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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ2020-21シーズン・年間ベスト11 ①偏愛的直球バージョン

プレミアリーグ2020-21シーズンの全日程が終了しました。本日は、「偏愛的ベスト11」をお届けしたいと思います。個人のレコードにおける今季最大のトピックスは、ハリー・ケインの得点王&アシスト王のダブルでしょう。プレミアリーグ35試合23ゴール14アシスト。28歳にして完成の域に達しました。スパーズの絶対的エースにはもうひとつ、永遠に輝き続けそうな記録があります。「コンビの最多ゴール&アシスト」。ハリー・ケインのパスをソン・フンミンが決めたゴールシーンが9回。7番から10番の逆ルートが5回。トータル14ゴールを最強ホットラインでゲットしています。

ソン・フンミンの37試合17ゴール10アシストも、ベスト11にふさわしいスタッツです。ガレス・ベイルの11ゴールも加えると、3人で51発となります。リヴァプールのフロントスリーが42発で、ジョッタを加えた4人で51発。マンチェスター・シティはガブリエウ・ジェズス、スターリング、マフレズ、フォーデン、フェラン・トーレス、アグエロと6人を足してもようやく50発です。シーズンを通じて、コンスタントに決め続けたスパーズコンビを、迷わず最前線と左サイドに置かせていただきました。

前線では、37試合18ゴール12アシストのブルーノ・フェルナンデスも外せません。キーパス95本とビッグチャンスクリエイト20回はリーグNo.1。自陣深くまで戻って守備もこなすプレーメイカーは、よくぞ1度も壊れず走り抜きました。彼がいなければ、マンチェスター・ユナイテッドはTOP4から転落していたのではないでしょうか。4-3-3なら右ウイングかインサイド、4-2-3-1ならトップ下に配するのが妥当でしょう。

一気に3人を置いてみると…モー・サラー、グリーリッシュ、デブライネ、ギュンドアン、メイソン・マウント、ラシュフォードといった錚々たる顔ぶれから2人しか選べないということになります。レスターの核となったティーレマンス、ハーヴィー・バーンズ、ジェームズ・マディソン、パス成功本数3位&直接FK4発(もちろんTOP!)のウォード=プラウズも捨てがたい…。悩みに悩んだ末、グリーリッシュとギュンドアンを選出しました。

ヴィラのキャプテンは、12試合の欠場がありながらも6ゴール10アシスト。キーパス81本とビッグチャンスクリエイト14回はいずれも3位で、2位のザハを22回も引き離す被ファール数110回が光っています。グリーリッシュがいなかった試合は3勝3分6敗、出場すれば13勝4分9敗。3ヵ月の離脱がなければ、来季の欧州行きのチケットを手中に収めていたかもしれません。ギュンドアンのトピックスは、12月中旬からの12試合11ゴール2アシストという2ヵ月の確変モードです。負傷したデブライネの穴を埋めたベテランMFの超絶パフォーマンスがあったからこそ、ペップのチームは独走に持ち込めたのだと思います。

デブライネとサラーを外したのは、それぞれ活躍していない時期が気になったからです。6ゴール12アシストのデブライネは、アシストランキング2位、キーパス80本(4位)、ビッグチャンスクリエイト19回(2位)とトータルの戦績は優秀なのですが、2度の負傷があった後半戦は8試合3ゴール2アシスト。レッズのウインガーは、年末から3ヵ月の停滞の時期に、勝利に直結するゴールを決めたのがハマーズ戦だけだったのが手が止まった理由でした。

中盤センターは、パス成功本数2541本で1位のロドリか、38試合フルタイム出場の「影のキャプテン」ホイビュルクかと熟考し、結局選んだのはレスターの攻守のハブとなったエンディディでした。1試合あたりのタックル成功本数3.7は1位、インターセプト2.3回は2位。彼がいなかった試合は5勝2分5敗、中盤の底をカバーした試合は15勝4分7敗です。4アシストとキーパス16本はホイビュルクと同じで、1ゴールとビッグチャンスクリエイト3回はひとつ少ないだけです。今季プレミアリーグでTOP4にいた期間が最も長かったチームにおいて、25番のアンカーは不可欠な存在でした。

最終ラインは、左右両サイドからマンチェスター・シティの中盤を支えたジョアン・カンセロ、堅守の軸となったルベン・ディアス、空中戦勝利165本(CBで1位)とタックル成功数42回(同3位)というスタッツを残したバーンリーのタルコフスキー、アーノルドに次ぐクロス本数294本&7アシストのロバートソンを選びました。GKのセーブ率1位は77.0%のニック・ポープなのですが、76.8%で2位のエミリアーノ・マルティネスをクリーンシート15回(3位)も加味して上としました。選ぶのに時間がかかりましたが、ピッチの上に並べてみると堅実ですね…。ちょっと悔しいので、次回の「後半戦のみのベスト11」で思い切った布陣を披露したいと思います。


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“プレミアリーグ2020-21シーズン・年間ベスト11 ①偏愛的直球バージョン” への2件のフィードバック

  1. Makoto Takahashi より:

    更新ご苦労様です。毎年シーズン終了後に書かれるこの内容楽しみにしております。後編も期待しております。

  2. アイク より:

    ベスト11が発表されましたが、ケイン&ソン当たりましたね!あとはチーム順位が大きく影響した感じでしょうか。
    ルークショー選出おめでとうございます。

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