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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

4度めの月間MVP!ブルーノ・フェルナンデス入団以降は、マンチェスター・ユナイテッドが実は最強!

プレミアリーグ6試合で3ゴール4アシストなら、文句なし。12月の月間MVPに輝いたブルーノ・フェルナンデスは、11月に引き続き連続受賞となりました。プレミアリーグデビューを果たした2月と、コロナウイルスの蔓延による中断が開けた6月にも選ばれており、イングランドでプレイした8ヵ月で4回のハイペース。同じ年に4度の受賞は、史上初の快挙です。

昨シーズンの冬のマーケットでマンチェスター・ユナイテッドに入団したプレイメーカーが、いかにチームを変えたかを数字でチェックしてみましょう。初年度はプレミアリーグ14試合8ゴール7アシスト、公式戦トータルでは22試合12ゴール8アシスト。怒涛の追い込みで3位に食い込んだチームは、2月以降のプレミアリーグを9勝5分と無敗で終えており、FAカップとヨーロッパリーグは準決勝に進出しました。2020-21シーズンは、プレミアリーグ17試合11ゴール7アシスト、公式戦26試合15ゴール9アシスト。マンチェスター・ユナイテッドは7節のアーセナル戦に負けてから9勝2分という快進撃を続け、11勝3分3敗でTOPに立っています。

これまでの数字をすべてまとめると、公式戦48試合27ゴール17アシストで、プレミアリーグは31試合19ゴール14アシスト。最強の司令塔を得たマンチェスター・ユナイテッドは、2月以降の43試合を30勝4分9敗の勝率69.8%としており、スールシャール就任から1月までの34勝14分19敗(勝率50.7%)を大きく上回っています。この間のプレミアリーグは、20勝8分3敗で勝ち点68。同時期のマンチェスター・シティは19勝5分6敗で62ポイント、リヴァプールも18勝8分5敗で62ポイントで、過去2年の王者を凌駕する戦績を残しているのです。

「3ゴール4アシスト、完璧な1ヵ月だった。ゴールを決め、チームメイトのアシストもできるなんて最高だね。もっとトロフィーや表彰を手に入れたい。歴史に名を刻むことができて、とてもうれしい」
「チャンピオンになる話を始めるのは、まだ先のことだ。われわれは努力し続けなければならない。次はイングランドで最高のチームのひとつと戦う。ファンにとって、それが何を意味するかは理解している。大事なことは変わらない。3ポイントだ」(ブルーノ・フェルナンデス)

おっしゃるとおり、プレミアリーグはまだ前半戦を終えておらず、首位だ最強だとはしゃげるのは今日が最後になるかもしれません。ブルーノのみならず、ポール・ポグバも、「われわれは改善し続けているけど、まだ若いチームだ。彼ら(リヴァプール)は、プレミアリーグで優勝した。今は彼らと同じレベルとはいえない。優勝した日に初めて、同じレベルになったといえるだろう。最高になりたいなら、最高を打ち負かさなければならない」と気を引き締めています。

サラー、フィルミーノ、マネの3トップは、プレミアリーグ史上トップクラス。誰が出てきてもクオリティが変わらない中盤と、アーノルド&ロバートソンの世界最強SBコンビを自陣に釘付けにするのは至難の業です。リヴァプールは最強、われわれは好不調の波をコントロールできない発展途上…冷静に考えると、彼らが有利という着地になるのですが、ブルーノ・フェルナンデスがゴールを決めるイメージを頭のなかで繰り返してしまいます。

決戦は、日曜日。1年前のアンフィールドは、2-0完敗。しかしこちらには、あのときいなかった稀代のプレーメイカーが加わっています。直近のプレミアリーグで3連勝の首位チームは、3試合で1ゴールしか決めていない不振の王者のホーム67戦連続無敗という記録をストップすることができるでしょうか。あらためて、リヴァプールと初めて戦う新しいエースを信じたいと思います。2~3発叩き込んで、3ヵ月連続の5回めを決めちゃってください!


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