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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

10月のMVPはソン・フンミン!ハリー・ケインとの最強コンビで決めたゴール数は歴代2位!

公式戦13試合10ゴール5アシスト。開幕から好調をキープしているソン・フンミンが、10月のプレミアリーグ月間MVPに選出されました。オールド・トラフォードで1-6圧勝のマンチェスター・ユナイテッド戦で2ゴール1アシスト、3-3ドローのウェストハム戦で1ゴール1アシスト、敵地ターフ・ムーアに乗り込んで0-1で制したバーンリー戦では決勝ゴール。プレミアリーグ3戦4発2アシストなら、文句なしの受賞です。

5勝2分1敗で、レスターに1ポイント差の2位に着けているトッテナムは、エースのハリー・ケインも絶好調。8戦7ゴール8アシストのストライカーとソン・フンミンのコンビに「プレミアリーグ最強」という表現を使っても、異論は出てこないでしょう。ソン・フンミンの8ゴールのうち、7ゴールまでがハリー・ケインのアシストで、逆のルートはソン・フンミンが2アシスト。コンビで決めたゴールは8試合で9発に及び、スパーズのゴールの47%を占めています。

プレミアリーグにおける前線の名コンビといえば、最初に思い出すのは2つの「SAS」ですが、シアラー&サットンも、スアレス&スターリングもコンビで決めたゴールランキングのTOP5に入っていません。5位はダレン・アンダートン&テディ・シェリンガムのスパーズコンビで27ゴール。3組が29ゴールで2位に並んでいるのですが、ティエリ・アンリの相棒はベルカンプではなくロベール・ピレスです。

ダヴィド・シルヴァ&セルヒオ・アグエロも29発。2015-16シーズンから一緒に戦っているハリー・ケインとソン・フンミンは、バーンリー戦のゴールで2位に食い込みました。さらに7ゴールを積めば、36発でぶっちぎりTOPのドログバ&ランパードに並びます。プレミアリーグ2020-21シーズンが終わるまでに、史上最強コンビの称号を手に入れてしまいそうな勢いのケイン&ソンにとって、怖れるべきはCBではなく自らの負傷なのではないでしょうか。

優勝を狙えるポジションにいるスパーズに、SASが大暴れした2013-14シーズンのリヴァプールの姿が重なります。年明けから14勝2敗の快進撃で35節に首位に立ちながら、アンフィールドのチェルシー戦で敗れ、初めてのプレミアリーグ制覇を逃したあのチームです。スアレスが31ゴール、スタリッジは21ゴール、コンビでゴール&アシストを記録したのは9ゴール。6本のラストパスをスアレスに決めさせたラヒム・スターリングの役割はガレス・ベイルが担い、ジェラードと重なるのはホイビュルクです。

SASのゴールは、チームの101ゴールの51.5%を占めておりましたが、スパーズの7番&10番は15/19で78.9%!ジョゼ・モウリーニョ監督の4度めのプレミアリーグ制覇は、前線の2人がフルシーズン活躍できるかどうかにかかっているといっても過言ではないでしょう。インターナショナルブレイクが明けると、マンチェスター・シティ、チェルシー、ノースロンドンダービーとビッグ6との3連戦が待ち構えています。最強コンビが、ライバルのゴールを何回陥れるのかに注目したいと思います。ご本人ならびに関係者やサポーターのみなさん、MVP受賞おめでとうございます!


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