2023.10.13 マンチェスター・ユナイテッドの話題チェルシーの話題
現地記者がふわっと予想!「マン・ユナイテッドとチェルシーのどちらが上位でフィニッシュするか?」
「アスレティック」の記事をみて、「やめてくれー!」と叫びそうになりました。「今季プレミアリーグのTOP5は?」「感銘を受けた監督は?」「解任第1号は?」「最も興奮する新戦力は?」など、8つの問いに5人の記者が答える雑談のような企画です。
上位5チームの予想は、トッテナム、アーセナル、マンチェスター・シティ、リヴァプールまで全員一致で、残りひとつが分かれました。チェルシーが1票、ニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッドが2票。前線から最後方まで、大半のポジションが問題を抱えているカオスのクラブを指名した方が2人もいまして、「あざーす」のひとことです。
最初に解任される監督で名前が挙がるかと思いきや、シェフィールド・ユナイテッドのヘッキンボトムが大人気で、テン・ハフはセーフでした。エキサイティングなニューフェイスは、:ファン・デ・フェン、ショボスライ、ムサ・ディアビ。ジェームズ・マディソンがいないのは、活躍を予想できたからでしょうか。ここにわがクラブの選手の名前がないのも、想定内です。
問題は、このテーマです。「マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーのどちらが上位でフィニッシュするか?」。いやいやいや、煽らないでください。それぞれのサポーターは大半が自チーム推しで、外野のチョイスは「どっちのやり方が気に入らないか?」みたいな話になりませんか。なっちゃいますよね?
莫大な投資で選手をかき集めたクラブと、負傷者続出&スキャンダルで混乱しているクラブゆえ、選んだ理由よりも落とした理由のほうが盛り上がってしまい、「タイトルはお金で買えるものではない」「ヴィジョンがない」「戦術レベルが低い」「サンチョが…」「ラシュフォードが…」「オナナが…」などなど、「あーあーあー聞こえません!」と逃げたくなるようなコメントが付いてくるのは目に見えています。
ちなみに「アスレティック」の5人は、3対2でマンチェスター・ユナイテッド。何しろ雑談テイストなので、根拠を問われても、「マン・ユナイテッドの特派員としては、そう答えないと」「オールド・トラフォードが勢いがあった時代を知っているから」「チェルシーは長期的な成長は見込めるけど、当面は好不調の波がありそう」というふわっとした答えしかありません。
さて、この件、精一杯フラットに見て答えると「チェルシー」です。理由は明快で、守備力の差。フォファナ、バディアシル、リース・ジェームズ、チルウェルを欠いても0-2、1-4でアウェイ連勝のチームは、主力の復帰とカイセド&ラヴィアのフィットで堅守に磨きがかかるのではないかと思います。前線の強化は乱暴に見えますが、後方の補強と売却は的確なんですよね…。
対してわれわれは、リサンドロ・マルティネスがいない間に勝率が上がるイメージがありません。リンデロフ、ヴァラン、マグワイア、ジョニー・エヴァンスは、指揮官の希望通りのラインナップではなく、絶不調のカゼミーロと慣れるのに時間がかかりそうなアムラバトも、大いに気になります。
両者ともに負傷者が多く、しばらくは苦しい戦いが続きそうですが、「未だセンターフォワードがノーゴール」「オープンプレーからたったの5ゴール」のチームより、リーグ3位の堅守の強化と若手のブレイクが見込めるチームのほうが伸びしろが大きいのではないでしょうか。負傷者が多いといっても、前線の離脱はサンチョだけなんですよね…。
ここからは、余談です。この記事で「マンチェスター・ユナイテッドを悪くいわない」というスタンスを貫いたカール・アンカ特派員によると、テン・ハフ就任以降、CBとして起用されたリサンドロ・マルティネス、ヴァラン、リンデロフ、ルーク・ショーのなかで、最も勝率が高いのはマグワイアだそうです。
35戦27勝で77%。最低のルーク・ショーは55%、リサンドロ・マルティネスは65%です。この数字には明確な理由があって、「強豪との対戦や、スピードでちぎられそうなFWがいるチームとの試合では先発させないから」。主軸が1月までリタイアとなってしまった今季は、気配り満点の起用法は続けられなくなるかもしれません。
いやー、残念ながら、どこをどう見ても、チェルシーの巻き返しのほうが早そうです。われわれの希望は、「突如、ホイルンド爆発!」「ラシュフォード確変がスタート!」とかですかね。期待を膨らませず、腐ることもなく、チームの復活を静かに待ちたいと思います。そう、静かにしてますんで、無邪気に煽らないでいただければ…。
上位5チームの予想は、トッテナム、アーセナル、マンチェスター・シティ、リヴァプールまで全員一致で、残りひとつが分かれました。チェルシーが1票、ニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッドが2票。前線から最後方まで、大半のポジションが問題を抱えているカオスのクラブを指名した方が2人もいまして、「あざーす」のひとことです。
最初に解任される監督で名前が挙がるかと思いきや、シェフィールド・ユナイテッドのヘッキンボトムが大人気で、テン・ハフはセーフでした。エキサイティングなニューフェイスは、:ファン・デ・フェン、ショボスライ、ムサ・ディアビ。ジェームズ・マディソンがいないのは、活躍を予想できたからでしょうか。ここにわがクラブの選手の名前がないのも、想定内です。
問題は、このテーマです。「マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーのどちらが上位でフィニッシュするか?」。いやいやいや、煽らないでください。それぞれのサポーターは大半が自チーム推しで、外野のチョイスは「どっちのやり方が気に入らないか?」みたいな話になりませんか。なっちゃいますよね?
莫大な投資で選手をかき集めたクラブと、負傷者続出&スキャンダルで混乱しているクラブゆえ、選んだ理由よりも落とした理由のほうが盛り上がってしまい、「タイトルはお金で買えるものではない」「ヴィジョンがない」「戦術レベルが低い」「サンチョが…」「ラシュフォードが…」「オナナが…」などなど、「あーあーあー聞こえません!」と逃げたくなるようなコメントが付いてくるのは目に見えています。
ちなみに「アスレティック」の5人は、3対2でマンチェスター・ユナイテッド。何しろ雑談テイストなので、根拠を問われても、「マン・ユナイテッドの特派員としては、そう答えないと」「オールド・トラフォードが勢いがあった時代を知っているから」「チェルシーは長期的な成長は見込めるけど、当面は好不調の波がありそう」というふわっとした答えしかありません。
さて、この件、精一杯フラットに見て答えると「チェルシー」です。理由は明快で、守備力の差。フォファナ、バディアシル、リース・ジェームズ、チルウェルを欠いても0-2、1-4でアウェイ連勝のチームは、主力の復帰とカイセド&ラヴィアのフィットで堅守に磨きがかかるのではないかと思います。前線の強化は乱暴に見えますが、後方の補強と売却は的確なんですよね…。
対してわれわれは、リサンドロ・マルティネスがいない間に勝率が上がるイメージがありません。リンデロフ、ヴァラン、マグワイア、ジョニー・エヴァンスは、指揮官の希望通りのラインナップではなく、絶不調のカゼミーロと慣れるのに時間がかかりそうなアムラバトも、大いに気になります。
両者ともに負傷者が多く、しばらくは苦しい戦いが続きそうですが、「未だセンターフォワードがノーゴール」「オープンプレーからたったの5ゴール」のチームより、リーグ3位の堅守の強化と若手のブレイクが見込めるチームのほうが伸びしろが大きいのではないでしょうか。負傷者が多いといっても、前線の離脱はサンチョだけなんですよね…。
ここからは、余談です。この記事で「マンチェスター・ユナイテッドを悪くいわない」というスタンスを貫いたカール・アンカ特派員によると、テン・ハフ就任以降、CBとして起用されたリサンドロ・マルティネス、ヴァラン、リンデロフ、ルーク・ショーのなかで、最も勝率が高いのはマグワイアだそうです。
35戦27勝で77%。最低のルーク・ショーは55%、リサンドロ・マルティネスは65%です。この数字には明確な理由があって、「強豪との対戦や、スピードでちぎられそうなFWがいるチームとの試合では先発させないから」。主軸が1月までリタイアとなってしまった今季は、気配り満点の起用法は続けられなくなるかもしれません。
いやー、残念ながら、どこをどう見ても、チェルシーの巻き返しのほうが早そうです。われわれの希望は、「突如、ホイルンド爆発!」「ラシュフォード確変がスタート!」とかですかね。期待を膨らませず、腐ることもなく、チームの復活を静かに待ちたいと思います。そう、静かにしてますんで、無邪気に煽らないでいただければ…。
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