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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

サラー&アーノルド…プレミアリーグ史上最強の右サイドが積み上げた脅威のスタッツに注目!

アーセナルを4-0で粉砕した後、セインツ戦も4-0。トゥヘル率いるチェルシーとペップのマン・シティが堅守で勝ち進む一方で、ユルゲン・クロップが指揮するリヴァプールは圧倒的な攻撃力を誇示しています。「スカイスポーツ」によると、先週末のプレミアリーグでレッズは2つのレコードに到達しているそうです。

ひとつめは、13節終了時のゴール数。39発は史上最多で、ゴールランキングを見ると、TOPのサラーが11ゴール、マネとジョッタが7ゴールで上位4人のうち3人がレッズのフロントスリーです。もうひとつは、17試合連続の複数ゴール。過去にこの数字を記録したのは、1927年のサンダーランドだけです。

絶好調の攻撃陣のなかで、ひと際輝いているのは右サイドのワールドクラスコンビです。プレミアリーグ13試合11ゴール8アシストのモー・サラーと、11試合1ゴール7アシストのトレント・アレクサンダー=アーノルド。ティエリ・アンリとケヴィン・デブライネが持つプレミアリーグレコードの20アシストを更新するペースで走る2人は、チャンスメイクにおいても秀逸なスタッツを残しています。

ビッグチャンスクリエイトはサラー10回、アーノルド8回でワンツー。キーパスはアーノルドが36本で、38本のブルーノ・フェルナンデスに次ぐ2位に着けており、サラーは30本で3位です。アーノルドのクロス成功26本はマット・リッチーに1本差の2位。プレミアリーグ屈指の右SBはスルーパスも9本通しており、13本のブルーノ・フェルナンデスと11本のジョアン・カンセロに迫る3位にランクインしています。

「スカイスポーツ」が掲載しているモー・サラーのショットMAPとチャンスクリエイトMAPを見ると、ボックスの右が塗りつぶされており、このエリアで自由を与えてはいけないと誰もがわかっているはずです。11番のワンツー、ドリブル、切り返しが見事に決まるのは、外のエリアに脅威のSBが待っているのが視界に入ってしまうからでしょうか。

サラーとアーノルドが暴れるステージは、国内に留まりません。チャンピオンズリーグでは、レフティが5試合6ゴール、SBは3試合3アシスト。アトレティコ・マドリードを相手にダブルを達成したクラブは、欧州でも全試合複数ゴールを継続しており、公式戦20試合で1ゴールに留まったのはチェルシー戦のみです。

13節までで8勝4分1敗は、まずまずのペース。ライバルたちより取りこぼしがひとつ多く、3位に甘んじているものの、最終ラインを厚くしたチームが昨季のような大スランプに陥ることはないでしょう。複数ゴール記録は、どこまで続くでしょうか。14節はマージーサイドダービー。ファン・ダイクが重傷を負った昨季のグディソン・パークは、2-2のドロー決着です。


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