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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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スターリングVSグリーリッシュ!イングランドとマン・シティの左サイドを制するのは…!?

ガレス・サウスゲートのチョイスは、ラヒム・スターリングでした。ユーロ2020グループD、イングランドVSクロアチア。ルーク・ショーの出場を予想していたメディアは、キーラン・トリッピアーと知って絶句し、昨季プレミアリーグの後半戦で振るわなかったタイロン・ミングスを名前を見て「ばかげている」と吐き捨てた記者もいました。マンチェスター・シティの快足ウインガーも、議論のテーマになったひとりです。ジャック・グリーリッシュの活躍を期待していた評論家は、3月以降のプレミアリーグとチャンピオンズリーグで9試合も先発から外されたスターリングの起用を疑問視していました。

相手のストロングポイントを消し合う神経戦は、1-0でイングランドが勝利。トリッピアーは攻守のバランスをとりながらサイドアタックを許さず、タイロン・ミングスはレビッチを自由にさせませんでした。決勝ゴールは、スターリング。カルヴァン・フィリップスの完璧なスルーパスに走り込んだウインガーは、GKリヴァコヴィッチのグローブに当てながらも強引にねじ込み、メディアのネガティブな声を封じました。イングランド代表史上初のユーロ初戦勝利をゲットしたサウスゲート監督は、土曜日のスコットランド戦にどういう布陣で臨むのでしょうか。継続か、変化か。現地メディアは、再び直前にヒートアップするはずです。

スターリングとグリーリッシュは、代表でポジションを争うだけでなく、来季のマンチェスター・シティにおいても左サイドの椅子取りゲームを展開していると見られています。「デイリー・メール」は、「ペップ・グアルディオラがグリーリッシュ獲得を熱望しており、1億ポンドといわれる移籍金を捻出するためにスターリング、マフレズ、ラポルテを放出」とレポート。「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、マン・シティに残りたがっているウインガーはバルセロナ、トッテナム、アーセナルの獲得候補と伝えています。

あらためて、昨季プレミアリーグにおける両者のスタッツを比較してみましょう。スターリングは、31試合10ゴール8アシスト。2019-20シーズンの20ゴールの印象が強く、停滞したシーズンと思われがちですが、2月までのパフォーマンスは悪くありませんでした。対するグリーリッシュは、26試合6ゴール10アシスト。12試合を欠場しながらキーパス81本はリーグ3位、ビッグチャンスクリエイト14回も3位とトップクラスのスタッツを残しています。

被ファール数110は、2位のザハを30以上も引き離すぶっちぎりのTOP。ドリブルはスターリングが上というイメージがあるかもしれませんが、成功数を見ると66対65(8位と9位)でグリーリッシュはひとつ少ないだけです。スターリングがウイング、グリーリッシュがインサイドで共存するのか、スターリングがチームから弾き出されるのか、グリーリッシュがスーパーサブとなるのか。ユーロが終われば、トランスファーマーケットという別なステージで両者の比較が繰り広げられることになりそうです。

ヴィラのキャプテンについて願望をいえば、「ブエンディア、ウォード=プラウズ、グリーリッシュ、オリー・ワトキンス、マッギン、ドゥグラス・ルイスという布陣で戦うチームを見てみたい」のですが、25歳になったプレーメイカーはデブライネと一緒にプレイする世界を選ぶのでしょうか。ハリー・ケイン、フォーデン、グリーリッシュ、デブライネ、ロドリ、ギュンドアンなどという恐ろしいスカッドは勘弁願いたいのですが…。すみません。妄想が過ぎました。まずは、スコットランド戦のスタメンですね。私の予想は、スターリング続行です。


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