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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

若手躍動で可能性が広がるマンチェスター・ユナイテッド。来季に向けて誰を売る?誰を残す?

プレミアリーグは、首位リヴァプールと13ポイント差の6位。チャンピオンズリーグは、グループステージ最下位という屈辱的な結果に終わりました。カラバオカップは4回戦でニューカッスルに0-3完敗。苦しいシーズンとなったマンチェスター・ユナイテッドに、残されたトロフィーはFAカップだけです。

とにかく事件が多い厳しいシーズン。しかし、明るい話がないわけではありません。サー・ジム・ラトクリフは、クラブの強化を加速してくれるでしょう。マンチェスター・シティからやってきたオマル・ベラダSEOには、長期的な視座に立ってチーム作りを進められる人材のアサインを期待したいと思います。

ピッチの上では、ヤングスターが着実に成長を遂げています。昨年の夏に加わったラスムス・ホイルンドはケガで出遅れ、イングランドにフィットするのに時間がかかったものの、CLで5発ゲットし、直近のプレミアリーグでも4試合連続ゴール。ブルーノ・フェルナンデスやルーク・ショー、ガルナチョとの連携のクオリティが高まれば、さらなる量産が期待できます。

昨季プレミアリーグでは19試合3ゴール2アシストだったガルナチョは、21試合5ゴール2アシストと目に見える結果を出しています。アストン・ヴィラ戦とウェストハム戦は、右ウイングで2ゴール。サンチョとアントニーを獲得しても解決できなかった右サイドの問題は、左右どちらでも蹴れる19歳のアタッカ―がベストアンサーになりそうです。

18歳のコビー・メイヌーもレギュラーとしてプレイしている今シーズンは、次世代のクラブの軸となる若手を育てる季節と位置づけてもいいのかもしれません。19歳のフランス人、ウィリー・カンブワラのベストポジションはCBか、アンカーか。中盤には、ウルヴス戦でプレミアリーグデビューを果たした19歳のオマリ・フォーソンもいます。

夏のマーケットでは、ベテランの取捨選択も話題になるはずです。ジョニー・エヴァンス、マグワイア、ヴァラン、リンデロフ、カゼミーロ、エリクセン、マルシアルから、何人残すのか。アムラバトは1年限りのお付き合いとなる可能性が高く、中盤センターと最終ラインはモデルチェンジが必要になるでしょう。

ディレクターになりきって残す選手を選ぶなら、こんな顔ぶれです。GKはオナナ、最終ラインはダロト、ワン=ビサカ、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー、カンブワラ。今季は冴えないヴァランには、以前の輝きを取り戻せるのではないかという淡い期待があります。中盤は、メイヌー、マクトミネイ、メイソン・マウント、エリクセン、フォーソン、ブルーノです。

カゼミーロは、それなりの値段で売れるなら手離してもいいのではないでしょうか。買い取りオプション付きのローンでセヴィージャに送り出したハンニバル・メイブリは、スペインに残るのでしょう。前線はラシュフォード、ガルナチョ、ホイルンド、アマド・ディアロ。縦に突破できないアントニーと、22歳にしてプレミアリーグノーゴールのペリストリは放出候補でしょう。

負傷者が多かったとはいえ、戦力をうまく活用したとはいえないテン・ハフ監督については、ポジティブに残ってほしいとはいえません。4ヵ月の戦いを経て、新たな経営ボードにフラットにジャッジしていただければと思います。ヨーロッパリーグの出場権を獲得し、仕切り直して次のシーズンを明るく迎えられればよしとしましょう。残りは最大で19試合。静かに応援します。


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“若手躍動で可能性が広がるマンチェスター・ユナイテッド。来季に向けて誰を売る?誰を残す?” への1件のコメント

  1. ぎぐ爺 より:

    個人的にはラッシュフォードは必要ないと思います。
    これからもカウンター戦術から脱却しないというなら別ですが。

    ルーニーのような高いスキル、献身的を持っているわけでなく
    (最近は悪いところはマネしてきているようですが)
    うまくいっても、ウォルコットのレベルの到達できるかどうかのレベルの選手に
    超高額なサラリーを払って、チームの未来を託すべきではでしょう。

    来季はグリーンウッドを戻して欲しいです。
    諸々のリスクが伴いますが、彼にはそれに見合うだけの価値がある
    と思います。

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