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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「最も勝ち点を稼いでいるストライカー」は、ズラタン・イブラヒモヴィッチ&ジエゴ・コスタ!

プレミアリーグとFAカップのダブルに向かって突き進むチェルシー。コンテ監督が実り多き初年度となるのか、アドバンテージを手離して失意のシーズンとなるのか、カギを握る最後の砦はマンチェスター・ユナイテッドなのかもしれません。FAカップは準々決勝で激突。プレミアリーグでは、33節のオールド・トラフォードがチェルシーにとって最後の上位対決です。この試合は、今後チェルシーの足が止まればライバルの逆転を許すトリガーとなる可能性があり、快調に勝ち点差を広げれば、実質的に優勝を決める一戦となるかもしれません。

マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、ホームできっちりお返ししてプレミアリーグ優勝が狙えるポジションに立てればと期待しておりますが、果たしてどんな終盤戦になるでしょうか。「スカイスポーツ」が掲載した「Zlatan Ibrahimovic: Manchester United’s match-winner」という記事を読むと、FAカップとプレミアリーグでの直接対決の結果を左右するキーマンは、やはり両チームのエースストライカーだと実感します。

ズラタン・イブラヒモヴィッチとジエゴ・コスタは、今季のプレミアリーグにおいて、自らのゴールで直接ゲットした勝ち点が11とトップに並んでいます。両者ともゴール数は15で、量・質ともに文句なし。とりわけズラタンは、参加したすべての大会でゴールを奪っており、モウリーニョ監督のチームが未だに5冠を追えるのは、彼がいたからといっても過言ではないでしょう。レスターとのコミュニティシールドでは83分に決勝点。ヨーロッパリーグでは、ゾリャ・ルハンシクとのホームゲームで両チーム唯一のゴールを決め、先週のサンテティエンヌ戦でハットトリック。EFLカップは、準々決勝のウェストハム戦で先制とダメ押しの2発。FAカップ5回戦では、ブラックバーンを相手に攻め手を失っていた62分に登場し、ポグバのロングフィードを受けて鮮やかな決勝点を左隅に流し込んでいます。

ジエゴ・コスタのほうは、カップ戦のゴールはFAカップのウルヴス戦のみとプレミアリーグのスペシャリストですが、チームの13連勝中は5試合で決勝ゴールと同点ゴールを叩き込んでおり、勝負強さはズラタンに負けません。ちなみに、「ゴールによる勝ち点ランキング」の3位はアグエロで勝ち点10、4位のマネが勝ち点9、5位はハリー・ケインとシグルズソンの8となっています。8ゴールのシグルズソンがTOP5に食い込んでいる一方で、17ゴールを挙げて得点王レースの先頭に立つアレクシス・サンチェスと、16ゴールのロメウ・ルカクが圏外なのが興味深いところです。

FAカップ準々決勝のドローが発表され、昨シーズンまで多くの時間を過ごしたスタンフォード・ブリッジに乗り込むことが決まったモウリーニョ監督は、「チェルシーはこれ(FAカップ)だけを考えればいいと思ってるだろう。なぜなら彼らは既にプレミアリーグのチャンピオンで、考える必要がないからね」と得意の揺さぶりを開始。「われわれには(EFLカップの)決勝があり、サンテティエンヌとも戦わなければいけない。勝ち進めば、ヨーロッパリーグで次の対戦相手もいる。さらにプレミアリーグでTOP4を狙っており、やるべきことだらけだ」と、「忙しい自慢!?」とツッコミたくなるコメントを残しています。それもこれも、ズラタンさまさま。ほんとうに、いい人に来ていただきました(涙)。チェルシーとの2つのバトル、ジエゴ・コスタとのゴール合戦、楽しみにしております。こういう試合はえてして「ペドロとブリントのゴールでドロー」といったシブい着地になるものですが…いや、FAカップのリプレイは勘弁してください。われわれは、忙しいので!(プレミアリーグ6位ですが…)。

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