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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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プレミアリーグ史上最強のアシストキング、デブライネに期待する偉大な記録と意外な記録!?

チャンピオンズリーグのグループステージ最終節は、勝っても負けても首位通過。本拠地エティハドにセヴィージャを迎えたマンチェスター・シティのスターティングメンバーには、GKオルテガ、SBリコ・ルイス&セルヒオ・ゴメス、MFコール・パルマーといったフレッシュな顔ぶれが並んでいます。

既にヨーロッパリーグ行きが決まっているセヴィージャも、ラ・リーガのラージョ戦から7人をチェンジ。左サイドを執拗に攻めていたプレミアリーグ王者より、5-4-1で速攻狙いに徹していたスペインのクラブのほうが、きわどいシュートが多い展開です。31分には、イスコのCKをラファ・ミルがヘッドで右隅に収め、アウェイチームリードでハーフタイムを迎えました。

マンチェスター・シティが追いついたのは52分。フリアン・アルバレスがボックス右に転がした縦のスルーパスをニアに蹴り込んだのは、17歳のリコ・ルイスです。プレミアリーグデビューは2節のボーンマス戦。今回のCLは、公式戦初先発という記念すべき一戦でした。

1-1となり、猛攻を続けていたマン・シティは、再三のクロスが味方に通らず。コール・パルマーに代わって彼が登場したのは70分でした。プレミアリーグ12試合で9本と、驚異的なペースでアシストを積み上げているケヴィン・デブライネ。73分に右サイドから出した長いスルーパスは、手前にいたカルモナは触れず、フリアン・アルバレスに届く必殺の1本でした。

デブライネにボールが渡った瞬間、カルモナは気づいて必死に戻ったのですが…。19番がGKを抜き去り、左足で枠に収めて2-1。プレミアリーグ最強プレーメイカーのアシストで勝ち越したマン・シティは、83分に敵陣で奪取したフリアン・アルバレスがマフレズに決めさせ、グループステージを無敗で終えました。

それにしても怖ろしいデブライネ。20分の出場で、決勝アシストとチャンスクリエイト3つとは…。プレミアリーグ95アシストは、既に歴代5位。102アシストのランパードと、103アシストのルーニーは今季中に抜かれるでしょう。162アシストでTOPのギグスは632試合出場、111アシストで2位のセスクは350試合。デブライネの222試合は別世界のスピードです。

本職のストライカーをセンターに置かなかった昨季は、公式戦45試合19ゴール15アシストとフィニッシャーの役割もこなしたベルギー代表は、ハーランドが加わった2022-23シーズンはチャンスメーカーに徹しています。攻撃に関することなら、何でもできそうなデブライネですが、プレミアリーグデビューから8シーズンめの今、意外な記録を継続しているのをご存じでしょうか。

プレミアリーグ通算60ゴールの内訳は、右足が41発、左足が19発。実は未だヘディングシュートはゼロなのです。前線にモンスターが張る今季も、記録の継続は濃厚。いっそこのまま、「永遠のゼロ」「地上の星」であり続けてほしいと願う次第であります。

すみません。雑学の時間のような記事になってしまいました。ワールドクラスのアシストキングに期待すべき記録は、アンリと自らが持つプレミアリーグのシーズン最多アシスト20の更新ですね。現在のペースを落とさなければ28でフィニッシュですが、果たして…。


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