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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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サカとマルティネッリが契約延長!そしてオーバメヤンは、あるいは彼は。

今季公式戦33試合3ゴール10アシストのブカヨ・サカと、7月1日に4年契約を締結。26試合10ゴール4アシストのガブリエウ・マルティネッリも、昨夜の「BBC」が長期契約を交わしたと報じています。将来が楽しみなティーンエイジャーたちの朗報に、グーナーのみなさんはテンションが上がっているのではないでしょうか。5年後のアーセナルを背負って立つ逸材たちが、どんなプロセスでワールドクラスといわれるレベルに辿り着くのかを、しっかり見届けねばと姿勢を正す週末の朝なのであります。

輝かしい5年後を迎えるためには、今季のプレミアリーグで欧州へのチケットを確保しつつ、次のシーズンに向けて、より戦えるスカッドを築き上げなければなりません。サカ、マルティネッリの後は、いよいよエースとの交渉です。「Arsenal’s Aubameyang wants three-year, £250,000-a-week deal to stay at the club(アーセナルのオーバメヤンは、クラブに残るために週給25万ポンドの3年契約を求めている)」と題した記事を配信したのは「ESPN」。メスト・エジルに週給35万ポンドを払い続けていることを考えれば、オーバメヤンの要求は決して法外なものではありません。

ミッドウィークに開催されたノリッジ戦で2ゴールを決めたエースは、プレミアリーグ79試合で51ゴールに到達しました。「この記録が、彼のすべてを表現している。メンタルの強さがなければ成しえない」。ティエリ・アンリを上回るクラブ史上最速ペースで50発を超えたキャプテンに対して、アルテタ監督はレジェンドたちの名前を挙げながら、熱すぎるラブコールを送っています。

「彼は、われわれが何をやろうとしているか理解している。ロイヤリティが高く、クラブの一員であることを疑う余地はない。契約を延長し、長い間いてほしい。ティエリが成した快挙を継いでくれるといいね。そのためには個人記録だけではなく、コンペティションで勝たないと」(ミラー)

「最高の選手を売ってチームを改善するなどというのはありえない。オーバメヤンは、ロビン・ファン・ペルシのような偉大な存在になれるはずだ。ロビンとともにプレイしていたとき、彼は毎週のように違いをもたらしていた。どんなポジションでもこなすトータルのクオリティ、インテリジェンス、フィニッシュの技術など、あらゆる面で抜きん出ていた」(スカイスポーツ)

彼を中心にチームを創りたいと語ったマネージャーに対して、オーバメヤンは応える意向のようです。「スカイスポーツ」によると、アルテタ監督の就任によってチームは改善していると評したストライカーは、サカの契約延長を喜んでおり、自身については「今は残りのシーズンに集中したい。試合が全て終わったら考えるよ」と濁しつつ、前向きに検討する姿勢を示しているそうです。

サンテティエンヌにレンタルしているウィリアム・サリバは6月末で契約切れとなり、晴れてガナーズの一員となりました。エースの残留と噂のセントラルMFの獲得が決まれば、来季の背骨が固まります。若手とワールドクラスをかみ合わせるチーム作りが進むなかで、彼はどうするのでしょうか。プレミアリーグ再開後のピッチに顔を出していない週給35万ポンドのプレーメイカーの去就も、大いに気になるのですが。


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