イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

4チームの争奪戦!? プレミアリーグ復帰を狙うラムジー、出場機会を増やせるクラブは?

アーロン・ラムジーがアーセナル復帰を画策している…スクープかゴシップか、「ミラー」の記事が配信された後、イタリアの「カルチョメルカート」がプレミアリーグの4つのクラブが競合しているとかぶせてきました。クリスタル・パレス、ウェストハム、エヴァートン、そしてアーセナル。ユーヴェから離れたがっている30歳のウェールズ代表MFが、プレミアリーグに戻りたがっているのは間違いありませんが、ロンドンかマージーサイドかが決まるのはこれからです。

2019-20シーズンのセリエAでは24試合3ゴール1アシスト、昨季は22試合2ゴール5アシスト。サッリの下では先発11試合、ピルロのチームでは13試合に留まっており、今年の3月に太腿を痛めてからはベンチで過ごす時間が急増しました。2年ぶりにトリノに帰還したアッレグリに重宝される可能性は低いと見られており、プレミアリーグのクラブに求めるのは出場機会です。さて、4つのクラブのなかで、ラムジーが最も活躍できそうなのはどこでしょうか。

ダニ・セバージョスとウーデゴーアがいなくなったアーセナルはチャンスに見えますが、約束事が多いアルテタのチームにヴェンゲルやエメリが認めた自由はないでしょう。現在のガナーズは、新戦力を獲得するために多くの選手を売却する必要があり、ラムジー復帰の是非を判断するのに時間がかかりそうという懸念もあります。ローマとの移籍交渉が膠着状態に入ったジャカが、早く決着がつかなければ、ノースロンドンを熟知する男といえども開幕直前まで待たされるかもしれません。

出場機会という観点でウェストハム、エヴァートン、クリスタル・パレスをチェックしてみると、おすすめはクリスタル・パレスです。ミリヴォイェヴィッチ、クヤテ、マッカーサー、マッカーシーは全員30代で、クヤテはCB起用が多く、マッカーサー&マッカーシーは出番を減らしています。ガナーズにいた頃の運動量と攻め上がりを再現できるなら、エゼとリーデヴァルトとのポジション争いで完敗することはないでしょう。このチームの問題は、ホジソンの後釜が決まっていないことです。

新しい指揮官が決まっておらず、どんなチームになるかわからないというリスクについては、ベニテスかヌーノかと騒がれているエヴァートンも同様です。後方をカバーしてくれるアランとラムジーの相性はよさそうですが、ドゥクレ、アンドレ・ゴメス、イオビ、シグルズソン、トム・デイヴィスと中盤に多くのタレントを抱えており、新たなMFを獲りにいくなら若手を物色するのではないでしょうか。

おもしろいのは、プレミアリーグ16試合9ゴール5アシストのジェズ・リンガードをマンチェスター・ユナイテッドに泣く泣く返したウェストハムです。デクラン・ライス、ソーチェク、ラムジーの3センターや、フォルナルス、ボーウェンと並ぶ2列めはリアリティがあります。デヴィッド・モイーズ監督は、新たな3年契約を締結したばかり。ヨーロッパリーグを戦うチームなら、出場機会はおのずと増えるでしょう。

ウォード=プラウズが去るならセインツ、中盤が脆弱なウルヴス…ハマーズに負けず劣らずラムジーがはまりそうなクラブがあり、妄想が膨らんでしまいそうですが、本日は「モイーズの下でプレミアリーグとヨーロッパリーグを戦うのはいかが?」で止めておきましょう。どこに入っても注目必至のセントラルMFの動向に注目です。(アーロン・ラムジー 写真著作者/Анна Нэсси)


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す