8人リタイアの絶不調アーセナル…現地メディアが「売るべき」「残すべき」を格付け!
パブロ・マリの重傷は最悪のアクシデントですが、フラメンゴのマルコス・ブラス副会長による完全移籍宣言は極上の朗報です。「私にいえるのは、マリは既に売却済みという事実だ。疑いの余地はない。深刻なケガを負ったのは知っているけど、問題は解決している」。イギリスのメディアは、1400万ポンド(約18億6000万円)程度で買い取る見通しと報じており、貴重なレフティが来季プレミアリーグで主軸となるのは間違いないようです。
それにしても、アーセナルはついていません。プレミアリーグ再開初戦のマンチェスター・シティ戦で早々にリタイアしたグラニト・ジャカは、復帰まで2週間程度と軽傷のようですが、靭帯を捻ったベルント・レノは最終節に間に合わない可能性大。ガブリエウ・マルティネッリも膝を痛めてしまい、こちらは復帰まで数ヵ月かかるといわれています。エティハドでレッドカードを突き付けられたダヴィド・ルイスはセインツ戦を欠場。足首骨折のルーカス・トレイラ、太腿を痛めたパパスタソプーロス、鼻の骨を折ったセドリク・ソアレスの合流は、早くても7月上旬です。
あっという間に、負傷者リストに8人。チャンバース、マルティネッリ、パブロ・マリは来季プレミアリーグの序盤戦も失うかもしれません。ダニ・セバージョスはスペインに帰るといわれており、ベシクタシュに貸し出されているエルネニーは、クラブに戻らずオリンピアコスに売られる可能性があるようです。中盤センターは明らかに駒不足。CL出場権獲得が厳しくなったアルテタ監督は、何人かの主力を手離し、弱点強化を進めなければなりません。
「GiveMeSports」が、「The Arsenal squad has been ranked from ‘never sell’ to ‘for the love of god sell’」と題した記事で戦力のランク付けを行っています。「売ってはいけない」から、「神の愛に満ちた売却を」までの5段階の顔ぶれをチェックしてみましょう。
■Never sell(売ってはいけない)
ピエール=エメリク・オーバメヤン、ベルント・レノ、キーラン・ティアニー、ニコラ・ペペ、ガブリエウ・マルティネッリ
■Good for now(今のところ、いいんじゃない)
カラム・チャンバース、リース・ネルソン、マッテオ・グエンドゥジ、グラニト・ジャカ、エクトル・ベジェリン、ブカヨ・サカ、エディ・エンケティア
■Give them a little more time(もうちょっと様子を見よう)
エインズリー・メートランド=ナイルズ、ジョー・ウィロック、エミール・スミス=ロウ、コンスタンティノス・マヴロパノス、エミリアーノ・マルティネス
■If a good offer is made(いいオファーがあれば)
セアド・コラシナツ、マット・マッケイ、ロブ・ホールディング、ルーカス・トレイラ
■For the love of god sell(神の愛に満ちた売却を)
ダニ・セバージョス、ダヴィド・ルイス、パパスタソプーロス、アレクサンドル・ラカゼット、シュコドラン・ムスタフィ、メスト・エジル
経営の目線で捉えれば、それなりの値段が付きそうなラカゼット&ムスタフィと、サラリーの負担がきついダヴィド・ルイス、エジルは要売却。フットボールの観点では、チームのスタイルにフィットしないパパスタソプーロスは手離したほうがいいでしょう。中盤の真ん中は残したいのですが、ルーカス・トレイラは本人のモチベーション次第。ホールディングを残すなら、そろそろマヴロパノスを見切る頃かもしれません。ウィロックとメートランド=ナイルズも、「いいオファーがあれば」に括ってもいいのではないかと思います。
アーセナルが、来季プレミアリーグで巻き返しを図るためには、ベテランの売却を進めながら、何人かの若手を育て上げなければなりません。しばらく戦列を離れるマルティネッリを2021-22シーズンのブレイク候補とするなら、サカ、ネルソン、スミス=ロウ、そして夏にやってくるウィリアム・サリバといったところでしょうか。クラブにとって、ここからの2ヵ月は、近年で最も重要な時期になるのではないかと思います。売却候補を首尾よく手離せるのか。チームに変革をもたらす新戦力を獲得できるのか。「Never sell」に名前を刻みたいアルテタ監督の立ち回りに期待しましょう。
それにしても、アーセナルはついていません。プレミアリーグ再開初戦のマンチェスター・シティ戦で早々にリタイアしたグラニト・ジャカは、復帰まで2週間程度と軽傷のようですが、靭帯を捻ったベルント・レノは最終節に間に合わない可能性大。ガブリエウ・マルティネッリも膝を痛めてしまい、こちらは復帰まで数ヵ月かかるといわれています。エティハドでレッドカードを突き付けられたダヴィド・ルイスはセインツ戦を欠場。足首骨折のルーカス・トレイラ、太腿を痛めたパパスタソプーロス、鼻の骨を折ったセドリク・ソアレスの合流は、早くても7月上旬です。
あっという間に、負傷者リストに8人。チャンバース、マルティネッリ、パブロ・マリは来季プレミアリーグの序盤戦も失うかもしれません。ダニ・セバージョスはスペインに帰るといわれており、ベシクタシュに貸し出されているエルネニーは、クラブに戻らずオリンピアコスに売られる可能性があるようです。中盤センターは明らかに駒不足。CL出場権獲得が厳しくなったアルテタ監督は、何人かの主力を手離し、弱点強化を進めなければなりません。
「GiveMeSports」が、「The Arsenal squad has been ranked from ‘never sell’ to ‘for the love of god sell’」と題した記事で戦力のランク付けを行っています。「売ってはいけない」から、「神の愛に満ちた売却を」までの5段階の顔ぶれをチェックしてみましょう。
■Never sell(売ってはいけない)
ピエール=エメリク・オーバメヤン、ベルント・レノ、キーラン・ティアニー、ニコラ・ペペ、ガブリエウ・マルティネッリ
■Good for now(今のところ、いいんじゃない)
カラム・チャンバース、リース・ネルソン、マッテオ・グエンドゥジ、グラニト・ジャカ、エクトル・ベジェリン、ブカヨ・サカ、エディ・エンケティア
■Give them a little more time(もうちょっと様子を見よう)
エインズリー・メートランド=ナイルズ、ジョー・ウィロック、エミール・スミス=ロウ、コンスタンティノス・マヴロパノス、エミリアーノ・マルティネス
■If a good offer is made(いいオファーがあれば)
セアド・コラシナツ、マット・マッケイ、ロブ・ホールディング、ルーカス・トレイラ
■For the love of god sell(神の愛に満ちた売却を)
ダニ・セバージョス、ダヴィド・ルイス、パパスタソプーロス、アレクサンドル・ラカゼット、シュコドラン・ムスタフィ、メスト・エジル
経営の目線で捉えれば、それなりの値段が付きそうなラカゼット&ムスタフィと、サラリーの負担がきついダヴィド・ルイス、エジルは要売却。フットボールの観点では、チームのスタイルにフィットしないパパスタソプーロスは手離したほうがいいでしょう。中盤の真ん中は残したいのですが、ルーカス・トレイラは本人のモチベーション次第。ホールディングを残すなら、そろそろマヴロパノスを見切る頃かもしれません。ウィロックとメートランド=ナイルズも、「いいオファーがあれば」に括ってもいいのではないかと思います。
アーセナルが、来季プレミアリーグで巻き返しを図るためには、ベテランの売却を進めながら、何人かの若手を育て上げなければなりません。しばらく戦列を離れるマルティネッリを2021-22シーズンのブレイク候補とするなら、サカ、ネルソン、スミス=ロウ、そして夏にやってくるウィリアム・サリバといったところでしょうか。クラブにとって、ここからの2ヵ月は、近年で最も重要な時期になるのではないかと思います。売却候補を首尾よく手離せるのか。チームに変革をもたらす新戦力を獲得できるのか。「Never sell」に名前を刻みたいアルテタ監督の立ち回りに期待しましょう。
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