「なぜ南野がベンチから外れる?」クロップ監督のアップ映像に思わず叫んでしまった土曜の夜。
高校生のとき、弱小サッカー部でGKをやっていたのですが、2年生の冬に全国大会をめざす強豪校と練習試合をする機会がありました。前半は何と1-0でリード。テンション高めでハーフタイムに入ると、相手のベンチから怒号が響き、後半のキックオフを待たずに11人がピッチのまわりを走り出しました。
戦っているときは意識していなかったのですが、彼らの背番号は80番~90番台。セカンドハーフは総入れ替えで、60番台が中心のチームになりました。ゲームが再開されてもペナルティは続き、86番や93番が大声を出しながら周回しています。アウェイ感、怖い。しかも60番台は、超絶うまい。35分の間に、何本シュートを喰らったことか…。
前線にパントを蹴り上げても、5秒後には目の前にクロスが上がるワンサイドゲームは、1-5でタイムアップとなりました。背番号が重い面々のランニングはようやく終わり、3軍か4軍と思われる後半のチームは、めちゃめちゃ叱られています。この試合の恐怖感は、30年以上を経た今でも忘れられません。最近、思い出したのは…そう、CL準々決勝セカンドレグのリヴァプールVSベンフィカを見ているときでした。
ファーストレグのアウェイゲームで2点のアドバンテージを得たとはいえ、CLのベスト8という大事な舞台でプレミアリーグのマン・シティ戦から7人も入れ替えるとは…!ジョー・ゴメス、コナテ、マティプ、ツィミカスは初めてのカルテット。ミルナーの先発は、後半戦に入ってから3度めです。激しいターンオーバーで悠々と勝ち抜けを決めたクロップ監督は、チェンバレンとエリオットを使わず、南野拓実に至ってはベンチに入ることすらできませんでした。
そして日曜日は、再びマン・シティ。FAカップのファイナル進出を賭けたゲームでは、チェンバレン、エリオット、オリギ、南野がベンチから外れました。そりゃあもちろん、叫びましたよ。「何で南野がベンチから外れるんだ!」。こんなことを書くと、「あのメンバーじゃしょうがない」と笑うプレミアリーグファンがいそうですが、いや、そんな相対的なことをいっているのではないんです。
公式戦23試合9ゴール、国内カップで9戦7発のストライカーがベンチにも入れないなんて!
よくいうじゃないですか。「少ないチャンスを活かして指揮官の評価を高め、出番を増やそう」と。3月2日のFAカップ5回戦、ノリッジとのゲームで2発ゲットの日本代表は、その後の公式戦10試合で26分しか出番がなく、半分の5試合はベンチの外。決めれば決めるほどチャンスが減っていく逆スライドシステムが発動したかのようです。
あな怖ろしき、4冠チャレンジの最強チーム。南野の2021-22シーズンは、プレミアリーグ最終節の手前で優勝が決まらない限り、ジ・エンドとなりそうです。こんなチームとFAカップ3回戦で当たったシュルーズベリー・タウンは、さぞや震えたのではないかと想像します。
ブラッドリー、ディクソンボナー、モートン、ウォルトマン、カイデ・ゴードン。リーグ1(3部相当)で16位のウェスト・ミッドランズのクラブは、半分は「強豪校の40番台」だったチームから先制ゴールを奪取したものの、その後4発を喰らって撃沈してしまいました。出場した14人の選手たちは、レッズ相手にゴールを決めたんだぜ!という誇らしさと、やられ続けた恐怖とストレスが混ざった何ともいえない気分に浸ったのではないでしょうか。わかる。わかります!
戦っているときは意識していなかったのですが、彼らの背番号は80番~90番台。セカンドハーフは総入れ替えで、60番台が中心のチームになりました。ゲームが再開されてもペナルティは続き、86番や93番が大声を出しながら周回しています。アウェイ感、怖い。しかも60番台は、超絶うまい。35分の間に、何本シュートを喰らったことか…。
前線にパントを蹴り上げても、5秒後には目の前にクロスが上がるワンサイドゲームは、1-5でタイムアップとなりました。背番号が重い面々のランニングはようやく終わり、3軍か4軍と思われる後半のチームは、めちゃめちゃ叱られています。この試合の恐怖感は、30年以上を経た今でも忘れられません。最近、思い出したのは…そう、CL準々決勝セカンドレグのリヴァプールVSベンフィカを見ているときでした。
ファーストレグのアウェイゲームで2点のアドバンテージを得たとはいえ、CLのベスト8という大事な舞台でプレミアリーグのマン・シティ戦から7人も入れ替えるとは…!ジョー・ゴメス、コナテ、マティプ、ツィミカスは初めてのカルテット。ミルナーの先発は、後半戦に入ってから3度めです。激しいターンオーバーで悠々と勝ち抜けを決めたクロップ監督は、チェンバレンとエリオットを使わず、南野拓実に至ってはベンチに入ることすらできませんでした。
そして日曜日は、再びマン・シティ。FAカップのファイナル進出を賭けたゲームでは、チェンバレン、エリオット、オリギ、南野がベンチから外れました。そりゃあもちろん、叫びましたよ。「何で南野がベンチから外れるんだ!」。こんなことを書くと、「あのメンバーじゃしょうがない」と笑うプレミアリーグファンがいそうですが、いや、そんな相対的なことをいっているのではないんです。
公式戦23試合9ゴール、国内カップで9戦7発のストライカーがベンチにも入れないなんて!
よくいうじゃないですか。「少ないチャンスを活かして指揮官の評価を高め、出番を増やそう」と。3月2日のFAカップ5回戦、ノリッジとのゲームで2発ゲットの日本代表は、その後の公式戦10試合で26分しか出番がなく、半分の5試合はベンチの外。決めれば決めるほどチャンスが減っていく逆スライドシステムが発動したかのようです。
あな怖ろしき、4冠チャレンジの最強チーム。南野の2021-22シーズンは、プレミアリーグ最終節の手前で優勝が決まらない限り、ジ・エンドとなりそうです。こんなチームとFAカップ3回戦で当たったシュルーズベリー・タウンは、さぞや震えたのではないかと想像します。
ブラッドリー、ディクソンボナー、モートン、ウォルトマン、カイデ・ゴードン。リーグ1(3部相当)で16位のウェスト・ミッドランズのクラブは、半分は「強豪校の40番台」だったチームから先制ゴールを奪取したものの、その後4発を喰らって撃沈してしまいました。出場した14人の選手たちは、レッズ相手にゴールを決めたんだぜ!という誇らしさと、やられ続けた恐怖とストレスが混ざった何ともいえない気分に浸ったのではないでしょうか。わかる。わかります!
というわけで、大事なことなのでもう一度叫びます。「公式戦23試合9ゴール、国内カップで9戦7発のストライカーがベンチにも入れないなんて!」。リヴァプールのシャツを纏ってゴール前に走り込む南野拓実の雄姿を、もう一度見たいのですが…。
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単純なスピード、フィジカルがレギュラーメンバーは総じてワールドクラスなので見劣りしてしまう、、
加えてディアスが早々にフィットしたことで更に厳しい立場になりましたね。
レッズファンとしては出場時の得点や連続したプレス以外のボール保持時のインパクトが物足りないと感じてしまいます。
南野は無事移籍できたらいいなと思っています。もしもマネ、サラー、フェルミーノ、ジョタの誰かが移籍する事になったら、クロップは引き止めるんじゃないかと思います。リヴァプールの選手はみんなチームとクロップが大好きだし、南野はクロップの人たらしに落ちちゃうんじゃないかと…。で、移籍最終日に100億円で新戦力!とかって事に。南野はこの年明けからはクロップも認める通り、かなりチームにフィットしてるし、2年で世界最高のチームにフィットしたって実績はとても大きいものだと思う(ジョタとディアスが異常)。南野がプレミアで二桁得点できるポテンシャルがあると認めているチームはヨーロッパにいくらでもあると思うし、もし市場に出たら買い手はいくらでもあると思う。2000万ポンドで同じ貢献ができる選手がいない事はリヴァプールが一番わかっているんじゃ無いだろうか。もしプレミアの中堅チームでザルツブルグ並みの活躍ができれば、世界的なプレイヤーだと認められるし、それだけの力は十分あると思う。南野にはあまりお人好しせずに、自分のキャリアを大切にして欲しいと思います。