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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

通算7度めはアグエロと並んで最多!ハリー・ケインが4年ぶりの月間最優秀選手を獲得!

2015年1月、2015年2月、2016年3月、2017年2月、2017年9月、2017年12月。過去6回は、マウリシオ・ポチェッティーノ監督とともにリーグ制覇をめざしていた若い頃の受賞で、4年3ヵ月ぶりと聞いてびっくりしました。3月のプレミアリーグ月間最優秀選手に輝いたハリー・ケインは、通算7度め。セルヒオ・アグエロの歴代最多記録に並びました。

ユーロ2020の激闘とマンチェスター・シティへの移籍騒動が重なり、心身ともに疲労を溜めたストライカーは、ヌーノ・エスピーリト・サントの下ではプレミアリーグ9戦1ゴール1アシストと完全に出遅れました。コンテ監督が来てからも、国内リーグでの最初の4試合はノーゴール。ヨーロッパカンファレンスリーグのムラ戦で同点ゴールを決めたものの、いつもの彼ではありませんでした。

復活のきっかけは、2-2で終えたリヴァプール戦の先制弾。以来、プレミアリーグ15試合11ゴール4アシスト、FAカップ3戦3発と、われわれが知っているハリー・ケインに戻りました。26節のマンチェスター・シティ戦で2発を叩き込み、勝利の立役者となってからは、7試合7ゴールとペースを上げています。

3月に入ると、エヴァートンで2ゴール。マンチェスター・ユナイテッド戦とブライトン戦でも決めて、ウェストハムとのロンドンダービーでは2アシストを記録しています。3試合4ゴール2アシストなら、月間表彰の大本命。クルゼフスキ、トレヴォ・チャロバー、カイ・ハヴェルツ、マッティ・キャッシュ、ロバートソン、サカ、イヴァン・トニーを押さえて、久しぶりの受賞となりました。

彼の3月には、もうひとつトピックスがあります。エヴァートン戦でティエリ・アンリ、ブライトン戦でフランク・ランパードをかわし、プレミアリーグの通算ゴール数で歴代5位に浮上。178ゴールは、4位のセルヒオ・アグエロまで6ゴール、3位アンディ・コールまで9ゴールです。順調なら、来季の終わりにはウェイン・ルーニーの208発が視界に入ってきます

トッテナムにおけるFAカップは19試合14ゴール、ヨーロッパでは68試合44ゴールとハイペースをキープ。キャリア通算で259ゴールを積み上げており、アンディ・コールの289とルーニーの313は抜き去るでしょう。残るはひとり、379発のアラン・シアラー。キャリアの終わりが近づき、名実ともにイングランドNo.1のストライカーになったとき、シャツの色は赤でも青でもなく、白であってほしいと秘かに願っています。

スパーズサポーターだけでなく、ワンクラブマンにロマンを感じるサッカーファンには賛同していただけるのではないでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドが本腰を入れて獲得をめざすというゴシップが流れているなかで、間が悪いお話なのですが。


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