逆張りしたくなりますが、唯一のトレブルを達成しているクラブのサポーターとしては、よりによってお隣のライバルに「いけますよ!」とはいえません。このテーマについては、「昨季のCL王者は、調子よさそうですね…」という婉曲な表現で逃げ切りたいと思います。理由?やっぱり「突如飛び出すペップの奇策の空回り」…いや、私の予想はなしということで。


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