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口説いたのはエドゥ?アルテタ?難航していたフォラリン・バログンとの契約延長がついに実現!

Folarin Balogun signs new Arsenal contract(BBC)」。アーセナルの19歳といえば、今季プレミアリーグで25試合5ゴール3アシストと主力に定着したブカヨ・サカや、入団初年度に公式戦26試合10ゴール4アシストという素晴らしいパフォーマンスを見せたガブリエウ・マルティネッリを思い出すグーナーが多いでしょう。鋭いドリブルが武器のレフティも、センスあふれるブラジリアンも楽しみなタレントですが、数年後には彼のほうがメディアの見出しになる機会が多いかもしれません。8歳のときにアーセナルに加わったフォラリン・バログン。ヨーロッパリーグで途中出場から2ゴール1アシストを決めた未完の大器が、ついにアーセナルとの長期契約にサインしました。

2017-18シーズンのU-18プレミアリーグで14試合9ゴール3アシストと頭角を現したストライカーは、翌シーズンの同じ大会で19試合25ゴール4アシストと大ブレイク。昨季はプレミアリーグ2で15試合10ゴール4アシストという数字を残しており、ファーストチームでも充分通用するといわれていました。シニアデビューは、2020年10月29日に開催されたELグループステージのダンドーク戦で16分。2度めの出場となったモルデとのアウェイゲームで、82分にエンケティアと代わったティーンエイジャーは、1分後に記念すべき初ゴールをゲットしました。

4節のダンドーク戦は今シーズン最長となる28分の出場でしたが、ピッチに入って5分も経っていない67分にボックス内で3人に囲まれながらボールを収め、ウィロックに落としてアシストを記録。80分には、中央から上がったニコラ・ペペが左に流したボールをダイレクトで右隅に流し込み、欧州での戦績を4戦2ゴール1アシストとしました。これらの試合をチェックした多くのスカウトがポテンシャルの高さを評価し、冬のマーケットでは15のクラブが関心を抱いていると報じられていました。

3ヵ月前までは、アルテタ監督も契約延長に漕ぎ着けるのは難しいと感じていたようで、「クラブ、監督、選手は希望しているが、エージェントはわからない」という見方を示しています。ガナーズの選手に精通しているシュツットガルトのスヴェン・ミスリンタートSDが、ニコラス・ゴンザレスの後釜としてリストアップしていると伝えられ、ライプツィヒが狙っているという記事も出ていました。ニャブリの後を追うと思われていた逸材とエージェントを口説き落としたのは、指揮官かエドゥTDか。サインに立ち会った2人のコメントを紹介しましょう。

「フロ(=バログン)が引き続き、われわれと一緒にいてくれるのは素晴らしいことだ。彼は非常に有望で若いタレントであり、自身のパフォーマンスで既に多くのクオリティを示している。今後の成長を一緒に見守っていきたいと思う」(エドゥTD)

「今シーズンのフロに感銘を受けた。多くのトレーニングセッションで天性の才能を示しており、マッチデーには早くからトップチームに溶け込んでいることにも感心している。試合におけるパフォーマンス、そしてもちろんトップチームでの2ゴールで、才能の片鱗を見せている。彼のハードワークはここから始まる。われわれは、みんなでサポートする。一緒に働けるのを楽しみにしている」(ミケル・アルテタ)

オーバメヤンの後継者は、今季プレミアリーグの最終盤で起用される機会を得るのではないでしょうか。2021-22シーズンのブレイクが期待される若きストライカーは、屈強なCBたちのハードマークをかわすことができるのか。WBA戦か、あるいはクリスタル・パレス、最終節のブライトン…今から、その日が楽しみです。グーナーのみなさん、おめでとうございます!


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“口説いたのはエドゥ?アルテタ?難航していたフォラリン・バログンとの契約延長がついに実現!” への1件のコメント

  1. グナです より:

    仮にですが、アーセナルが今後もCL復帰が難しいならば主力の流出、スター選手の獲得は難しくなるばかりでしょう。
    そんななかで生え抜きの新星が出てくることほど頼もしいことはありません。
    ブレイクするかどうかは別問題ですが、チームには貴重な人材を大切に育ててもらいたいです。

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