2026.08.04 マンチェスター・ユナイテッドの話題
補強が進まないマンチェスター・ユナイテッド、現状の最大のリスクとは?
プレミアリーグを制覇できるかと問われたレニー・ヨロは、イエスと即答しました。フットボーラーの多くは、目標を聞かれたら頂点というでしょう。ワールドカップに出場した日本代表の選手たちが「優勝をめざしている」といったから、ノックアウトラウンドの敗退は失敗だとするのは乱暴です。理想のゴールと合格ラインを切り分けないと、不毛な議論になりかねません。
マンチェスター・ユナイテッドのサポーターとしては、諸手を挙げて賛同したいのですが、チームの強化は進んでいないと認めざるを得ません。オールド・トラフォードに別れを告げたカゼミーロと、長期離脱のウガルテの穴を埋めるアンドレイ・サントスとティーレマンスの獲得が早かっただけで、ストライカー、左のフルバック、ウインガーの強化といった課題が残っています。
「カゼッタ・デロ・スポルト」は、ザークツィーはユヴェントスと個人条件で合意に達したと伝えています。セリエAのクラブが主張する買い取りオプション付きのローンをマン・ユナイテッドが呑めば、話はスムーズに進むそうです。ラシュフォードの去就も不透明で、フェネルバフチェにはいかないと思われますが、ドイツやイタリアなら話がまとまる可能性があります。
最前線とサイドをシェシュコ、エンベウモ、マテウス・クーニャ、チド・オビ、アマド・ディアロ、ドルグでまわすプランには、「負傷者が出なければ、いけるかも」というしかありません。ブレイクの予感漂うシェイ・レイシーや15歳の神童JJ・ガブリエルを、戦力としてカウントするのはリスキーです。国内カップで経験を積ませるなどで、大事に育てるべきでしょう。
前線の候補として報じられたリールのマティアス・フェルナンデス=パルド、フランクフルトのジャン=マテオ・バホヤ、コモのヘスス・ロドリゲスは、いずれもスピードは魅力ではあるものの、得点力が高いとはいえません。この季節になると必ず名前が出るヴィクトル・オシムヘンは、来てくれればありがたいのですが、現状の課題を解決するタイプではありません。
マンチェスター・ユナイテッドが抱える最大のリスクは、ブルーノ・フェルナンデスが不在となると、一気に攻撃力が落ちることでしょう。実は必要なのは、キャプテンの代役もキャプテンとの連携もOKなタイプです。プレミアリーグの選手から自由に選べるなら、コール・パルマー、エベレチ・エゼ、ドミニク・ショボスライ、デヤン・クルゼフスキといったあたりでしょうか。
トップ下も中盤のセンターも、カバーするのはメイソン・マウントになりかねない現状は不安です。前に進んでいるディールは、ルーク・ショーとポジションを争うルイス・ホールだけのようで、ニューカッスルの徹底抗戦で時間がかかりそうです。マンチェスター・ユナイテッドは、国内と欧州を両立できるスカッドを築けるのか。元気な若手が「優勝をめざせる」といっていますが…。
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