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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「冬までに何も変わらなければ…」どうする、ベルント・レノ!?

ダヴィド・デ・ヘアがビッグセーブを披露するとテンションが上がるのですが、同時にディーン・ヘンダーソンのことが気になります。昨季プレミアリーグの終盤戦で、レギュラーポジションを奪取した24歳のGKは、コロナウイルス感染で出遅れ、デ・ヘアにゴールマウスを奪い返されてしまいました。

2020-21シーズンのセーブ率は、デ・ヘアの67.1%に対してヘンダーソンは76.0%。安定感では上回っていたのですが、30歳になったエースがチームを救うセービングを連発しており、ベンチから抜け出すのは容易ではありません。

この話には、グーナーのみなさんも共感していただけるのではないでしょうか。プレミアリーグ開幕からの3試合に先発したベルント・レノは、アーロン・ラムズデールが負傷しない限り、主戦場はカラバオカップになりそうです。

彼らのスタッツは、マンチェスター・ユナイテッドの2人以上に白黒がはっきりしています。ラムズデールはセーブ率90%で、エドゥアール・メンディに次ぐリーグ2位。ベルント・レノの50%は、下から2番めです。

2018-19シーズンから3年にわたってレギュラーをキープし続けたドイツ代表にスタッツを突き付ければ、「単純に比較しないでくれ」と抗議されるでしょう。ブレントフォード、チェルシー、マンチェスター・シティに喰らった9失点は、コンディションが上がらなかったチーム全体の問題です。

そんななかで、ラムズデールは最高のタイミングでエミレーツデビューを果たしました。ライバルが5失点を喫した直後、最下位ノリッジにクリーンシートで今季プレミアリーグ初勝利。その後の3試合を1失点に抑えたGKを代える理由は見当たりません。

ドイツVSイングランドのバトルは、ショットストップは甲乙つけがたいのですが、ハイボール処理とフィードはイングランドが上でしょう。ガナーズで出番を失ったレノは、代表チームのレギュラー争いも怪しくなっています。ハンジ・フリック監督は、クラブにおけるパフォーマンスを基準に選考するといわれており、レノを外す可能性があると報じられています。

テア・シュテーゲンとケヴィン・トラップの下と評価されそうになっているレノは、現状が変わらなければ冬にチームを出ていくことを検討するようです。ドイツメディア「ビルト」からレノの最新のコメントを引用した「フットボール・ロンドン」は、インテルに行く可能性があると報じています。

「彼(=アルテタ監督)はトレーナーだ。彼が決める。もちろん、自分にとっては難しいことだけど。ロンドンはとてもいい。ミラノも悪くない。故郷のシュツットガルトにも近いしね。でも、まだ真剣には考えていないんだ。アーセナルもロンドンも居心地がいいからね」

「自分の置かれている状況が、冬になっても変わらなければ、どんな選択肢があるのか、どうすれば続けられるのかを考えなければならなくなる。でも、今はトレーニングに集中している。それ以外のことは考えられない」(ベルント・レノ)

ロンドンのメディアが伝えるインテル行きの元ネタは、「Sportitalia」のルディ・ガレッティ記者のレポートです。37歳のハンダノヴィッチがゴールマウスに君臨するイタリアの名門は、世代交代の必要に迫られているということでしょうか。

イタリア人ジャーナリストによると、1280万ポンド(約19億4000万ポンド)を用意できれば、アーセナルは交渉に応じるとのこと。レノのロンドンライフは、3年半でピリオドを打つことになりそうです。ライバルがコケてくれないことには、アピールするチャンスすら得られないのがGKというポジション。ディーン・ヘンダーソンも、同じタイミングで出ていく可能性があります。こちらは、できればレンタルということで…。


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