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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ティアニーとトーマスが負傷リタイア!大ピンチのアーセナルの最適布陣を考える。

プレミアリーグ31節のクリスタル・パレス戦を3-0で落としたアーセナルに、厳しい知らせがダブルで舞い込んできました。キーラン・ティアニーとトーマス・パーティーが負傷リタイア。3月31日のトレーニングセッションで膝に不快感を覚えたティアニーは、手術が必要という診断を受けました。

おそらく、シーズンアウト。ガナーズの左サイドになくてはならない存在だったSBは、プレミアリーグ22試合1ゴール3アシストというスタッツを残して来季に向かうことになりそうです。代役はヌーノ・タヴァレスか、あるいはセドリク・ソアレスをまわすか、グラニト・ジャカを下げるか。セントラルMFをコンバートするというアイデアは、トーマス・パーティーが戻ってくるまでは封印されるはずです。

中盤の底をカバーしていたガーナ代表が太腿を痛めたのは、クリスタル・パレス戦の後半でした。サンビ・ロコンガに後を譲ったのは75分。筋肉の損傷と診断されたトーマスの復帰は、最短でも5月12日に延期されたノースロンドンダービーといわれています。彼がいなかったプレミアリーグの5試合は、1勝1分3敗でたったの1ゴール。CBの負担を軽くするだけでなく、攻めにバリエーションをもたらす役割としても欠かせない存在です。

冨安健洋の復帰も遅れており、4月20日のビッグロンドンダービーに間に合うかどうか。チェルシーとのアウェイゲームは、セドリク、ヌーノ・タヴァレス、サンビ・ロコンガの奮起に期待するしかなさそうです。アルテタ監督は、どんな布陣で難局を切り抜けようとするのでしょうか。「ミラー」のトム・ヴィクター記者は、「冬にWBAから獲得した17歳の左SB、リノ・スーザの抜擢も検討するべき」と主張しています。

レギュラー固定で戦ってきた指揮官が、主力のポジションを動かさずに戦おうとするなら、基本フォーメーションはこうなります。GKラムズデール、DFセドリク、ベン・ホワイト、ガブリエウ、ヌーノ・タヴァレス。センターはサンビ・ロコンガとジャカ、2列めにサカ、ウーデゴーア、マルティネッリ、最前線はラカゼット。この布陣で最も気になるのは、中盤センターの守備力です。

だとすれば、守備を強化するべく、3バックという選択肢もあるのではないでしょうか。最終ラインはホールディング、ベン・ホワイト、ガブリエウ。WBにサカとヌーノ・タヴァレスを配し、センターはジャカとウーデゴーア。マルティネッリとスミス・ロウの前にラカゼットという並びです。冨安健洋が復帰したら、WBに配してサカを上げる形でも、右のCBでもOK。3-4-2-1を試すなら、直近のプレミアリーグ7試合で勝利なしと絶不調のブライトン戦が最適でしょう。

プレミアリーグは残り9試合、スパーズ、ブルーズ、ハマーズとのロンドンダービー3試合はすべてアウェイ。マンチェスター・ユナイテッド戦も残っており、4つのシックスポインターで勝ち越せなければ、6シーズンぶりのTOP4返り咲きは難しくなります。4ヵ月ぶりに3失点を喫したうえに、キーマンを失ったチームの立て直しプランに注目しましょう。


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