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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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フセム・アワールかフェキルか?「ウーデゴーアがスペイン復帰」なら、アーセナルの決断は…!?

プレミアリーグ8試合1ゴール、ヨーロッパリーグ4試合1ゴール。1月にアーセナルにローン移籍したマルティン・ウーデゴーアは、未だアシストこそないものの、10年前から中盤を仕切っていたかのような堂々としたプレイでグーナーに強烈なインパクトを残しています。

「デイリー・スター」によると、2015年1月に250万ポンドで獲得したレアル・マドリードは、戦力外となりつつあったプレーメイカーを3000万ポンドと評価していたとのこと。買い取りオプションを付けられなかったガナーズの経営ボードは、彼が活躍するたびに、タクシーのメーターのように上がる移籍金を想像して顔面蒼白になっているのではないでしょうか。

ウーデゴーア自身は、「アーセナルを気に入っている」といっていまずが、世代交代がテーマとなっているエル・ブランコは手離すつもりはないでしょう。ジネディーヌ・ジダンが続投となり、ノルウェー代表MFが移籍を志願したとしても、ノースロンドンのクラブがポールポジションにいるとはいえません。

ウーデゴーアの評価が高まれば、資金力があるチェルシーやパリ・サンジェルマンが参戦する可能性も高まります。「デイリー・スター」のレポートにある最大5000万ポンドが現実となれば、ガナーズは代役としてリストアップしている選手との交渉を余儀なくされそうです。

昨夏のターゲットだったオリンピック・リヨンのフセム・アワールは、モドリッチやトニ・クロースの後継者を探しているレアル・マドリードと、ワイナルドゥムを失うかもしれないリヴァプールが注視しているといわれており、4000万ポンドを超える移籍金はさらに高騰する可能性があります。

「ミラー」が、アーセナルが追跡を始めたと報じているのは、レアル・べティスのナビル・フェキル。2018年の夏に、リヴァプールと契約締結寸前までいきながら破談となったアタッカーは、ガナーズが2年連続でターゲットリストに入れていた選手でもあります。2019年にスペインに渡り、初年度はラ・リーガ32試合7ゴール7アシスト。2年めの今季は、25試合3ゴール6アシストという数字を残しています。

アーセナルの理想は、「ウーデゴーアとともにヨーロッパリーグで優勝し、シーズン終了後に完全移籍あるいはローン1年延長」ですが、レアル・マドリードとの交渉が不調に終わった際には、2700万ポンドもあれば獲得できる27歳のフランス代表にスイッチすると見られています。

ウーデゴーアか、フセム・アワールか、あるいはナビル・フェキルか。アルテタ戦術にぴったりはまった22歳のレフティ残留を願っておりますが、レアル・マドリードがすんなり譲ってくれるとは思えません。今、確実にいえるのは、ウーデゴーアが活躍すればするほど、3人の名前がメディアの見出しを飾る回数が増えるということだけです。足首は、大丈夫だったようですね…。(ナビル・フェキル 写真著作者/Кирилл Венедиктов)


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