ドゥブラフカ獲得、正GKはキンスキー、ヴィカーリオは退団濃厚…スパーズGKの驚くべき逆転劇!
スパーズが獲得した新たなGKについて、「アスレティック」のセバスチャン・スタッフォード=ブロー記者が速報を配信しました。ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド、バーンリーで8年を過ごしたベテランの入団は、地味なニュースです。記事のタイトルを見ただけで、スルーした人も多いでしょう。来季はヴィカーリオ、キンスキー、ドゥブラフカでいくのか、と。
しかし実際に記事に目を通してみると、重要なことが書いてありました。「トッテナムにおけるヴィカーリオの将来は不透明で、正GKの座を引き継ぐ候補はキンスキーとなっている。アカデミー出身のブランドン・オースティンは第3GKとなる」。CLのアトレティコ・マドリード戦で「悪夢の17分」を過ごしたチェコのU-21代表GKは、レギュラーポジションを奪取したようです。
エスタディオ・メトロポリターノのファーストレグで、ヴィカーリオに代わってゴールマウスに抜擢された22歳のGKは、開始6分に絶望的なトラブルに見舞われました。前線に蹴り出そうとして、痛恨のスリップ。ボックスの入り口で拾ったルックマンが右に流すと、フリアン・アルバレスからマルコス・ジョレンテにつながり、イージーなシュートが左隅に決まりました。
2度めの失態は、追加点を決められたばかりだった15分。ファン・デ・フェンのバックパスを受けたキンスキーは、左足のダイレクトパスをミスしてフリアン・アルバレスにカットされると、うつ伏せに倒れ込んで起き上がれませんでした。トゥドール監督は、自らの人選ミスではなくGKの責任とアピールするかのように、17分にヴィカーリオを投入しています。
あまりにも厳しかったCLデビュー。今季限りでスパーズを離れると思ったファンも多かったのではないかと思われます。失意のGKを救ったのは、2週間後に就任したロベルト・デ・ゼルビでした。ヴィカーリオが負傷したため、キンスキーを最後方に配した新監督は、チームを救うビッグセーブ連発を称え、正GKが復帰したラスト2試合も先発で起用し続けました。
2023年にエンポリから移籍したヴィカーリオは、リーグ屈指のショットストッパーと評された時期もあったのですが、プレミアリーグで過ごした3年のセーブ率は15位、16位、20位。4月にヘルニアの手術を受け、チームに戻ったとき、自らの立ち位置が変わったのを察したのでしょう。現在はセリエAへの復帰を希望しており、ユーヴェとナポリのターゲットになっているようです。
キンスキーの契約延長交渉をレポートした「アスレティック」のジェイ・ハリス記者は、スパーズの2人のGKについて「驚くべき逆転劇」といっています。わずか3ヵ月で、「重要な一戦を壊した戦犯」から「チームをプレミアリーグ残留に導いたヒーロー」へ。自らの力と環境の変化と、幸運によって道を切り開いた若き守護神を称えたいと思います。
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