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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグの候補は4クラブ?アーリング・ブラウト・ハーランドの新天地を巡る噂。

「ドルトムントが、1億8000万ユーロ(約233億円)の移籍金を設定して流出を拒否」「本人が移籍先の候補として6クラブをチョイス」「レアル・マドリードが、契約完了寸前に漕ぎ着けている」。夏のトランスファーマーケットで、最大のトピックスになりそうなのがドルトムントFWアーリング・ブラウト・ハーランドの去就です。代理人のミーノ・ライオラは、「彼を獲得できる可能性があるのは10クラブ。そのうち4つはイングランド」とコメントしており、ドイツメディア「ビルト」が挙げたリヴァプールとマンチェスター勢に加えて、チェルシーまで視野に入っているものと思われます。

プレミアリーグの4つのクラブには、今季の公式戦で31試合33ゴールのストライカーを獲得する動機があります。マンチェスター・シティは、この夏の退団が噂されているセルヒオ・アグエロの後継者として。マンチェスター・ユナイテッドは、今季プレミアリーグで22試合4ゴールに留まっているアントニー・マルシアルを見限る可能性があります。チェルシーも、ヴェルナー、タミー・アブラハム、ジルーの3人でプレミアリーグ15ゴールでは厳しいと感じており、リヴァプールは4年めとなったフロントスリーの刷新です。移籍の噂が絶えないモー・サラーを手離すことになれば、ワールドクラスの獲得は必達のミッションとなります。

7ヵ月前、ジェイドン・サンチョを完璧にガードされたマンチェスター・ユナイテッドのサポーターとしては、ノルウェー代表のストライカーがどこに行くかベットしろといわれれば「今年は残留」です。ドルトムントが高額のタグをつけたという報道が事実であれば、彼らのメッセージは「ビッグマネーを用意しろ」ではなく、「絶対に出さない」でしょう。右サイドも課題となっているマンチェスター・ユナイテッドにとっては、「ハーランドの前に厚い壁が構築されれば、ジェイドン・サンチョを獲りやすくなる」と頭を切り替えたほうがいいのかもしれません。

ドルトムントは、今年度の前半に2630万ユーロの赤字を計上したと発表しており、「最終的に6400万ユーロに膨らむ」と報じているメディアもあります。2月にドルトムントの窮状を伝えた「ミラー」は、7人の放出候補のなかにジェイドン・サンチョの名前もあるとレポート。昨夏は1億800万ポンドから1歩も引かなかったクラブは、ブンデスリーガ5位に沈んでおり、CL出場権を獲得できなければウインガーを手離す可能性が高まります。2019-20シーズンにブンデスリーガ32試合17ゴール17アシストという出色の数字を残したジェイドン・サンチョは、21試合6ゴール11アシストという普通のスタッツに収まっており、移籍金の下落は避けられないでしょう。

選択肢が2つあるマンチェスター・ユナイテッドに対して、チェルシーは「ティモ・ヴェルナーとのスワップ」を画策しているといわれています。「トゥヘル監督が、アブラモヴィッチオーナーに新たなストライカーの獲得とヴェルナーの放出を進言した」と報じたのは「エクスプレス」。ドイツ人指揮官の就任以来、プレミアリーグのニューカッスル戦で決めた1ゴールに留まっているヴェルナーは、2年めを迎えられずに母国に帰るのでしょうか。

欧州における戦績で選ぶならスペインの名門、指揮官の実績ならペップ&クロップ。レアル・マドリード、ユーヴェ、マンチェスター勢は来季のCL出場権を確保できそうですが、リヴァプール、チェルシー、ドルトムントは微妙です。若きストライカーが選ぶのはどのクラブでしょうか。ドルトムントがハーランドで赤字を埋めようと考えるなら、1億8000万ユーロなどという数字は出回らないはずですが…。(アーリング・ブラウト・ハーランド 写真著作者/Werner100359)


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