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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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サラーは最大4週間のリタイア!苦しいやりくりが続くリヴァプールを支える好調の4人に注目!

「モハメドの負傷は、当初考えられていたよりも深刻で、21日から28日は離脱することになるだろう」。サラーのネガティブな状況を伝えたのは、代理人のラミー・アッバス。モザンビークに2-0でリードしていたガーナが追加タイムに2発喰らったため、3戦3分でノックアウトラウンド進出を決めたエジプトは、絶対的エースを欠いたままで戦うことになりました。

このニュースで顔色が変わったのは、セミファイナルでの復帰を願っていたルイ・ヴィトーリア監督だけではないでしょう。エジプトがラウンド16で敗れれば、エミレーツのアーセナル戦で起用できるかもしれない…ユルゲン・クロップ監督の淡い希望は消えました。4週間の欠場となると、プレミアリーグ4試合と国内カップ3試合がサラー不在です。

カラバオカップ準決勝はフラム、FAカップ4回戦はノリッジ。プレミアリーグはチェルシー、アーセナル、バーンリー、ブレントフォード。ビッグ6との連戦は、元よりアフリカとアジアの選手を欠いて戦うゲームでしたが、その後の2試合は新たな悩みです。1試合消化が少ないマンチェスター・シティに5ポイント差に迫られているリヴァプールは、首位をキープできるでしょうか。

プラス材料は、前線の4人が揃って好調であること。ボーンマス戦ではダルウィン・ヌニェスとジョッタが2ゴールをゲットしており、途中出場のガクポもアシストを記録しています。ルイス・ディアスは直近のプレミアリーグで10試合ノーゴールですが、ヨーロッパリーグとFAカップで決めています。

とりわけ注目すべきは、リーグ一番乗りで公式戦10ゴール10アシストに到達したダルウィン・ヌニェス。ボクシングデー以降の5試合で3ゴール3アシストと結果を出しており、ゴール前に走り込む姿に迷いは感じられません。ジョッタも無双状態で、12月の復帰以降の5試合は3ゴール4アシスト。センターから左右に流れるシーンが多く、チームに流動性をもたらしています。

さらにもう2人、レギュラーの不在を忘れさせてくれそうなキーマンを挙げておきましょう。ボーンマス戦でアンカーに入ったマック・アリスターは、パス成功63本、ファイナルサードへのパス11本、チャンスクリエイト4回、リカバリー15回、デュエル14勝と獅子奮迅の活躍でした。遠藤航が帰ってきても、攻めたい試合は10番が中盤の底で起用されるかもしれません。

ロバートソンの穴を埋めているジョー・ゴメスも、攻撃における貢献が目立っています。日曜日のゲームでは、ダルウィン・ヌニェスにボレーを決めさせる完璧なクロスをフィード。アーノルドとロバートソンは、いずれも2月のアーセナル戦に間に合う見通しですが、指揮官はブカヨ・サカの前に2番を配するのではないでしょうか。

年末のアーセナル戦をドローで終えてから、12ゴール3失点で5連勝。ベテランをサウジアラビアに持っていかれても、負傷者が続出しても、アジアとアフリカの代表チームに主力を抜かれても、残った選手たちがいい仕事をしています。新戦力とサブの選手たちの奮闘を称えるとともに、指揮官の采配にも拍手を送りましょう。サラー不在のチームにも、期待しております。


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“サラーは最大4週間のリタイア!苦しいやりくりが続くリヴァプールを支える好調の4人に注目!” への1件のコメント

  1. アイク より:

    ありがとうございます。
    一年前のスカッドから今の姿を想像できた人は1人もいないでしょう。オフに大好きな選手が多数退団し、ショックとともに再建までの複数年を覚悟。
    しかし期待を遥かに上回る好成績、そこに無敗優勝の可能性を消し去る理不尽な判定、それでも首位奪取、主力の相次ぐ離脱、飛車角落ちでの奮闘、さらなる離脱…
    ドラマチックすぎて今季感情がついていけてません。(ベリーハードモード?)
    おっしゃる通り、本当にボス様様です。

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