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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「ヤヤ・トゥレがインテル移籍に個人合意報道」…プレミアリーグでの勇姿は見納め!?

イタリアより、「ヤヤ・トゥレがインテル移籍で個人合意。現在、クラブ間交渉中」というニュースが入ってきました。「スポーツメディアセット」が伝えているのは、インテルがマンチェスター・シティに支払う移籍金が800万ユーロ(約10億円)+ボーナス、ヤヤ・トゥレの年俸は450万ユーロ(約5億9000万円)というもの。ボーナスは、ヤヤ・トゥレの活躍に応じて支払う形になるのだと思われますが、たとえそれが付いたとしても、プレミアリーグの相場からすれば基本額の10億円はインテルにとって都合のいいお値段。ヤヤ・トゥレの6億弱というサラリーも大幅ダウンです。にわかに信じられないお話ですが、もし事実だとすれば、ヤヤ・トゥレはキャリアの終わらせ方を意識し始めているのでしょう。

「17歳でプレミアリーグデビューした時のボスだったハリー・レドナップとともに戦いたい」と、終の棲家を選ぶようにQPRに移籍したリオ・ファーディナンド同様、2週間後には32歳を迎えるアフリカ最高のMFは、自らを高く評価してくれるマンチーニ監督のインテルを「最後のトップクラブ」と考えているのかもしれません。

プレミアリーグに来てから、もう5年も経つのですね。週給22万ポンドという好条件で、2010年にバルセロナからマンチェスター・シティにやってきたヤヤ・トゥレは、初年度にFAカップ制覇を果たすと、翌シーズンには最終節の奇跡的な逆転勝利で達成した44シーズンぶりのプレミアリーグ優勝に貢献。2012年にはコミュニティ・シールド、2014年にはキャピタルワンカップと、イングランドで獲得できるタイトルはすべて獲り尽くしました。彼自身のピークは、2013-14シーズンでした。馬車馬のような突破、信じられないスピードのミドルシュート、鋭い角度で落ちてくるFKを次々と決めてプレミアリーグ20ゴールを達成。クラブを4度めのリーグ制覇に導きました。

マンチェスター・シティがチャンピオンズリーグで上位進出していれば、欧州戴冠のためにもう1~2年残留という道もあったかもしれませんが、2年連続でバルセロナとのレベルの違いを思い知らされ、最近はモチベーションを維持するのが難しくなっていたのではないかと思います。以前から運動量にムラがあり、守備に戻らなくなるゲームがときどきありましたが、類まれなる攻撃力・得点力がマイナスを埋めてくれていました。しかし今シーズンは、これまで以上にやる気を失って歩いている姿が目立ち、マンチェスター・ユナイテッドサポーターの私としては他人事ながら、さすがにチームメイトと揉めるのではないかとハラハラしながら観ておりました。ご本人にとってはそろそろ潮時、若返りを図りたいクラブにとっても売るなら今でしょう。10億円プラスアルファというリーズナブルな移籍金をマンチェスター・シティが呑むかどうかはわかりませんが、「功労者の希望が最優先」「高額のサラリーが浮けばOKなので、移籍金はよくばらない」と割り切れば、あっさり決まる可能性もあります。

何かと大げさなイタリアのメディア発、しかも去就が取り沙汰されている渦中のマンチーニさん関連のニュースなので、「ガセネタ・デロ・スポルト」の香りも漂ってはいるものの、ヤヤ・トゥレのプレミアリーグは、今季最終戦の対セインツがフィナーレとなるとみます。2月に怪しい代理人・ディミトリ・セルク氏が「ヤヤはクラブを愛しており、人生をマンチェスター・シティに捧げたいと願っている。引退後は、スポーツディレクターとしてのフロント入りを望むだろうね」と語っており、ヤヤ・トゥレが残されたキャリアと今後の身の振り方について、周囲と話し始めているのは確かなようです。

ミルナー、ナスリ、コラロフなど30歳前後の選手がこれに続いて、マンチェスター・シティはこの夏、大幅なモデルチェンジに踏み出すかもしれません。続報をチェックするとともに、残り4試合、ヤヤ・トゥレのプレイを堪能したいと思います。ワールドクラスの直接FKが観たいですね。あの曲がり方は凄いです。

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“「ヤヤ・トゥレがインテル移籍に個人合意報道」…プレミアリーグでの勇姿は見納め!?” への6件のフィードバック

  1. より:

    カゼッタは世界で一番権威があるサッカーメディアだから逆に一番信ぴょう性高いですよ。
    カゼッタは世界一選手の採点に厳しく網の目のように細かく分析してくることで有名です。
    勿論記事に??が最後に付く場合は多少内容に変更などあるとおもいます。

    イタリアの場合長期の黄金期を支えたデーターベースが各ビッククラブにあるため選手個人別に食べ物やトレーニング規制をするので長期にわたり良いパフォーマンスでプレーできるようです。
    勿論違反してしまう選手もいると思いますがね。

  2. tomo より:

    更新ご苦労様です。

    個人的には実現しないと思います。反論される方もおられるでしょうけど以前ならまだしも
    現在のインテルをトップクラブというのはさすがに・・・少なくても欧州カップ戦に出場が
    出来ないクラブにトゥレが移籍するとは私には思えないんですよね。

    この夏にシティがモデルチェンジを図るのは間違いないでしょう。ただしかなり苦戦すると
    思いますよ。これはほぼ全てのビッククラブに言えることですが新戦力の獲得は既存戦力の
    放出とリンクします。ビッククラブは既存戦力に十分な質と量がありますからあえて補強を
    施すということは原則として余剰戦力との入れ替えが必要になると考えるべきです。

    ナスリを放出するとしても・・・忘れてはいけないのはナスリは超高額な年俸を受け取って
    いる事実でありその年俸を支払えるクラブなそもそも数多くないということです。
    ナスリを迎え入れるクラブは考えます。ナスリは年俸に見合った活躍が出来るのかな?と。
    逆に言えば年俸に見合った活躍が出来ているならシティはナスリを放出しますか?根本的に大きな
    矛盾が生じてしまうんです。要するに・・・ナスリ側から見ればシティからの移籍は減俸に
    繋がる可能性が極めて高いということです。ナスリが受け入れると思いますか?

    シティが放出を望んでも選手側が減俸を飲まなければ商談など何一つ成立しないでしょう。
    だからこそシティのモデルチェンジはかなり苦戦すると思います。

  3. makoto より:

    鬼さん>
    「ガセッタ・デロ・スポルト」が素晴らしいのは存じてます。以前にセリエAに熱中している時期があり、現地でピンクの新聞を握りしめてましたので。ややこしいダジャレを入れたために、誤解させてしまったようです。今回のネタ元は「スポーツメディアセット」単独だったので、ガゼネタの可能性も少々といいたかったのでした。すみません。

    tomoさん>
    インテルは結果的にはふるいませんでしたが、昨季は5位で、今季はユーヴェとローマの次に食い込もうとししていたクラブなので、中堅クラブと表現するのは違和感がありました。選手が減俸を呑むかどうかは、新しいクラブに報酬以外の魅力がどのくらいあるかだと思います。選手の多くは「レギュラーポジション、中心選手扱い>お金」ですので。マンチェスター・シティが売却額を最大化しようとすれば苦戦すると思いますので、その意味ではtomoさんに反対ではありませんが、過去でいえばマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルよりも売却上手で、テベス、バロテッリ、バリー、ネグレドなどをうまい条件つけながらてきぱきと売ってきたクラブだという認識です。

  4. makoto より:

    tomoさん、補足です。ネグレド売却は「シーズン終了後の買い取り義務」のことを指しています。

  5. より:

    マンチェスターシティはヤヤの貢献を考慮して行きたいクラブに行かせると思いますよ。勿論高額移籍金は要求しないと思います。
    かつてバルサのロナウジーニョが移籍する際にシティとチェルシーはバルサ時代の2倍の年俸&移籍金増額提示をしました。
    しかしロナウジーニョは年俸減額&移籍金減額分割払いの当時CL権利がないミランを選びました。
    バルサ的にはプレミアに売却した方が利益になりますが、クラブに多大なる貢献したロニーの意向を考慮してロニーの憧れのクラブミランに行かせました。
    逆にバルサにいたヤヤは2倍以上の条件でシティに移籍しました。
    メッシも同じように行きたいクラブに行かせると思いますよ。ペドロもです。

    インテル移籍ならヤヤの年俸はバルセロナ時代の年俸に戻ったことになりますね。

  6. makoto より:

    鬼さん>
    ロナウジーニョの話は、私もよく覚えています。功労者を移籍させるとき、ご本人の希望をかなえてあげたり、ご本人が困らないよう便宜をはかってあげたりというのはよくある話ですよね。プレミアリーグでは、サー・アレックスはいつもそうでしたし、リヴァプールのアッガーもそうでした。ヤヤ・トゥレも、貢献度を考えれば、クラブと選手がお互いハッピーな形でとなる可能性はあると思います。

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