デ・ヘア、ロリス、チェフ、カシージャス…どうなる、プレミアリーグの守護神争奪戦!
ところが、先週になってファン・ハール監督が「大金を提示している。あとは本人次第」とコメント。さらに一昨日、「インディペンデント」が週給20万ポンド(約3700万円)で残留が決まったと報じています。インディペンデントの記事となれば、デイリー・メールやテレグラフと比べると信ぴょう性が高いのではないかと思いたくなります(イギリス紙はどこもゴシップ大好きなのは間違いなく、実際は当たりはずれに大差はないように見えるのですが…)。デ・ヘアの残留は、大物ストライカーを2~3人獲得するぐらいのインパクト。先日、クルトワを抑えてベストイレブンに輝いたデ・ヘアが今季見せたビッグセーブは、少なく見積もってもアグエロやハリー・ケインのゴール数の倍ぐらいにはなるでしょう。最終的にレアル・マドリードのGK問題が着地しないと安心できませんが、チャンピオンズリーグ復帰が見えてきたマンチェスター・ユナイテッドには、欧州トップを争う大会にふさわしいGKで戦っていただきたいと切に願っています。
さて、次はレアル・マドリードのほうのお話です。スペインのテレビ局「ラ・セクスタ」が、イケル・カシージャスがアーセナルと交渉を進めており、夏に移籍すると決断したと報じています。うーん、この話、怪しさ満点ではあるものの、事実だとしたらどうなのでしょうか。シュチェスニーとファビアンスキでまわしていた時期ならいざ知らず、オスピナが定着した今は、来月34歳になるカシージャスは、よほど年俸がリーズナブルじゃなければいらないでしょう。昨年のワールドカップでミスを連発してしまったスペイン代表GKは明らかに下り坂に入っており、ハイボールやミドルシュートで危ないシーンが見受けられます。プレミアリーグ観戦で忙しく、スペインのクラブはチャンピオンズリーグとビッグマッチでしか観ないという人間からも不安定に映るカシージャスは、プレミアリーグに慣れた頃にはオスピナの控えというポジションにすっかり定着してしまうのではないでしょうか。
トッテナムを出るのではないかといわれているロリスは、あるフランス人記者が「チャンピオンズリーグ出場権を持つクラブが1400万ポンド(約25億円)を出せば、ロリスは自らの意志で移籍できる」という条項が、契約に盛り込まれていると語ったそうです。現状のプレミアリーグトップ4でいえば、マンチェスター・ユナイテッドかアーセナルですが、デ・ヘアが動かない限りはロリスがプレミアリーグのクラブからCL出場というのは難しそうです。今、出ている話をまとめるとこんなところでしょうか。
【プレミアリーグ・TOP5の来季GK(最大サプライズバージョン)】
チェルシー/クルトワ
マンチェスター・シティ/ジョー・ハート
アーセナル/チェフ?カシージャス?
マンチェスター・ユナイテッド/ロリス?ヴァルデス?
リヴァプール/チェフ?ネト?
うーん、こうして並べてみると、やはりチェフとデ・ヘアがいなくなるのは寂しいですね。今朝、コンチェスキのシュートを素晴らしい瞬発力でストップしたチェフのスーパーセーブを観たばかりなので、なおさら…。ここはもう、マンチェスター・ユナイテッドの情熱と、チェルシーの太っ腹に期待するしかありませんが、来季のプレミアリーグでも欧州屈指のGKによるビッグセーブ合戦を堪能させてもらえればと願うばかりです。
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