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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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すべてはリヴァプールのために…主将スティーブン・ジェラード、イングランド代表引退!

「自分がこれまでのキャリアで経験したなかでも、最も難しい判断のひとつだった」…スティーブン・ジェラードが、アンフィールドのサポーターのために、プレミアリーグとチャンピオンズリーグに専念することを決意しました。イングランド代表、引退。114試合出場は、フィールドプレイヤー1位のデヴィッド・ベッカムまであとひとつ。代表最多出場記録を持つ、往年の名GKピーター・シルトンまであと11試合。トータル21ゴールは同世代の盟友フランク・ランパードの29より少なかったものの、ワールドカップという大舞台で重要なゴールを決められなかったランパードに対して、2006年のドイツでの2発など、ここぞというシーンで記憶に残るゴールを叩き込んだタフなMFでした。

「”I’d like to firstly thank my family and friends for all their support throughout my England journey. I’d also like to thank everyone who has been part of my international career, from the England managers I’ve played under to the staff at the FA and, of course, all the players I’ve been fortunate to play alongside.」
(私のイングランド代表での旅を全面的に支えてくれた家族と友人に、最初の感謝を捧げたいと思います。そして、私の国際的なキャリアのひとつひとつを形成してくれているすべての人に感謝しています。イングランド代表監督、FAのスタッフ、そしてもちろん、幸運にもそばでプレーしてくれたすべてのチームメイトたち)

代表最多出場という名誉も視野に入っていたジェラードは、「次のユーロまでやるや否や」を真剣に悩んだのではないでしょうか。しかし、彼をこの決断に導いたのは、やはり「リヴァプールのために」という一心でした。ファンタスティックなブレンダン・ロジャースに報いるために。チャンピオンズリーグで、アンフィールドのサポーターを喜ばせるために。

「Most importantly, Brendan Rodgers has been fantastic and obviously I have to look after my body as much as possible to ensure I can give everything when I take to the field.」
「To ensure I can keep playing to a high level and giving everything to Liverpool Football Club, I believe this is the right decision and having Champions League football back at Anfield is another big factor in my decision.」
(最も重要なのは、ブレンダン・ロジャーズは素晴らしいということであり、確実にフィールドですべてを出しきるために、当然、私は可能な限り体の手入れをしなければならないということ)
(私が高いレベルのプレイを維持して、リヴァプールに確実にすべてを与え続けられるためには、この判断は正しいものであると確信しています。アンフィールドでチャンピオンズリーグを戦えることも、今回の私の決定におけるもうひとつの大きい要因です)

今季、さらなるジャンプアップが期待されるリヴァプール。プレミアリーグとチャンピオンズリーグにおけるジェラードのチャレンジが、ますます楽しみになってきますね。

5年前、私と同じ年に生まれたパオロ・マルディーニが引退した時、1年や2年でクラブを移り歩く選手が増えた欧州サッカー界において、幼少の頃門を叩いた愛するひとつのクラブのために、自らのキャリアのすべてを捧げるような選手はもう出てこないのではないかと思いました。しかしその後、われわれは、プレミアリーグで3人の代表選手の素晴らしいキャリアを目の当たりにしています。2011年、36歳のガリー・ネビルがリタイア。2014年、40歳ライアン・ギグス引退。そしておそらく、スティ-ブン・ジェラード。

自分の母国である日本代表とともに、プレミアリーグのご縁で応援し続けてきたイングランド代表のキャプテンの引退には、やはり心が震えます。2014年は心残りの結果に終わってしまったものの、ワールドカップで2回に渡って、サッカーの母国のキャプテンという重責を担ってきたジェラードには、尊敬の念を込めて、「おつかれさま。ありがとう」とお伝えしたいと思います。いつも彼のすぐそばで、当たり前のようにパスを要求し続けていた、フランク・ランパードとともに。(写真著作者/Stanislav Vedmid 英文コメントはすべてhttp://www.liverpoolfc.com/からの引用による。日本語訳は筆者)

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“すべてはリヴァプールのために…主将スティーブン・ジェラード、イングランド代表引退!” への5件のフィードバック

  1. あああ より:

    ベッカム自身もジェラードは代表を続けるべきと言ってたんですがね。
    ジェラードが後継者に指名したウィルシャーが未だに喫煙を続けてるのはほんとに残念ですね。
    毎晩、毎晩プレミア優勝を夢に見ると言っていたジェラードには栄光を手にして欲しいと思います。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    When I die,don’t bring me to the hospital.Bring me to Anfield.I was born there and will die there.でした。恥ずかしい笑

  3. こーこ より:

    スコールズとキャラガーも笑

  4. リバサポ より:

    ガリー、キャラガー、スコールズといった選手は本当にキャプテンが似合う選手でしたね。カッコ良かった〜。無骨な英国人って感じでした。

  5. makoto より:

    あああ さん>
    そうですね。あれだけ、セリエAからの話を断り続けてきた人ですから。

    こーこさん>
    おっしゃるとおりなのですが、スコールズは自ら代表から引くのが早すぎ、キャラガーも一筋とはいえ、ぎりぎりまで代表にもこだわって…というキャラではなく、今回のジェラードの話に添えるにはどうかな、と引きました。

    リバサポさん>
    それぞれ、イングランド人らしい、率直さと気骨のあるいい選手でしたね。

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