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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

先発3試合は勝利なし…「アーセナルが獲得希望」と報じられたスターリング、不振の理由は…!?

「エドゥが8100万ポンドのメガサインを計画している」。現地メディアが、ラヒム・スターリングのゴシップを流しています。次の夏にアーセナルがオファーを出すと報じているのは、「デイリー・スター」「エクスプレス」「フットボールロンドン」。ずいぶん先の話ですが、ベンチでくすぶる時間が増えているスターリングは、メディアにとって旬の素材なのでしょう。

2019-20シーズンはプレミアリーグ33試合20ゴール4アシスト。昨季は31戦10発とゴールは半減したものの、8つのアシストを記録しています。いいコンディションで臨んだユーロ2020は、7戦3発1アシスト。欧州の舞台でこれだけの数字を残せる選手なのに、マンチェスター・シティではジャック・グリーリッシュとフィル・フォーデンにポジションを明け渡しています

2021-22シーズンは、プレミアリーグ7試合1ゴール。先発出場は、1-0で敗れたトッテナム戦とスコアレスドローのサウサンプトン戦のみです。後半からピッチに入った5試合は、まかされたポジションもバラバラで、得意のカットインからゴールを陥れるシーンは1度もありません。パリとのCLでもスタメンに名を連ねましたが、2本のシュートは枠にいかず、敗因の理由のひとつとなってしまいました。

20発の大台に乗せたシーズンは、33試合で99本のシュートを打っていたのですが、今季は7試合で12本。キーパス4本、ビッグチャンスクリエイトとクロス成功はゼロと、彼らしくない数字が並んでいます。スターリングの強みを熟知しているペップは、コンディションがよくないと判断しているのか、あるいはグリーリッシュのチャンスメイクとドリブルを優先しているだけなのか。いずれにしても、彼自身がゴールに絡む仕事をしなければ、序列は変わらないでしょう。

一部の評論家が、「すべてを手に入れて燃え尽きているのではないか」と指摘していますが、チャンピオンズリーグとワールドカップという大きな目標がある選手が、モチベーションを失うことはないでしょう。これらの目標は、そのまま「アーセナルに行かない理由」にもなります。「スタメンから外された以外に、自信を失う理由はない」というリオ・ファーディナンドのシンプルな主張が妥当なのかもしれません。

不振の理由が何であれ、結果を出してグリーリッシュやジェズスからポジションを奪うしかないのですが、ゴールが期待される存在のスランプが長引けば、プレミアリーグやチャンピオンズリーグでの取りこぼしが増えてしまいそうです。早いタイミングで復活のきっかけをつかんでほしいのですが…。


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