イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「偏愛的プレミアリーグ見聞録」は10000本となりました。本日は「今のマン・ユナイテッドに思うこと」

「偏愛的プレミアリーグ見聞録」は、今回で10000本となります。ここまで粛々と続けてこられたのは、日々の記事を読んでいただいているみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。始まりは2012年11月、マンチェスター・ユナイテッドに香川真司が入団したシーズン。年末にオールド・トラフォードを訪れ、彼の復帰戦を観たのが続けようと思ったきっかけでした。

あれから14年。このブログの足跡は、サー・アレックス・ファーガソンが退任した後の苦闘の歴史です。これほど長く、プレミアリーグのトロフィーに届かない時間を過ごすとは思いませんでした。モイーズ、ファン・ハール、モウリーニョ、スールシャール、ラングニック、テン・ハフ、アモリム。晴れやかな顔でクラブに別れを告げた監督は、ひとりもいません。

そして今、マイケル・キャリックが不振にあえいでいます。「BBC」「アスレティック」「テレグラフ」など現地メディアの報道によると、ボーンマス戦を0-3で落とした夜、クラブの内部では指揮官が退任するという憶測が飛び交っていたそうです。月曜日には、サー・ジム・ラトクリフとアブラム・グレイザー、ジョエル・グレイザーを交えた会議が開催されています。

オマール・ベラダCEOとジェイソン・ウィルコックスSDも出席した会議で、今後の選択肢について議論されたのですが、明快な結論は出ず。エディ・ハウ、ユリアン・ナーゲルスマン、アントニオ・コンテといった後任候補のなかに、満場一致で支持される人物はいなかったようで、「キャリックと選手たちが巻き返せるのかを見極める」という着地になりました。

消去法というべきか、先送りと表現すべきか。メディアにこれほど注目されているのに、「監督を支持する」というステートメントを出せない経営ボードに落胆しています。彼らの頭のなかにあるのは、新監督を招聘する際に支払う違約金や過激なサポーターの非難への対処であって、フットボールやトロフィーではないからでしょう。貧すれば鈍すとは、よくいったものです。

新たな監督を招聘したがっているボードメンバーは、「チェルシー、ローマ、アストン・ヴィラと戦った後、インターナショナルブレイクに入るので、解任はそのタイミング」といっているようです。オールド・トラフォードに集結したサポーターたちが、サー・ラトクリフと経営層を激しく批判しているのは、当事者意識が感じられないからでしょう。

経営ボードに支持されず、解任の噂を打ち消してもらえず、サポートも得られない監督は、それでもチームの一体感を醸成して結果を出さなければなりません。ブルーノ・フェルナンデスとは火曜日にキャリントンで話し合い、チームの問題点の洗い出しをしたと報じられています。週末のチェルシー戦で、トップ下に復帰するのではないでしょうか。

先日、「アスレティック」のインタビューを受けたテン・ハフは、「ブルーノ・フェルナンデスとリサンドロ・マルティネスがいなければ、チームは最高のパフォーマンスを発揮できない」と語っています。プレミアリーグのアシストのレコードホルダーは、なくてはならない存在です。メディアの前での批判という過ちを認め、難敵が続くバトルに集中してもらえればと思います。

カゼミーロの退団が痛かったのは確かですが、現在のマンチェスター・ユナイテッドのスカッドは、プレミアリーグでTOP4をキープするポテンシャルはあるはずです。アントニー、ファン・デ・ベーク、サンチョ、オナナ、ホイルンド…多額の投資をことごとく焦げつかせたジョン・マータフの暗黒の時代からは、改善しているといえるでしょう。

あれから14年が経ちました。マンチェスター・ユナイテッドのリーグ優勝と、プレミアリーグをレポートする体力や気力を失うのと、どちらが先になるのかはわかりません。受け入れがたい出来事があれど、毎朝パソコンに向かえるのは、プレミアリーグがおもしろいからであり、楽しんでいただいている方々がいるからです。今後とも、よろしくお願いいたします。


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“「偏愛的プレミアリーグ見聞録」は10000本となりました。本日は「今のマン・ユナイテッドに思うこと」” への14件のフィードバック

  1. えるこっぷ より:

    いつも楽しみにしています。
    私が死ぬまで続けてほしいです。

  2. 裏島 より:

    10年以上毎朝読むのが日課になっています。
    いつも本当にありがとうございます!

  3. あつお より:

    10000本おめでとうございます!
    私のプレミア歴はmakotoさんのこの偏愛的プレミアリーグ見聞録なしには語れません。
    こちらのブログ開設とほぼ同時期から見始めたプレミアをここまで見続けるとは思いませんでした。

    初めて見させてもらった頃は高校生で、いまは三十路のおっさんになりました笑
    これからもここと一緒にプレミアリーグに一喜一憂しながら、歳を重ねたいものです。

    いつもありがとうございます。

  4. yuto より:

    観戦した試合のレビューとしても、翌週の楽しみのプレビューとしても、いつも楽しく拝見させていただいております。
    10,000本の掲載…これまでご継続いただき、私をはじめ毎週末をより楽しませていただいたサポーターがたくさんいらっしゃることと思います。
    今後ともお身体ご自愛いただき、長く続けられることをお祈り申し上げます。

    今のユナイテッドはまさしく苦境そのものですが、今シーズンの絶望的な結果を起こしたのも、昨シーズン巻き返したのも同じ指揮官とほぼ変わらぬスカッドなのですから、指揮官だけでなく、選手にも責任があるとしての判断は健全なものとも捉えておりました。
    ルーニーの喝が私の胸には響きまして、選手たちのメンタル一つで巻き返せると信じたいものです。

  5. アイク より:

    10,000本到達おめでとうございます!

    ネタの新鮮さ、視点の面白さ、高頻度、スタンスの誠実さと一貫性、深い納得感。いつも惚れ惚れしながら読んでおります。オールジャンルで最高のブログだと思っております。
    微力ながら、いつまでも応援し続けます!

  6. まさやん より:

    10000本おめでとうございます!
    毎日読ませて貰うのを楽しみにしております。
    20年以上のリヴァプールファンですが、このブログのおかげでプレミアリーグ全体を楽しめるようになりました。
    これからも末永く続けて貰えたらと思います。
    リヴァプールとマンユナイテッドが優勝争いで盛り上がれることを願ってます!

  7. 石川 より:

    いつも楽しく拝見しています。
    ユナイテッドの惨状、お察しいたします。
    前まではアーセナルファンですが、このブログに出会ってからはプレミアリーグファンになりました。
    これからも楽しみにしています。

  8. まてば より:

    常日頃より愛読させていただいているグーナーです。普段はロム専なのですが、10,000本の記事掲載おめでとうございます。

    贔屓のチームの結果に流されずに、いつもリベラルな筆調の記事を楽しく読ませていただいています。私だったら納得出来ない判定等で負けた試合であれば、こうも理知的な文章を書ける自信がありません笑 尊敬しています。

    体調やモチベーションに気を付けて執筆活動頑張ってください。今後も応援しています。

  9. LF より:

    リヴァプールサポーターですがこのブログが続くためならばユナイテッドの活躍も願わずにいられません。

  10. のこ より:

    贔屓のチーム以外の全試合まで試合を追う余裕がない中で、こちらのブログで面白そうな展開だった試合を見繕って後追い視聴するのを日々の楽しみにしています。
    毎日本当にありがとうございます。

  11. セブン より:

    10000本の達成おめでとう御座います。

    この数年間、毎朝ここの記事を読むのが日課でいつも楽しませてもらっています。
    改めて感謝を伝えたいです。
    毎日を楽しみにしてくれて本当にありがとうございます。
    今後も活動を応援しています!

    無理をなさらないで欲しいですが、出来るだけ続けてもらえると嬉しいです(笑)
    これからもよろしくお願いします!

  12. 白玉 より:

    10000本おめでとうございます。いつから読み始めたのかまったく覚えていませんが、毎日のように新しい記事が投稿されていないかチェックするのが習慣になっています。自分がプレミアを観始めた頃は、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルの一騎打ちのような時代だったので、まさかユナイテッドサポーターがこれほど長く厳しい時期を過ごすことになるとは想像もしていませんでした。そんな中で常に客観的にクラブの状況を語ってくれるこのブログはどんなサッカー記事よりも信頼を置いています。これからもマイペースで頑張ってください。応援しています。

  13. 猫華店 より:

    10000本達成おめでとうございます。
    いつも楽しい記事をありがとうございます。
    これからもずっと読者でいたいとおもいますので、頑張ってください!

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