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【Tottenham×West Ham】結局ハリー・ケイン!「モウリーニョの展開」でスパーズが2-0完勝!

マンチェスター・シティのペナルティが確定すれば、CL出場権が得られる5位と4ポイント差のトッテナムは必勝。降格ゾーンがすぐ下にある17位のウェストハムもポイントがほしい一戦です。プレミアリーグ31節のロンドンダービー。ジョゼ・モウリーニョ監督のチームは、デル・アリが復帰しています。GKロリス、DFセルジュ・オーリエ、ダヴィンソン・サンチェス、エリック・ダイアー、フェルトンゲン。中盤センターにシソコとロ・チェルソ、2列めにソン・フンミン、デル・アリ、ルーカス・モウラ、最前線にプレミアリーグ11ゴールのハリー・ケインという布陣です。

サイドの攻略をめざすスパーズに対して、手数をかけずにゴール前に迫ろうとするハマーズ。両者とも中央の守備が厚く、5分を過ぎてもシュートチャンスはありません。SBの上がりが遅いスパーズは、ソン・フンミンとルーカス・モウラが単独で突破に成功しなければ、ボックス脇を陥れるのは難しそうです。13分にロ・チェルソのスルーパスが縦に入り、セルジュ・オーリエがボックス右でフリーになりますが、速いグラウンダーは味方に合わずCKとなります。前線に効果的な楔が入らないホームチーム。20分までにハリー・ケインがボールに触ったのは3回だけです。

22分、デル・アリが右のルーカス・モウラを走らせたカウンターは、中央でラストパスを受けたソン・フンミンが打てず。1分後、デクラン・ライスをかわしたルーカス・モウラが強烈なミドルを放ちますが、ファビアンスキが上に弾き出すビッグセーブで先制を許しません。給水後の26分、遠めから狙ったハリー・ケインの最初のシュートはGKの正面。31分にロ・チェルソが右サイドに展開し、セルジュ・オーリエのアーリークロスがエースの頭に合いますが、余裕がなかったヘディングシュートはクロスバーを越えていきました。

チェンジ・オブ・ペースがなく、パスの大半が足元のスパーズが、ミドルレンジからのシュートに希望を見出そうとするのは当然に思えます。ボックス内のシュートは、ハリー・ケインとセットピースのエリック・ダイアーのみ。45分にロ・チェルソのパスを左で受けたソン・フンミンが切り返しから完璧なシュートでネットを揺らしますが、VARがオフサイドを指摘し、ノーゴール。追加タイム3分、ベン・デイヴィスの速いグラウンダーがフリーのルーカス・モウラの足元に入るも、焦った右足のシュートは左に切れてしまいます。

あまりにもハマーズに元気がなかった前半は0-0。後半もスパーズがボールを支配し、49分にドリブルで攻め上がったエリック・ダイアーのきわどいコントロールショットがポストの左を抜けていきます。1分後、セルジュ・オーリエがニアに入れたグラウンダーは、先着したハリー・ケインのヒールキックが枠にいかず。ハマーズが最初のチャンスをつかんだのは54分でした。右サイドに出たノーブルがボーウェンに預けると、折り返しが中央のフォルナレスに通りますが、右足のボレーはうまく当たらず左に切れてしまいます。1分後にハリー・ケインがボックス手前から打ったミドルは、ファビアンスキの頭上に消えていきました。

59分、ソン・フンミンが仕掛けたカウンターは、左から上がったロ・チェルソのラストパスでハリー・ケインがフリーになるも、クロスに打った左足のシュートはファーポストの外。モウリーニョ監督は、ここでデル・アリを諦め、ラメラを同じポジションに配します。スコアが動いたのは64分。ロ・チェルソのCKにルーカス・モウラとエリック・ダイアーが反応し、コースが変わったボールがソーチェクの足に当たると、ボールは左のサイドネットに吸い込まれました。

オンターゲットゼロという状況を変えたいモイーズ監督は、71分にノーブルとフォルナルスを下げ、ランシーニとフェリペ・アンデルソンを投入。モウリーニョ監督も、同じ時間にルーカス・モウラをベルフワインにスイッチします。ハマーズの最後のチャンスは78分。右サイドからのFKのクリアがファーに流れ、フェリペ・アンデルソンがニアのボーウェンに折り返すと、左足の一撃はポストを叩いて外に消えていきました。

勝負が決したのは82分、いかにもモウリーニョのチームらしいカウンター。自陣でインターセプトに成功したラメラが左のソン・フンミンに預けると、スルーパスで独走となったハリー・ケインがファビアンスキと1対1となり、落ち着いて右隅に流し込みました。プレミアリーグ3回制覇の名将が、チェルシー時代に何度も見せたクリーンシートの完勝パターン。86分にソン・フンミンをハリー・ウィンクスに代え、悠々と戦況を見守った指揮官は、オンターゲットを1本しか打たせなかった守備に満足しているのではないでしょうか。

ポゼッション61%は優勢の証ではなく、苦戦の原因でした。引いた相手に対して工夫がなかったスパーズは、幸運なオウンゴールの後、スペースさえあれば前線の決定力は極めて高いことをアピールしました。次節のプレミアリーグは、難敵シェフィールド・ユナイテッド。持たされる展開になると思われますが、モウリーニョ監督は今日の前半の反省を次につなげられるでしょうか。スペースが空くタイミングを逃さないロ・チェルソを、ハリー・ケインとソン・フンミンの近くに配するのが、最も手っ取り早い改善策なのではないかと思います。来週のミッドウィーク開催となるアウェイゲームは、攻撃に課題を抱える指揮官のアイデアに注目しましょう。


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