イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

エイデン・ヘヴン&マズラウィ…CBが全滅寸前だったチームを救ったコンビにひたすら感謝!

「もっといいプレイができたのかもしれない。しかし、結果がすべてだった」。マイケル・キャリックの言葉に、うなずくしかありません。スタンフォード・ブリッジの直接対決は、シュート数21対4と押しまくられる厳しい一戦でした。後半は15対2で、ブルーノ・フェルナンデスとマテウス・クーニャの希望のないミドルのみ。勝利の立役者は、急造の最終ラインでした。

マグワイアとリサンドロ・マルティネスは、ボーンマス戦とリーズ戦の1発レッドでサスペンデッド。「アスレティック」のローリー・ホワイトウェル記者によると、レニー・ヨロが負傷したと聞いたキャリック監督は、試合の前日の貴重な時間をCBのために使い切ったそうです。候補だったルーク・ショーが左サイドとなったのは、ポジションの変更を最小限にしたかったからです。

左のCBがエイデン・ヘヴンで、右がマズラフィは利き足を考慮した自然なチョイスに見えます。しかし19歳の新鋭が前回先発したのは、1月7日のバーンリー戦で、指揮を執っていたのはダレン・フレッチャーでした。キャリック体制での出場時間は、4試合で15分のみ。マズラウィが4バックのCBとして起用されたのは、キャリアのなかで1回だけです。

「2023年9月、DFBポカール1回戦のプロイセン・ミュンスターVSバイエルン。相手は3部リーグで、バイエルンは0-4で楽勝」と聞いて、CBは初めてだったのか!と飛躍した方は…正解ということでいいでしょう。ここでは、前日の準備の大半が彼らとのミーティングに費やされた理由が伝わればOKです。些末な話は、にこやかにスルーしましょう。

さて、そんなマンチェスター・ユナイテッドですが、CBコンビの大健闘もあって何とか勝利に辿り着きました。エイデン・ヘヴンは5分のリアム・デラップのドリブルをぎりぎりのスライディングでクリアし、38分のペドロ・ネトの危険なミドルを体を張ってブロックしました。サイドが本職のルーク・ショーの的確なサポートも、適材適所を優先した指揮官の目論見通りでした。

2人合わせてファールは5回。ボックスの手前からコール・パルマーが蹴った2本のFKは、壁にヒット。リアム・デラップとフォファナの決定的なシュートはクロスバーに助けられ、80分過ぎからはカイセドのミドル以外に危険なシーンはありませんでした。「アスレティック」のレポートを読んで驚かされたのは、ハーフタイムにキャリック監督がラメンスに伝えたひとことです。

「go long」。つなぐな、遠くに蹴れという指示は、ペップやアルテタから出てこないでしょう。チェルシーのプレスと中盤のボール奪取力を怖れた指揮官とスティーヴ・ホランドコーチは、セーフティであることを徹底し、20歳以上のCBがベンチにもいない試合をクリア。「エイデンを称えたい」という試合後のコメントには、実感がこもっていました。

マンチェスター・ユナイテッドがリーグ戦でアーセナル、リヴァプール、チェルシーにアウェーで勝ったのは、1984-85シーズン以来41年ぶりの快挙だそうです。貴重な3ポイントによって、6位以下のチェルシー、ブレントフォード、ボーンマスとの差は10ポイント。残り5試合を2勝3敗でも、チャンピオンズリーグの出場権を手に入れられます。

そうはいっても、ラスト5試合をすべて勝って、ブルーノ・フェルナンデスの21アシストとシェシュコ、マテウス・クーニャ、エンベウモの10ゴール到達を願っています。鬱々とした年末年始を思い出すと、こんなことを無邪気にいっていられる今が夢のように感じられます。前半戦終了時に3位と11ポイント差だったチームを、ここまで引っ張ってくれた指揮官に、ひたすら感謝です。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す