「長期的なヴィジョンに合う選手を…」CEOが漏らしたマン・ユナイテッドの補強方針。
プレミアリーグ2017-18シーズンには2位に食い込み、優勝を争うはずだったマンチェスター・ユナイテッドは、指揮官と選手の確執によって不振に陥ったのが響いて6位でシーズンを終えました。着実な強化で欧州でもトップクラスとなったリヴァプールとマン・シティの背中は遙か遠くに去り、2019-20シーズンの目標はプレミアリーグTOP4フィニッシュとELやカップ戦のタイトル獲得まででしょう。
「スカイスポーツ」が紹介した冒頭のコメントは、ワン=ビサカの入団直前にエド・ウッドワードCEOがスタッフに送ったメールがリークされたものだそうです。これを読んで、「長期的なヴィジョン」という言葉にテンションが上がったサポーターが多かったのではないでしょうか。スウォンジーから獲得したMFダニエル・ジェームスと、クリスタル・パレスに5000万ポンドを支払ったアーロン・ワン=ビサカはともに21歳。ガレス・ベイルやアントワーヌ・グリーズマンなど大物獲得の噂が流れていたのは、シーズン終了から数週間だけでした。現在メディアを賑わしている顔ぶれは、スールシャール監督のポリシーに合い、成長余力がある選手ということになります。
数年後のプレミアリーグ制覇をめざし、モデルチェンジを図っているマン・ユナイテッドは、この先の5週間でどんなタレントを揃えるのでしょうか。現実的な最有力候補は、スポルティングCPのマルセル・カイザー監督が「チームに残ってほしいが、状況は誰もが知るとおりだ。彼をキープするのは難しいだろう」と語ったブルーノ・フェルナンデスでしょう。公式戦53試合32ゴール18アシストという驚愕のスタッツを残した24歳のポルトガル人MFについては、「マンチェスター、・ユナイテッドがワン=ビサカとの契約に注力し、トッテナムがエンドンベレにフォーカスしている間にリヴァプールが横取りを画策」と報じられました。
スールシャール監督が「交渉のスピードを上げてほしい」と要望したという報道もあり、7月からは彼の名前が取り沙汰される機会が増えるのではないでしょうか。7000万ポンドと伝えられている高額の移籍金と、ライバルのアトレティコ・マドリード、リヴァプール、トッテナムがすべてCL出場権を保持していることが気になりますが、首尾よく獲得できれば得点力不足という弱点は大きく改善しそうです。
中盤では、アストン・ヴィラでプレミアリーグ昇格に貢献したジョン・マッギンを5000万ポンド(約68億円)で獲りにいくという話も出ています。チャンピオンシップ40試合6ゴール10アシストでサポーターが選ぶMVPに輝いたスコットランド代表MFは、こちらも24歳。2018年9月のシェフィールド・ウェンズデー戦で、クリアボールの落ち際を左足で叩いた超絶ボレーが話題になった選手ですが、キックの精度の高さとパスワークに定評があり、マタが果たしてきた役割をまかせられるタレントです。プレミアリーグで実績がない選手にワン=ビサカと同額は、いささか高いような気がしますが、ポグバがマドリードに去るなら検討してもいいのではないでしょうか。
懸案のCBはマグワイアの獲得が厳しくなっており、シーン・ロングスタッフやデクラン・ライスなど若いセントラルMFは所属クラブのガードが固そうですが、これらのポジションも見どころある若手にこだわる方針でいいのではないかと思います。商業的な成功のシンボルであるウッドワードCEOと、プレミアリーグの指揮官として夏を過ごすのが初めてのスールシャールの目利きをどこまで信じていいのかという不安はありますが…。ビッグ6のなかでは、最も精力的に動いているマンチェスター・ユナイテッドの次の一手に注目です。
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ブルーノ・フェルナンデスももちろんですが、最優先はCBの補強をしてほしいです。補強が必ずうまくいくとは限りませんがファンダイクの例を見た後では、お金を惜しまずチャレンジしてもらいたい。VARの導入でスモーリングは腕の使い方が致命傷になり、1年間稼働の計算ができないジョーンズ&ロホ、大切な選手たちですが、次のサイクルに向かってほしいです。前線は仮にルカクが抜けてもラッシュフォードを信頼してほしいかな。
Scholesさんに同感です。ポグバがいなくならない限りブルーノフェルナンデスはわざわざ取らなくても…
CBは絶対に必要なんで、ここはもう思い切ってクリバリ行ってほしいな(笑)