「ドイツのルーニー」アンドレ・シュールレ、チェルシー移籍決定!
これでチェルシーは、前線にF.トーレス、デンバ・バ、ルカク、トップ下はマタかシュールレ、サイドにオスカル、アザール、シュールレ、デブライネ、中盤センターにはランパード、ミケル、ラミレス、モーゼスと揃いました。レンタル移籍で外に出ていた選手の復帰と、現状のメンバーがどこまで残留するのかはやや流動的ですが、間違いなく昨季よりも層が厚くなり、すべてのコンペティションで戦える体制が整いつつあります。
一方でパウロ・フェレイラ、マルダ、ベナユンがチームを去り、マルコ・マリンとピアソンが微妙ですが、昨季の貢献度や新加入の選手の力量を考えれば、大きく戦力がUPするとみて間違いないでしょう。残すはDFをどうするか、ですね。ここ数年のチェルシーには、秋から冬にかけて大きなスランプに陥り、打開することができずに順位を下げるという現象が起こっていましたが、それもチャンピオンズリーグとプレミアリーグ、国内カップ戦を並行してこなせるだけの選手層が確保できておらず、サブのメンバーが出るとレベルが落ちてしまうことに要因がありました。ターンオーバーを敷くことに長けたモウリーニョ体制下では、これまでのような好不調の波はおさまると思われます。怖いです、チェルシー。
アブラモビッチオーナーが来た直後はお金の使い方が下手で、シェフチェンコやバラックなど「下り坂にさしかかった大物選手を大量に獲得して機能せず」ということが多かったのですが、若手獲得策に切り替えてからは、いいチームづくりができています。今でもかなりレベルが高いのに、さらに若手の伸びしろが見込めるので、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルなど、ライバルが相当本腰を入れて強化しなければ、しばらくこのチームの天下が続いても不思議ではありません。ヘスス・ナバスを獲ったマンチェスター・シティとチェルシー。プレミアリーグの新チームづくりでは、青がかなりリードしています。センターMFを強化したいマンチェスター・ユナイテッド、DFとストライカーを物色しているアーセナル、リヴァプールの「赤の逆襲」に期待しましょう。(写真著作者/Steindy)
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