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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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カタールから高額オファー!退団間近のダヴィド・シルヴァは蹴るか、受けるか⁉

プレミアリーグ301試合57ゴール90アシスト。1試合あたりのアシスト数は、近年不振のメスト・エジルや1月に去ったクリスティアン・エリクセンを上回っています。マンチェスター・シティのキャプテン、ダヴィド・シルヴァ。イングランドで10シーズンを過ごし、プレミアリーグ4回制覇をはじめ、クラブに13個のトロフィーをもたらしたレジェンドです。今季限りでマンチェスター・シティを退団すると明言していた34歳のプレーメイカーに、前言撤回はなさそうです。

あと何回、彼のプレイを見られるのか。リヴァプールの背中が見えないペップ・グアルディオラは、後継者と目されているフィル・フォーデンを重用するでしょう。サポーターに直接別れを告げる機会を失った元スペイン代表の花道は、8月1日のファイナル開催が決まったFAカップになるのでしょうか。

マン・シティに残るという選択肢はないと語ったダヴィド・シルヴァは、自らの将来について聞かれても、「何も決まっていない」と返すのみです。「家族にも聞かれるけど、思考はストップしたままだ。すべての力を出し切れると感じられる場所を探している。友人たちが、僕の行き先に関する情報を聞いて連絡してくるね。彼らのほうが、より多くを知っているかもしれない」。一時はヴィッセル神戸に移籍するという噂があったMFは、イタリア、スペイン、MLSなどさまざまな選択肢が取り沙汰されていますが、残り2ヵ月を切った今でも「プレミアリーグのライバルクラブ以外」としか決めていないようです。

最新のゴシップは、「ミラー」と「デイリー・メール」が報じたカタール行きです。既にオファー済みと報じられたクラブは、2017‐18シーズンのカタール・スターズリーグを史上初の無敗で制したアル・ドゥハイル。「中島翔哉が在籍していたクラブ」あるいは、「中島を獲得しようとしたパリ・サンジェルマンが、FFPのルール違反回避のために迂回移籍させたと囁かれたクラブ」といえば、そんな話もあったと思い出す方もいるのではないでしょうか。

ドーハには、2022年のワールドカップ開催を見据えて国内リーグのレベルアップが必要という声があり、当地のシンボルとなるアル・ドゥハイルがビッグネームの招聘を画策しているとのこと。マン・シティのレジェンドが、他クラブを大きく上回る高額オファーと新たなカルチャーとの出会いにイエスといえば、話はすぐにまとまるといわれています。

「僕の時代は終わるけど、心の中にはいつもこのクラブがある。ここに来てすぐに、素晴らしい待遇を受けた。今も、とてもリスペクトされている。それでも、僕と家族は別の挑戦を必要としている。サッカーに集中できる完璧な環境があり、落ち着いた生活があった。唯一、天気はよくなかったけどね。こうして振り返ってみると、あっという間の10年だった」

彼もクラブもわれわれもパンデミックに翻弄され、イメージどおりの別れ方を実現できそうにありませんが、最後のプレミアリーグで58回めのゴールシーンか、91個めのアシストを目撃できればと思います。プレミアリーグ2019‐20シーズンの38節が行われるのは7月26日。その6日後に、FAカップファイナルです。


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