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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アル・イティハド退団が噂されるカリム・ベンゼマ、チェルシー移籍が成立する条件は…?

「アーセナルとは今のところ何もない。今、聞いているのは、カリム・ベンゼマとアル・イティハドはかなり緊迫した状況が続いているということだ。解決策を見つけるために、ベンゼマ本人と近しい人たち、クラブとの間で新たな話し合いが行われている。ここ数日でトレーニングに復帰したが、他のメンバーとは一緒じゃない」

自身のYouTubeチャンネルで、レアル・マドリードの元エースの去就に触れたファブリツィオ・ロマーノさんは、アーセナルへの移籍はないといっていました。アル・イティハドに移籍後、サウジプロリーグで15試合9ゴール5アシストという数字を残した2年前のバロンドーラーは、チームを不安定にさせた元凶と非難されています。

「態度が傲慢」「努力しない」とまでいわれて、ベンゼマもストレスを溜めており、欧州への復帰の道を模索しているようです。移籍先の候補として名前が挙がっているのは、チェルシーと古巣リヨン。しかし少年時代を過ごしたクラブのターゲットは、夏といわれています。「フットボールロンドン」はブルーズが動くといっておりますが、最大のハードルは高額サラリーです。

昨夏、アル・イティハドに移籍した際に伝えられたベンゼマの年俸は8800万ポンド。PSR違反を回避したいチェルシーとしては、半額の4400万ポンド(約83億円)でも厳しいでしょう。以前から放出が噂されているコナー・ギャラガーやトレヴォ・チャロバー、あるいはローン移籍中のルカク、ケパ、ツイェクらを売却しないと手が出せないレベルです。

ディールが成立する唯一の条件は、「ベンゼマがアル・イティハドとの契約を解除してフリーエージェントになり、サラリーの減額を呑む」。アヤックスに移籍したジョーダン・ヘンダーソンと同じルートです。半年のフィーを1500万ポンド程度まで圧縮できれば、若手の売却で賄えるでしょう。ベンゼマが本気でサウジから出たいと思っているなら、荒唐無稽な話ではありません。

チェルシーの冬のストライカー獲得といえば、フェルナンド・トーレスとゴンサロ・イグアインを思い出します。2011年にリヴァプールからやってきたスペイン人は、14試合1ゴールと空回り。2019年にユーヴェからローンで引き入れたアルゼンチン代表は、18試合5ゴールという微妙な数字しか残せず、シーズン後の完全移籍は成立しませんでした。

36歳とはいえ、2022年の夏からの公式戦63試合で43ゴール11アシストと、ゴールを生み出す力は未だトップクラス。ポチェッティーノ戦術にフィットすれば、自ら決めるだけでなく、スターリング、エンクンク、コール・パルマーのゴールを増やしてくれそうです。今はまだ、「可能性はゼロではない」としかいえませんが…。ロマーノさんの続報に注目しましょう。(カリム・ベンゼマ 写真著作者/ Real Madrid)


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