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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.UTD×Bournemouth】圧巻グリーンウッド&ブルーノ・フェルナンデス!赤い悪魔が5発圧勝!

スールシャール監督の11人は、0-3で快勝した前節のブライトン戦と同じです。プレミアリーグ33節、マンチェスター・ユナイテッドVSボーンマス。公式戦15試合連続無敗の絶好調クラブと、プレミアリーグ7戦連続勝利なしの降格候補とのゲームは、TOP4フィニッシュをめざすホームチームの楽勝の予感が漂っています。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー、MFマティッチ、ポグバ、ブルーノ・フェルナンデス、FWグリーンウッド、マルシアル、ラシュフォード。負けられないボーンマスですが、今季プレミアリーグ8ゴールのカラム・ウィルソンと7ゴールのハリー・ウィルソンを欠く飛車角落ちの布陣です。

静かな立ち上がりのゲームは、5分を過ぎてもボールが落ち着きません。パスミスが目立つマンチェスター・ユナイテッドは、最初のチャンスをつかむまでに10分を要しました。左サイドのラシュフォードが、ラインの裏にロングフィードを入れると、抜け出したブルーノ・フェルナンデスはラムズデールの頭越しを狙ったシュートを打ち上げてしまいます。14分、攻め上がったリンデロフが中央に出したパスがカットされ、ワンツーのような格好になります。右からゴールに迫るCB。先着したのは、鋭いスプリントを見せたラムズデールでした。

16分、先制は何とボーンマス。右からのクロスがファーに流れ、左足シュートをブロックされたスタニスラスがこぼれ球を拾うと、寄せてきたマグワイアを股抜きで置き去りにして、デ・ヘアのニアを抜きました。ゴールの脇でフリーの選手に対して、プレミアリーグ屈指の守護神はなぜ出なかったのか。目が覚めたかのように攻めるマン・ユナイテッド。19分のFKは、左隅を狙ったラシュフォードのキックをラムズデールがセーブします。

21分、ポグバの速いクロスがボックス右のラシュフォードにピタリと合い、頭で折り返したボールがニアに浮きます。グリーンウッドが決めるかと思いきや、またもやGKが飛び出してブロック。ラストパスが合わずに苦しんでいたマンチェスター・ユナイテッドは、29分に同点に追いつきました。ロングフィードが右のラシュフォードに届き、ニアにいたブルーノ・フェルナンデスに渡ると、左足の鋭いパスがファーのグリーンウッドへ。左足の強烈な一撃がラムズデールのグローブを弾き、ゴール右に突き刺さりました。

34分のラシュフォードのミドルは、DFに当たってCK。ブルーノ・フェルナンデスのキックのクリアがファーに流れ、ルーク・ショーが浮かしたボールをマルシアルがヘッドで折り返すと、ボールを見失ったアダム・スミスが手で払ってしまいます。マイク・ディーンさんがPKを示し、ラシュフォードが右に流し込んで2-1。時折カウンターを喰らうマン・ユナイテッドは、クロスの精度の低さに助けられ、何とかリードをキープしています。

前半終了間際にポグバが仕掛けたカウンターは、スローダウンを強いられますが、ブルーノ・フェルナンデスが左に送ったパスからマルシアルが中央に斬り込みます。右足で巻いたフィニッシュは、ファーのサイドネットにぎりぎりで飛び込むスーパーショット。3トップが全員決めてハーフタイムを迎えたホームチームは、リンデロフに代わってバイリーが最終ラインに入ります。46分、マグワイアのパスミスからボーンマスのショートカウンター。ゴール前で混戦となり、落としを受けたルイス・クックのシュートをデ・ヘアが右に弾くと、リバウンドをボックス左脇で拾ったグルンフェルトの一撃はポストに阻まれます。

直後、バイリーが何でもないロングボールを左腕でトラップし、痛恨のPK。ジョシュア・キングが右隅に決め、またも試合はわからなくなりました。しかし54分、左からのアタックのクリアをマティッチが収め、右にいたグリーンウッドに展開すると、ボックスに侵入した18歳の強烈な右足シュートがクロスに決まって4-2。両足で2発をゲットした若きストライカーは、今季プレミアリーグ8ゴールです。さらに59分、ボックス手前からのFKを左に突き刺したのはブルーノ・フェルナンデス!1ゴール2アシストを上乗せしたアタッカーは、プレミアリーグ9試合6ゴール5アシストという出色のスタッツを残しています。

67分、スタニスラスとソランケに代わってハリー・ウィルソンとゴスリングが入ると、スールシャール監督はマティッチをフレッジ。75分にグリーンウッドはお役御免となり、ダニエル・ジェームズが左サイドに入ります。80分、マルシアルとラシュフォードが下がり、イガロとマタがピッチへ。83分にポグバの素晴らしいロングフィードがルーク・ショーに通りますが、至近距離からの左足のシュートはポストにヒットしました。2分後、ブルーノ・フェルナンデスのスルーパスで裏に抜けたイガロのシュートは左に外れ、92分にポグバが右足で曲げたFKはラムズデールがビッグセーブ。ブルーノ・フェルナンデスのコントロールショットも、忙しいGKが左に弾き出します。

最後まで攻め続けたマンチェスター・ユナイテッドが、5-2で圧勝。直近3試合で11ゴールを集め、プレミアリーグ3連勝です。2つのミスで2失点の原因となったマグワイアと、つまらないPKを献上したバイリー以外は気分よく眠れるのではないでしょうか。両足でGKをぶっちぎったグリーンウッド、最後まで攻撃をリードしたブルーノ・フェルナンデス、ピンポイントのロングフィードを決めまくったポグバが圧巻でした。1月に加わったポルトガル代表MFの最大の長所は、「戦況を見る眼」なのではないかと思います。誰かがいてほしいエリアに必ず入り込むクレバーなプレイと、危険を察知してSBの裏までカバーする献身性によって、攻撃力UPとバランスの改善をダブルで実現しています。

アストン・ヴィラ、サウサンプトン、クリスタル・パレス、ウェストハム、レスター。全勝すれば、TOP4でシーズンを終えられるはずです。攻めるマンチェスター・ユナイテッドを貫き、ヨーロッパリーグを制するまで一気に駆け抜けていただければと期待しています。


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