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イブラヒモヴィッチ上陸、デ・ヘア残留…モウリーニョ監督就任が、ワールドクラスの気持ちを動かす!?

さてさてさてさて、モウリーニョ監督のマンチェスター・ユナイテッド監督就任が決まったとなれば、次なる興味はこちらです。イギリスメディア「スカイスポーツ」が報じたのは、スウェーデン代表の記者会見に臨んだズラタン・イブラヒモヴィッチの言葉です。プレミアリーグ入りが取り沙汰されているストライカーは、火曜日には「48時間以内に移籍先を発表する」といった報道もありましたが、行き先を明らかにするのはユーロが終わってからになるようです。

「未来はすでに記されている。ずっと前に決めた。イングランド、イタリア、そして欧州以外からも具体的なオファーがあるが、今は何も起こらない。あるのはユーロだけだ」

マンチェスター・ユナイテッドに行くのかと問われたズラタンは、指でテーブルを叩きながら言葉を選び、「何が起こるか見てみよう」と返すに留まりました。報道陣は、何とかそれらしいコメントを引っ張り出して「プレミアリーグ入りへ」「マンチェスターに降臨」などと見出しを立てたいのでしょう。次の切り口は、「モウリーニョ監督の下でプレイすることに魅力を感じるか」。これに対しては、

「(マンチェスター・ユナイテッドがモウリーニョ監督を招聘したのは)最高の人選だろう。勝ちたければ、モウリーニョを連れてくればいい。私はモウリーニョがユナイテッドを再びトップに戻す男だと信じている。…彼と過ごした時間はファンタスティックだった。インテルを離れるとき、一緒にいられた時間は短かったねと彼にいった。退団してからも、毎日のように話している。でも、また一緒に働くかどうかはわからない」

なるほど。「以前から決めていた」という彼の言葉に嘘がないとすれば、既にクラブと合意済みだったモウリーニョさんに口説かれてマンチェスター・ユナイテッドか、イタリアに住みたいという家族の希望を汲んで古巣ACミランか、いずれかではないでしょうか。言葉の端々から、まだ見ぬプレミアリーグデビューを目論んでいる香りが漂ってはくるものの、本人がわからないといっている以上は何ともいえません。

ラシュフォードはがんばってくれていたものの、彼がいなくなるとルーニーしかおらず、「マルシアルをサイド、キャプテンを中盤に固定」とするならば、マンチェスター・ユナイテッドのストライカー獲得は必須です。677試合392ゴールという輝かしい実績もさることながら、前線でボールをおさめてくれて、空中戦でも勝負できるタイプがいなかったチームにイブラヒモヴィッチはうってつけです。デパイやシュヴァインシュタイガー、シュナイデルラン、ダルミアンではユニフォームがさほど売れず、「ユーロアメリカ」が発表したランキングでは総売上枚数でチェルシーに負けていると報じられましたが、ズラタンが入団すれば、プレミアリーグNo.1はマンチェスター・ユナイテッドのものになるでしょう。「果報はユーロを観て待て」ですね。モウリーニョさんのカリスマに期待しつつ、6月は欧州最大の大会を愉しみたいと思います。

さて、オフシーズンの去就といえば、もうひとり気になるのがダヴィド・デ・ヘアです。昨夏、レアル・マドリードへの移籍話が手続きのトラブルで流れたスペイン代表GKは、初志貫徹で母国に戻るのでしょうか。「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、ファン・ハール監督にストレスを溜め、クラブを離れようとしていた守護神が、モウリーニョ監督の就任を聞いて翻意する見通しと伝えています。

デ・ヘアとファン・ハール監督の関係については、事実関係はわかりませんが、ネガティブな感情があったとすれば、勝てないチームに対する絶望感か、厳しい規律への違和感か、あるいはレアル・マドリード移籍騒動に伴う昨夏の4試合欠場が残したしこりでしょうか。デ・ヘアがプレミアリーグ開幕戦から出場していれば、クリーンシート16回のチェフにひとつ足りず、ゴールデン・グラブを逃す結果にはならなかったでしょう。いずれにしても、モウリーニョ監督の就任は、タイトルへの期待に加えて「一緒に仕事してみたい」という気分を盛り上げてくれるでしょう。デ・ヘアの代理人は、モウリーニョさんと同じジョルジュ・メンデス。やり手の代理人が、デ・ヘア移籍でひと儲けするより、チームに残して新監督とクラブに恩を売り、今後の新しい商談を持ち込みやすくするほうが得策と考える可能性は充分です。リーグ・アンで31試合38ゴールの大物ストライカーも魅力的ですが、プレミアリーグでそれ以上の数のピンチをビッグセーブでクリアしてきた守護神を残すことのほうが、優勝をめざすクラブにとってはより重要なのではないかと思います。

クラブを10年支えてくれたマイケル・キャリックについては新監督の意向次第ですが、プレミアリーグの終盤戦とFAカップで見せてくれた高速縦パスとスペースのカバーリングは、残していただいたほうがいいのではないかと思います。「モウリーニョ力」によって、大物選手が獲れたりチームに残ってくれたりすれば、それはそれでいい話なのですが、「ワールドクラスを続々獲得!」となると、マタや若手の顔を思い出して複雑な気分になりそうです。夏が来てみないとどうなるかはわかりませんが、ラシュフォードやリンガードの活躍に胸を熱くしたサポーターにとっては、「果報」ばかりでもないかもしれません。初年度から無茶をする監督ではないと信じてますが、怖いのは後ろにいるメンデス氏のほうで…。

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“イブラヒモヴィッチ上陸、デ・ヘア残留…モウリーニョ監督就任が、ワールドクラスの気持ちを動かす!?” への2件のフィードバック

  1. グローリーグローリー より:

    イブラヒモビッチは絶対的すぎる存在なのでラッシュフォードがいるユナイテッドがとりに動くのはどうなんですかね。リバプールが売りたがってるベンテケや出て行きたがってるルカクとかの方がラッシュフォードにポジション争いの余地が残されていて良いと思うのですが。あとレバンドフスキがマドリーに行ってベンゼマがアーセナルなんてことがあったらジルーも市場にでますし、ターゲットマンが必要なユナイテッドではありますが市場の動向をちゃんと見極めて慎重に動いて欲しいです

  2. makoto より:

    グローリーグローリーさん>
    サラリーが高かったとしても移籍金フリーという魅力があり、ストライカーの層が極端に薄いので、イブラヒモヴィッチ+ラシュフォードは、「1~2年は2人メインでズラタン引退後はラシュフォードをエースに」ということで、かえってありかもしれません。

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