2026.09.29 マンチェスター・シティの話題
空白か、繰り上げか?あの頃、マンチェスター・シティが獲得したタイトルはどうなるのか?
その後の違反を重ねることなく、近年のエヴァートンやノッティンガム・フォレストより重めのペナルティのみで新たなチャレンジに向かっていたら、プレミアリーグのダメージは少なかったはずです。ドイツメディア「デア・シュピーゲル」が数々の証拠を暴露した2018年までの10年で、8つのトロフィーを獲得したマン・シティは、ペップの降臨によって26に増やしています。
アーセン・ヴェンゲルの「ファイナンシャルドーピング」という言葉に多くのファンがうなずくなら、2018年までのタイトルの剝奪は避けられないでしょう。2006年にイタリアで起こった「カルチョーポリ」で、組織ぐるみのレフェリーの買収が発覚したユヴェントスがセリエBに降格したときは、2004-05シーズンの優勝チームはなし。直前のシーズンは繰り上げ優勝となっています。
2011-12シーズンと2017-18シーズンが繰り上げとなったら、われわれはどんな気分で降って湧いた優勝を受け入れるのでしょうか。ジョゼ・モウリーニョとスールシャールが優勝監督として称えられても、テンションが上がるとは思えません。2005-06シーズンはあなたたちがチャンピオンだといわれたインテルの指揮官は、やはり素直に喜べなかったようです。
「ピッチでのセレブレーションではないと誰もがわかっている。しかし、このスクデットは来季に向けてさらなるモチベーションになるはずだ」。翌シーズンのセリエAで2位のローマに22ポイント差の独走優勝を果たしたロベルト・マンチーニは、2009年に招聘された次なるプロジェクトでやらかすほうにまわるとは想像できなかったでしょう。
「マンチェスター・シティは有罪と認められたわけではない。疑惑の二重契約は私が関知する話ではない。彼らの問題であって、私の問題ではない」。ネーションズリーグのトルコとのアウェイゲームを制し、母国の代表監督に復帰してから初勝利を挙げた61歳のイタリア人指揮官は、8年に渡って悩まされた問題について語りたくないようです。
マンチーニもペジェグリーニもペップも、関わった代理人も選手たちも、そしてもちろんシティズンも、自分たちのクラブがルール違反をしているとは想像もしなかったでしょう。プレミアリーグは歴史のなかに、8つの空白を作るのか。グッドルーザーたちの名が刻まれるのか。彼らが調査に背を向けた2023年までを対象とするのか。いずれにしても、そこに勝者はいません。
「114件がアウト」というデヴィッド・オーンスタイン記者のスクープは、関係者の情報提供によるもので、プレミアリーグは正式なアナウンスをしていません。このまま違反は確定するのか。ペナルティはどうなるのか。そしてタイトルは…。「前例」も「適正」もないなかで、リーグが示す「正義」を待つしかありません。(ロベルト・マンチーニ 写真著作者/Foad Ashtari)
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