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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Liverpool×MAN.UTD】サラー久々の2発!速攻が冴えたリヴァプールが4-0圧勝!

3バック?フィル・ジョーンズ!? クリスティアーノ・ロナウドが不在のマンチェスター・ユナイテッドは、3-4-2-1という慣れない布陣でプレミアリーグの優勝候補に胸を借ります。30節の延期試合は、アンフィールドでリヴァプール。ラングニック監督のゲームプランは、開始10分で見直しを迫られました。

GKデ・ヘア、3バックはリンデロフ、フィル・ジョーンズ、マグワイア。WBにワン・ビサカとジオゴ・ダロト、セントラルMFはポグバとマティッチ、前線はラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、エランガという顔ぶれです。レッズの最初の決定機は5分。マティプ、アーノルド、サラー、ヘンダーソン、マネとつながると、右サイドでサラーとアーノルドがラインの裏を取っていました。

スルーパスをもらってスプリントしたサラーはフリー、中央から駆け上がったルイス・ディアスもフリー。グラウンダーが足元に入り、ニューフェイスのプレミアリーグ3発めがゴールのど真ん中に突き刺さりました。7分には、子どもを亡くしたクリスティアーノ・ロナウドに対する激励の拍手、そしてYNWA。10分にはポグバリタイアという激痛のアクシデントが発生し、2列めにリンガード、センターにブルーノという布陣に変わるようです。

リードしたリヴァプールは、ベストメンバー。サイドを制圧し続け、奪われた直後のプレスも機能しています。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFファビーニョ、ヘンダーソン、チアゴ・アルカンタラ。フロントスリーはサラー、ジョッタ、ルイス・ディアス。22分の追加点は、マティプの縦パスがスピードアップの合図でした。

マティプ、ルイス・ディアス、マティプ、マネと縦のパス交換が続いた後、マネの絶妙な浮き球がボックス右のサラーへ。ダロトを振り切ったエースは、今季プレミアリーグ21発めを難なく左隅に転がしました。マンチェスター・ユナイテッドは、ハーフラインを越えるのが精一杯。30分にチアゴのサイドチェンジを受けたサラーは、カットインからの左足のシュートをダロトにぶつけました。

35分にリンデロフのロングフィードがマティプの裏に出て、ラシュフォードが抜け出しかけたのが前半の唯一のチャンス。トラップミスをアリソンにさらわれ、何事もなかったかのようにレッズのポゼッションとなりました。ひどい出来だったマン・ユナイテッドは、シュート9対0という一方的なスタッツでハーフタイムを迎えました。フィル・ジョーンズをジェイドン・サンチョという交代策は、戦い方を間違えましたと白状しているかのようです。

後半開始からしばらくは、マンチェスター・ユナイテッドが攻勢。ワン・ビサカとサンチョを左サイドに配したことで、サラーとアーノルドの脅威は軽減されています。55分、ブルーノとパス交換したサンチョが、左から打った初シュートはアリソンの正面。63分にサンチョが左から2人かわし、スルーパスからラシュフォードがアリソンと1対1になったチャンスは、オフサイドではなかったはずです。

レッズが3点めを決めたのは68分。リンデロフの縦パスをインターセプトしたロバートソンがオーバーラップし、左のルイス・ディアスに預けると、グラウンダーを中央で受けたマネの左足ボレーが右隅に吸い込まれました。フロントスリーは、全員1ゴール1アシスト。クロップ監督は、ここでルイス・ディアスを下げ、ジョッタを投入しています。

素晴らしいパスワークを披露したチアゴは80分に下がり、ナビ・ケイタがインサイドへ。ラングニック監督の3枚めは、84分にエランガをメイブリという白旗を掲げるようなカードです。最後のゴールシーンは85分。右サイドでメイブリがロバートソンに奪われたのがきっかけでした。ジョッタが斜めに入れたスルーパスが、右から入ってきたサラーに届き、左足のシュートがワン・ビサカの足に当たってネットを揺らしました。

フロントスリーが十全に機能したリヴァプールが、シュート数14対2で圧勝。暫定1位で、明日のマン・シティの結果を待ちます。オールド・トラフォードでは0-5、アンフィールドは4-0。昨季プレミアリーグでは順位が上だったマン・ユナイテッドは、戦術的なクオリティの差を見せつけられました。

MVPを素直に選べば、2ゴール1アシストのサラーですが、チアゴのパフォーマンスが圧巻でした。パス成功率95%、キーパス3本。ドリブル3回と6本のロングフィードはすべて成功。タックルとインターセプトが2回ずつで、デュエルの勝率は78%です。フレッジとマクトミネイを起用できないうえに、ポグバまで失ったアウェイチームは、ブルーノのよさが消えるのを承知で中盤に堤防を敷いたものの、サイドを崩され失点を重ねてしまいました。

最後に、ひとつだけ。クリスティアーノ・ロナウドとジョルジーナ・ロドリゲスさんに、心からお悔やみを申し上げるとともに、アンフィールドのレッズサポーターの心配りに感謝の言葉を残したいと思います。ありがとうございました。素晴らしいスタジアム、素晴らしい空気でした。来季もまた、この雰囲気のなかで戦うマンチェスター・ユナイテッドを愉しめればと思います。今度こそ、終盤まで勝負の行方がわからない激戦を。


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