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「BBC」の記者がレポート!「アーセナルが獲得を検討した20人以上のターゲットと新戦力の評価」

モーガン・ロジャース、ブラッドリー・バルコラ、ケナン・ユルディズ、ヤン・ディオマンデ、マリク・フォファナ、イーライ・ジュニア・クルーピ、ヴィニシウス・ジュニオール、フリアン・アルバレス。熱狂的なグーナーなら、最初の3人の名前で正解に辿り着いたでしょう。若いサポーターでも最後の3人で、何を意味するリストなのか察しがついたのではないでしょうか。

「アーセナルのターゲットリストには、20人以上が名を連ねていた」とレポートした「BBC」のサミ・モクベル記者は、夏のトランスファーマーケットにおける新戦力獲得について「疑いようのない成功もあったが、困難や挫折に満ちていた」と評しています。成功か否かのジャッジは8ヵ月後にするとして、今いえるのは「ファーストチョイスはコンサとツォリスだけ」という事実です。

最大の強化ポイントだった左ウイングの失敗は、マン・シティがエリオット・アンダーソンに1億1600万ポンドを投じたことがきっかけとなりました。モーガン・ロジャースはアーセナルがトップランナーといわれており、移籍金の額が折り合えばすんなり決まるはずでした。アストン・ヴィラの主張は1億ポンド、ガナーズは8000万ポンド。埋められないギャップではありません。

マーケットがオープンしてから最初のビッグディールが1億ポンド超えだったため、中小のクラブは一斉に強気になってしまいました。ヴィラが要求額を1億2000万ポンドに引き上げ、アーセナルの足が止まると、チェルシーが1億1700万ポンドでオファー。バーミンガムから同額で参入するかを打診されたアンドレア・ベルタSDは、拒否したと伝えられています。

最重要ターゲットを獲り逃したアーセナルは、ビッグネームにチャレンジしたものの、誰も振り向かせることができずに終わっています。ヴィニシウス・ジュニオールはレアル・マドリードとの新たな契約にサイン。フリアン・アルバレスはバルサだけを見ており、パリがバルコラに付けた1億4500万ポンドのタグは、チラ見しただけだったようです。

ノアゴーアを手離した中盤も、高額の移籍金がハードルでした。エリオット・アンダーソン、サンドロ・トナーリ、アレックス・スコットは、いずれも8000万ポンド以上を要求され、ヴィラのアマドゥ・オナナはワールドカップで膝を痛めてしまいました。ブルーノ・ギマランイスは素晴らしい補強ですが、29歳になろうとするベテランに7500万ポンドは悩ましい投資です。

最終ラインのリストには、イヴァン・フレスネダ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ハコボ・ラモン、ムハレモヴィッチといった名前が並んでいました。右サイドもセンターもこなせるコンサはパスワークも魅力で、総額5500万ポンドという高めの請求書に目をつぶれば成功といえるでしょう。28歳のCBに対するガナーズのSDの評価は、4000万ポンドだったと伝えられています。

フリーで獲得したイラン・メリエは、本来はケパ・アリサバラガの売却とセットだったのではないでしょうか。レヴァークーゼンに3450万ポンドを支払ったピエロ・インカピエは既定路線。狙い通りといえるのは、クラブ・ブルッヘから3400万ポンドで引き入れたクリストス・ツォリスだけでしょう。左サイドが活性化するかどうかは、彼とエゼのパフォーマンス次第です。

厳しくいえば、「左サイドのバックアッパー以外は意中の人材を獲れなかった」。ポジティブに見れば、「経験値が高い即戦力を要所に配し、戦力は確実に強化された」といったところでしょうか。「BBC」の記者は、「夏のトランスファーマーケットを経て、多くのサポーターがベルタのアーセナルでの実績に疑問を抱いている」と報じています。

余剰戦力の整理においても、トロサール、ガブリエウ・ジェズス、ノアゴーア、キヴィオル、ファビオ・ヴィエイラ、カール・ハインでトータル5400万ポンドは、もの足りない数字です。6000万ポンドでアル・ヒラルに移籍したマルティネッリは、アーセナル史上最高額の売却ですが、お値段より戦力的な観点で賛否両論となりました。

最終的にベテラン主体の補強となったので、早期に結果を出さなければなりません。プレミアリーグ連覇やビッグイヤー獲得を実現できれば、SDの苦闘はそれなりに評価されるでしょう。「BBC」のレポートがおもしろかったので、紹介させていただきました。元のタイトルは「Arsenal had more than 20 players on shortlist to capitalise on title win」です。お時間があれば、ぜひ。


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