冨安健洋とサカ&ベン・ホワイト…連携のクオリティが高まったアーセナルの右サイドに注目!
シュートはゼロ、クロス成功2本、キーパス1本。プレミアリーグ17節、ウェストハムとのシックスポインターで右サイドを担った冨安健洋は、いつもよりも慎重にプレイしているように見えました。アシストを決めたニューカッスル戦や、2ゴールに絡んだサウサンプトン戦と比べると、もの足りないと感じたグーナーが多いのではないでしょうか。
それでも、87分の2点めは、冨安の判断スピードがもたらしたゴールでした。デクラン・ライスからベンラーマに縦パスが入った瞬間、猛然とスプリント。自分の持ち場はサカがカバーしてくれているとわかっていたSBは、絶対に奪うと決めていたのでしょう。冨安有利と見たサカが加勢し、刈り取ったボールを中央に持ち込んで右のスミス・ロウに預けると、カットインしたプレーメイカーが美しいミドルをニアに突き刺しました。
プレミアリーグで14試合連続出場の冨安に対して、「BBC」のファン採点は、チームで6番めで7.03。「スカイスポーツ」と「90MIN」も7点と高評価です。同じく7点の「イブニングスタンダード」は、「サウサンプトン戦でエクセレントだった日本代表が素晴らしいプレイを披露した。うまく前線に出ていきながら、守備はソリッドだった」と称賛しています。
一方、6点を付けた「フットボールロンドン」は、「守備はソリッドだったが、ときどき悪いパスがあった。それでも堅実なパフォーマンスといえる。この日は、それほど前に出ることを求められなかった」と辛めのコメントでした。以前から冨安の守備力を買っていた地元メディアは、別な記事で「ベン・ホワイトが冨安にパスを出さない問題」を取り上げ、当事者である日本代表の意見を紹介しています。
「ベン・ホワイトがいいプレーヤーだからでしょう。CBからフルバックへのパスは、しばしば”プレッシャーパス”になる。自分もCBをやるからわかる。フルバックへのシンプルなパスは、最後のオプションと認識している。プレッシャーにさらされていなければ出すけど、ウイングと対峙してたら、プレスに捕まってしまう」
この言葉を聞いて思い出すのは、ニューカッスル戦で冨安がアシストを記録する直前のベン・ホワイトのプレイです。昨季プレミアリーグでビエルサの薫陶を受けたCBは、引いてもらいに来たSBには出さず、前に上がって勝負できる体制になってからボールを預けています。FWへの縦パスを奪われても、守備の体制を整える余裕がありますが、SBが奪われたらシビアな速攻を喰らうということを心得ているのでしょう。
CBとの距離感と呼吸が合ってきた冨安は、クレバーなサカとの連携のクオリティも高めています。セインツ戦の先制ゴールのシーンでは、サカをサイドに走らせ、自らは中央にスプリント。ハマーズ戦でカウンターを決めたときは、2人でベンラーマをつぶしています。
どちらかが上がれば相棒は下がり、一方がサイドにいけば、もう一方は中へ。アーセナルの右サイドは、安心して観ていられるようになりました。本日のゲームは、ベン・ホワイトが手の内を知るリーズです。サカと冨安が繰り出す右からの速攻に注目しましょう。
それでも、87分の2点めは、冨安の判断スピードがもたらしたゴールでした。デクラン・ライスからベンラーマに縦パスが入った瞬間、猛然とスプリント。自分の持ち場はサカがカバーしてくれているとわかっていたSBは、絶対に奪うと決めていたのでしょう。冨安有利と見たサカが加勢し、刈り取ったボールを中央に持ち込んで右のスミス・ロウに預けると、カットインしたプレーメイカーが美しいミドルをニアに突き刺しました。
プレミアリーグで14試合連続出場の冨安に対して、「BBC」のファン採点は、チームで6番めで7.03。「スカイスポーツ」と「90MIN」も7点と高評価です。同じく7点の「イブニングスタンダード」は、「サウサンプトン戦でエクセレントだった日本代表が素晴らしいプレイを披露した。うまく前線に出ていきながら、守備はソリッドだった」と称賛しています。
一方、6点を付けた「フットボールロンドン」は、「守備はソリッドだったが、ときどき悪いパスがあった。それでも堅実なパフォーマンスといえる。この日は、それほど前に出ることを求められなかった」と辛めのコメントでした。以前から冨安の守備力を買っていた地元メディアは、別な記事で「ベン・ホワイトが冨安にパスを出さない問題」を取り上げ、当事者である日本代表の意見を紹介しています。
「ベン・ホワイトがいいプレーヤーだからでしょう。CBからフルバックへのパスは、しばしば”プレッシャーパス”になる。自分もCBをやるからわかる。フルバックへのシンプルなパスは、最後のオプションと認識している。プレッシャーにさらされていなければ出すけど、ウイングと対峙してたら、プレスに捕まってしまう」
この言葉を聞いて思い出すのは、ニューカッスル戦で冨安がアシストを記録する直前のベン・ホワイトのプレイです。昨季プレミアリーグでビエルサの薫陶を受けたCBは、引いてもらいに来たSBには出さず、前に上がって勝負できる体制になってからボールを預けています。FWへの縦パスを奪われても、守備の体制を整える余裕がありますが、SBが奪われたらシビアな速攻を喰らうということを心得ているのでしょう。
CBとの距離感と呼吸が合ってきた冨安は、クレバーなサカとの連携のクオリティも高めています。セインツ戦の先制ゴールのシーンでは、サカをサイドに走らせ、自らは中央にスプリント。ハマーズ戦でカウンターを決めたときは、2人でベンラーマをつぶしています。
どちらかが上がれば相棒は下がり、一方がサイドにいけば、もう一方は中へ。アーセナルの右サイドは、安心して観ていられるようになりました。本日のゲームは、ベン・ホワイトが手の内を知るリーズです。サカと冨安が繰り出す右からの速攻に注目しましょう。
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