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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ブレントフォード戦で連発!ブカヨ・サカVSスミス・ロウ、プレミアリーグのスタッツ徹底比較!

後半立ち上がりの3分、ラカゼットが左に展開したボールを受けたスミス・ロウが、カットインからアイエルをかわして右隅にゲット。79分には、ドリブルで上がったトーマスがボックス手前のブカヨ・サカにラストパスを通し、左足の鋭いシュートが右のポストの根元を叩いて2-0。プレミアリーグ26節のブレントフォード戦の決め手は、21歳のプレーメイカーと20歳のウインガーが左からスプリントした鮮やかなカウンター2発でした。

レッズサポーターがサラー、マネ、ジョッタが決めると盛り上がるように、今やグーナーが最もエキサイトするのは、サカ&スミス・ロウの連発で勝ったゲームではないでしょうか。チームのトップスコアラーとなったスミス・ロウは、プレミアリーグ21試合9ゴール2アシスト。右サイドの絶対的存在として全試合出場を続けているサカは、23試合7ゴール4アシスト。甲乙つけがたいスタッツを残している2人のアタッカーは、12月以降のパフォーマンスが際立っています

ハマーズ、リーズ、ノリッジと続いた年末の戦いで、3試合連続の途中出場ゴールという離れ業をやってのけたスミス・ロウは7戦5発。サカも負けじと年末年始に3戦4発という固め撃ちを演じ、10戦5ゴール2アシストとペースアップしています。

ゴール&アシストでは好勝負のスミス・ロウ&サカについて、プレミアリーグにおける他のスタッツも比べてみましょう。シュート53本はサカがチームTOPですが、オンターゲットはサカ&スミス・ロウとも18本で揃って1位です。ショットコンバージョンレート(=ゴール/シュート)は、31%のスミス・ロウがチームNo.1。フィニッシュに関しては、「獰猛なサカ、精度のスミス・ロウ」となっています。

ドリブル成功数はサカが27本で1位、スミス・ロウが25本で2位。キーパス(=味方にシュートを打たせたラストパス)は、ウーデゴーアが38、サカは36、スミス・ロウは22という並びになっています。ビッグチャンスクリエイトはサカ6回、ウーデゴーア4回、スミス・ロウ3回。クロス成功本数は18本のサカがダントツで、2位の冨安健洋、ティアニー、ウーデゴーア、ニコラ・ペペは11本、スミス・ロウは4本に留まっています。

ここまでは、「フィニッシュのスミス・ロウ、総合力のサカ」という雰囲気ですが、レフティの素晴らしさを物語る数字をさらに2つ紹介しましょう。デュエル98勝と、パスブロック47回もチーム1位。スミス・ロウも得がたいタレントではありますが、サッカーセンスの塊のようなサカは「代えが効かない」という表現がぴったりです。

CBとGK以外ならどこでも悠々とこなしてしまいそうな20歳に対して、アーセナルはロッカールームを荒らさない程度に高額のサラリーを支払うべきではないでしょうか。以上、7番と10番のスタッツ徹底比較をお届けしました。10年後も、彼らの連発で圧勝するエミレーツのホームゲームを観たいですね!


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