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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「サウジ?将来を考えなければならない」デブライネとペップ、ハーランドは次がラストシーズン…?

「サウジ?この年になると、すべてを受け入れる必要がある。キャリアの最終段階で、大金を手にすることになる。ミケーレ(奥様)にとってはエキゾチックな冒険でオッケーだけど、僕は自分の将来を考えなければならない。サウジで2年プレイすれば、信じられないような額を稼げるだろう。今まで15年やってきたけど、全て足してもその額には届かないかもね」

公式戦611試合149ゴール254アシスト、プレミアリーグ260試合68ゴール112アシスト。2015年の夏にヴォルフスブルクから移籍して以来、9シーズンをマンチェスターで過ごしたケヴィン・デブライネは、今月末で33歳になります。冒頭のコメントは、母国ベルギーのメディアのインタビューに応えたもので、「サウジプロリーグへの移籍を否定しなかった」と騒がれています。

この言葉の後に、「でも今のところ、そんなことを考える必要はない」と続けており、夏に居場所を変える可能性は低いとみていいでしょう。昨季プレミアリーグでは、開幕戦でハムストリングを痛めて前半戦を棒に振ったものの、年明けからの公式戦24試合で6ゴール17アシスト。精度の高いクロスとハーランドを活かすスルーパスは冴えており、未だ衰える兆しはありません。

マンチェスター・シティでプレミアリーグを6回制し、2022-23シーズンにはトレブルを達成。16のタイトルを獲得した稀代のプレーメイカーには、ペップとともにやり残したことはないでしょう。「現実的には、残留よりも退団に近づいている。もう8年で、次は9年めだ」と語った指揮官も、近い将来に別なステージに立つことを考え始めているようです。

「昨シーズンも、そんな感覚に襲われたことがある。イスタンブールで自問自答した。すべて終わった。私はここで何をしているんだ?もう何も残っていない。でも、契約がある。まだここにいて、いくつかの瞬間を楽しんでいる。ときどき疲れるけど、愛を感じることもある」

「それから数日経つと、われわれはいいプレイをし始め、試合に勝ち、今までと違う選手が加わり、誰も4連覇を成し遂げていないと考えるようになる。なぜチャレンジしないのか?やり切ったと感じている。次はどうする?まだわからない」

勝ち続けるほど、モチベーションがすり減っていくと語ったのは、ウェンブリーのマンチェスターダービーを控えたプレスカンファレンスでした。「次はまだわからない」といった後、「FAカップがあるのはわかってるよ」とオチをつけた指揮官は、決戦を落としてプレミアリーグ4連覇のみに留まりました。

プレミアリーグに、115件の財務規則違反を問われているマン・シティは、オーナーと関係がある企業とスポンサー契約を結ぶ関連当事者取引(ATP)の規則強化は違法性があるとして告訴しています。自らを「差別の被害者」とするクラブは、14クラブの賛成によって決議されるプレミアリーグの民主的なシステムについても、「多数派の暴力」と糾弾しています。

リーグとの全面戦争となる2つの裁定は、名将とレジェンドの気持ちを動かすドライバーになるでしょう。キリアン・ムバッペにビッグマネーを投じてもなお、レアル・マドリードはアーリング・ハーランドを迎え入れるのでしょうか。2024-25シーズンは、7年にわたって輝き続けた王国のラストイヤーになるのかもしれません。


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